赤松真人の胃がんが発覚した経緯とは?守備と走塁のスペシャリストの復帰が待ち遠しい!

赤松真人の胃がんが発覚した経緯とは??妻やチームメイトが支えた闘病生活!

赤松真人はカープのベテラン外野手!胃がんが発覚した経緯とは?

赤松真人(あかまつまさと)は、広島東洋カープの外野手です。2016年、25年ぶりのリーグ優勝に沸いたカープから、「赤松真人が胃がんを患っている」という驚きのニュースがもたらされたのは年末の12月28日のことでした。妻の勧めで初めて受けた人間ドックで胃カメラの検査を行った結果、胃がんが判明した赤松真人。

2017年1月5日に、胃の半分近くを摘出する大手術を受けました。球団からは、赤松真人の胃がんは初期段階と発表されましたが、摘出した胃の細胞や組織を検査したところ、胃の粘膜の下にある筋層にもがんが届いており、リンパ節へのがん転移が発覚。

再発や他の箇所への転移を防ぐために、抗がん剤治療をすることになった赤松真人は、野球選手としての“選手生命”よりも“自分の寿命”を延ばすことを第一に考えて治療方法を選択したと明かしています。

赤松真人の結婚した妻はどんな人?闘病中のチームメイトとの秘話とは!

赤松真人は、プロ入り3年目の25歳の時に、2年の交際を経て、妻の寛子さんと結婚しています。大阪府茨木市出身で、ミス茨木に選出された経験のある容姿端麗な寛子さんと、赤松真人が出会ったきっかけは、立命館大学時代に知人に紹介してもらったことでした。

2007年12月5日の入籍から約1年後に広島で行われた結婚披露宴では、赤松真人と藤森中学校の野球部で共に汗を流した同級生の倖田來未からビデオメッセージも届いたとか。2人の息子を産み育てている寛子さんは赤松真人曰く「強い人」。胃がん闘病中の献身的なサポートには「一生頭が上がらない」と感謝することしきりです。

また、カープのチームメイトも励ましてくれているそうですが、特に内野手の菊池涼介は、試合前に選手やコーチみんなが集まっているところから頻繁にテレビ電話をかけてくれると言います。妻の寛子さんに赤松真人の体調を事前に電話で確認し、OKをもらってから連絡するなど、菊池涼介の細やかな配慮も嬉しいようです。

赤松真人は新井貴浩の補償で阪神からカープへ!世界が注目したスーパープレーとは!?

赤松真人は新井貴浩の人的補償で阪神から広島へ!プロ入りまでの道のりは?

赤松真人は、兄の影響で、幼稚園児の時から野球を始め、小学校・中学校と野球に精を出し、高校野球の名門・平安高校に進学。投手兼外野手として春の甲子園ベスト8に輝き、カープのスカウト陣からプロ入りを打診されていました。しかし、さらに力をつけるため進学を選択した赤松真人は立命館大学へ。

野手に転向し、4年では主将としてチームをまとめ、関西学生リーグで優勝。1試合の安打数や盗塁数でリーグ記録を出すなど、存在感のある野球選手へ成長を遂げました。右打ちの外野手獲得に動いた阪神タイガースから、2004年のドラフトで6巡目に指名され、晴れてプロ野球選手になった赤松真人。

寛子さんと結婚した翌月の2008年1月に、FA権を行使してカープから阪神に移籍した新井貴浩の人的補償でカープにやってきました。2015年にFA権を取得するも、広島残留を即明言し、2016年の25年ぶりのリーグ優勝にもいぶし銀の活躍を見せ貢献しています。

赤松真人は守備と走塁のスペシャリスト!スーパープレーに世界が注目!

赤松真人は、堅い守りと抜群の走力が魅力です。そんな赤松真人を、海外メディアが絶賛したプレーがありました。2010年8月4日、横浜ベイスターズ戦に起用された赤松真人は5回、村田修一が左中間へ放った“あわやホームラン”という打球を、フェンスに足をかけて飛び登り、スタンドに入る寸前のところでキャッチ。

赤松真人のスーパープレーは、アメリカのYahoo!ニュースのトップを飾り、アメリカのニュース番組では「日本野球史上、最も衝撃的なキャッチ」「スパイダーマンも敵わない!」と報道しました。YouTubeにアップされた赤松真人のスーパーキャッチ動画は世界中で再生され、大きな話題に。その後、球団は、赤松真人のスーパーキャッチを200万円かけて等身大のオブジェにし、マツダスタジアムに設置。2011年のシーズンオフまで「スパイダー赤松くん」として親しまれていました。

赤松真人が目指すは「プロ野球史上初、がんを克服して復帰した選手」!!

赤松真人が所属する広島東洋カープは、2017年に、37年ぶりのリーグ連覇を成し遂げています。優勝に大手のかかった試合では、「優勝の瞬間を一緒に迎えよう」という球団の計らいで、赤松真人も1軍メンバーとともに球場入りしていました。2017年9月18日、甲子園球場でやっとリーグ優勝が決まった際には、胴上げを見守るどころかバッチリ参加。緒方孝市監督の体をしっかりと支え、歓喜の輪の中心で笑顔を見せていました。

2017年のシーズンは、3軍で、胃の手術と抗がん剤治療による筋力の低下や手足のしびれに対応するためのリハビリメニューに汗を流していた赤松真人。カープが優勝したことについて、「病気でチームには何も貢献できていないので、複雑な気持ちもあるが、やはり嬉しい。励みになる」と胸のうちを明かしています。

また、家族やチームメイト、球団関係者はもちろんのこと、ファンからも、千羽鶴や膨大な数のファンレターが届くなど、たくさんの人の応援が闘病中の辛い時期を支えてくれたとコメント。「みんなに恩返しをしたい」との強い決意も口にしました。赤松真人は、プロ野球選手という特別な職業に就いている自分が頑張る姿を見せることは、同じ病気でつらい思いをしている人々に少しでも勇気や希望を与えられるのではないかと考えているそうです。

そこで、“がん患者代表”というくらいの気持ちで、一歩ずつでも復帰に向かって進んでいきたいと力強く語っています。球団もバックアップするべく、2018年シーズンも赤松真人と契約を継続することを異例の早さで発表しました。プロ野球史上、胃がんを克服して1軍に復帰した選手はまだいません。だからこそ、ファンが球場を真っ赤に染める中、「代走・赤松」とコールされて盗塁を決める姿に割れんばかりの喝采を浴びせる日が待ち遠しいです。

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