赤堀雅秋と宮沢りえの結婚はあるのか?演出家・劇作家としての実力は?

2020年5月15日 更新

赤堀雅秋と宮沢りえの結婚はあるのか?演出家・劇作家としての実力は?

赤堀雅秋の才能に惚れた、魔性の女優宮沢りえ

赤堀雅秋は、1971年生まれの44歳。劇団「THE SHAMPOO HAT」の演出家で、演劇界注目のひとりです。最近、女優の宮沢りえとの交際が伝えられたことでも、話題になりました。現在の赤堀雅秋と宮沢りえとの関係ですが、これはまだ、かなり流動的ではないかと考えられます。

宮沢りえは、前夫との離婚もようやく成立。演劇や映画の話題作に立て続けに出演し、女優としてキャリアを着実に積み上げた今、赤堀雅秋に限らず、才能ある男との交際を存分に楽しんでいる様子です。赤堀雅秋と宮沢りえに結婚があるのかどうか、今後のことは全く想像がつきません。

赤堀雅秋は小劇場第6世代をリードする演出家

赤堀雅秋が1996年に旗揚げした劇団は「THE SHAMPOO HAT」です。先日、演劇界の鬼才、蜷川幸雄が亡くなりましたが、彼を戦後演劇界の第一世代とするなら、今はもう第六世代ともいうべき、1970年代以降に生まれた、新たな才能が登場しています。しかし、かつての小劇場ブームのように、その時代の若者文化とともにブームとなるような派手な動きはありません。それぞれの劇団が、独自の演劇を構築しているようです。

また、もう1つ特徴的なのは、新世代の演出家たちは、演劇、映画という分け隔てなく、自らの演劇を映画化することもできるということ。劇団「THE SHAMPOO HAT」で演出家を務める赤堀雅秋もまたしかり。1998年以降2013年まで毎年、作・演出を務め全公演を果たし、4度のノミネートを経て、2013年に、「一丁目ぞめき」で第57回岸田國士戯曲賞受賞するにとどまりません。自身の出世作である「その夜の侍」を2012年に、「葛城事件」を2016年6月に映画化したことで、俄然、注目が集まっています。

赤堀雅秋舞台「同じ夢」のあらすじキャスト!俳優出演した代表作は?

赤堀雅秋の「同じ夢」には、曲者俳優が勢揃い

赤堀雅秋は、公私ともに、何かと話題の多い人物ですが、芝居はコンスタントに続けていて、2015年12月にも、世田谷パブリックシアターで、赤堀雅秋オリジナル作品「同じ夢」が上演されました。キャストには、光石研、麻生久美子、大森南朋、木下あかり、田中哲司など、名うての役者が揃い、赤堀雅秋自らも出演しています。「同じ夢」は、千葉県船橋市のひなびた商店街にある精肉店一家を中心に展開される物語。交通事故で死んだ一家の妻の10年目の命日に集まる人々を描いています。

赤堀雅秋は、この芝居でもまた、親と子、友達、加害者と被害者、雇用者と被雇用者、介護者と被介護者など、それぞれが微妙な関係を保ちながら、表面的にはうまく付き合ってきた人間関係が、突然崩壊することによって生まれる、思いがけない真実を、日常的で、濃密な会話の中で描いています。

赤堀雅秋は俳優としては1シーン出演ばかりで未知数

赤堀雅秋独自の脚本と演出は、一見、平田オリザの静かな演劇のようで、濃密で限られた時空間の中、さまざまな対立項を複雑に絡めながら、それら全てをラストのカタルシスへと導く緻密さが、役者たちの間でもかなり評判になっています。赤堀雅秋が自身の劇団以外でユニットする芝居には、出演希望の役者が殺到しているともっぱらの評判です。そんな赤堀雅秋は、自身も、役者として、数多くの映画やテレビドラマに出演しています。しかし、ワンシーン的な出演が多く、突出したイメージをあまり残していないのが不思議といえば不思議です。

赤堀雅秋の映画2作目となる「葛城事件」の豪華キャストと衝撃的内容

赤堀雅秋の集大成というべき、2013年に公演した作品「葛城事件」が映画化され、2016年6月18日から全国公開されています。赤堀雅秋「葛城事件」は、無差別殺人事件を起こした加害者、その父、母、兄、そして加害者と獄中結婚をした女という、赤堀雅秋特有の関係性から生じる、壮絶な家族模様を描く問題作で、赤堀雅秋自ら、新たに映画用の脚本に書き改めました。主人公の葛城清役には、三浦友和。「清役は三浦さん以外に考えられない」という、赤堀雅秋からの熱いオファーを受けた三浦友和が快諾し、思い描いた理想の家族を求めながら、家族を崩壊させてしまった父親を、鬼気迫る演技で挑んでいます。

そして、次第に精神を病んでいく妻の伸子役は、渡辺謙の妻、南果歩。長男の保役は、舞台の「葛城事件」で稔役を演じ、「クズ男演らしたらトップクラス」と自認している新井浩文です。次男の稔役は、オーディションで選ばれた、注目の新人である若葉竜也が抜擢されました。

さらに、死刑制度反対の立場から、稔と獄中結婚する女性には田中麗奈と、実力派俳優がキャスティングされている点でも注目です。家族それぞれが、現代社会のさまざまな問題を抱え、極限に立たされたとき、家族は、いったいどうなってしまうのか?また家族とは何かを、深く鋭く問う作品となっている赤堀雅秋脚本の「葛城事件」。この夏ぐらいからは、各メディアへの赤堀雅秋の露出が、さらに増えてくるのではないでしょうか。

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