有栖川有栖の作家アリスシリーズ「臨床犯罪学者」の名探偵・火村英生の魅力!

有栖川有栖の作家アリスシリーズ「臨床犯罪学者」の名探偵・火村英生の魅力!

有栖川有栖の作家アリスシリーズ「臨床犯罪学者」名探偵・火村英生の魅力!

有栖川有栖の作家アリスシリーズとは?

有栖川有栖作のミステリ小説シリーズ「作家アリスシリーズ」とは、犯罪心理学者である探偵・火村英生と、推理作家で火村の助手(いわゆるワトソン君役)であるアリスこと有栖川有栖の二人が難事件を次々に解決していく推理小説です。

大学時代の同級生という設定のこの二人。学者と推理作家というそれぞれ違った分野ながら、異なった観点からのヒントをつなぎ合わせて難事件を解決していきます。その様には、読んでいるとどんどん引き込まれてしまいます。

この「作家アリスシリーズ」、1992年に第1作「46番目の密室」が出てから、2015年10月発売の最新作「鍵の掛かった男」まで、短編、中編を合わせて、発行されているのはなんと26作。長年にわたって大ヒットを続けている、大人気のシリーズ小説なのです。

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有栖川有栖の作家アリスシリーズ「臨床犯罪学者」の名探偵・火村英生の魅力!

この小説の魅力は、何と言っても主人公である名探偵・火村英生でしょう。京都にある私立大学で犯罪社会学の教授をしている火村英生。犯罪学を志したきっかけは「人を殺したいと思ったことがあるから」というちょっと後ろ暗いエピソードを抱えながら、白いジャケット、色の濃いシャツ、ゆるく結んだ細いネクタイといった、だらしないいで立ちに、ぼさぼさで白髪交じりの頭をかきまわすという典型的な「だめおとこ」。

しかし、猫を飼っていたり、さりげない気遣いがところどころに見られたり、と優しい一面も。そのため、なぜか毎回女性にもモテてしまうのです。こんな火村英生ですが、事件となると、途端にその切れる頭脳を生かし、事件を解決してしまいます。このように、火村英生の2面性こそが、「作家アリスシリーズ」のなんとも言えない魅力なのです。

有栖川有栖の代表作「女王国の城」あらすじ感想ネタバレ!

有栖川有栖の代表作「女王国の城」のあらすじは?ネタバレあり!

そんなミステリ作家、有栖川有栖の代表作と言えば、学生アリスシリーズの『女王国の城』。2013年には、第8回本格ミステリ大賞を受賞しています。

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推理作家研究会の部長である江神二郎の失踪から幕を開ける『女王国の城』。
江神の行き先は、新興宗教「人類協会」の本拠地があることで有名な、長野県と岐阜県の県境にある神倉という村でした。それは、若干21歳で人類協会の代表に就任した野坂公子が、「神倉城の新女王」などと、ちょうどマスコミをにぎわせていた頃でもありました。

江神に会いに行くため、人類教会の本拠地へと向かった推理作家研究会の一行でしたが、江神との面会中に殺人事件が発生。自力で解決したいと、警察の介入を拒む人類教会によって、全員が軟禁されてしまいます。

推理作家研究会のメンバーは脱出を試みますが、失敗。その後、第2、第3の殺人が行われる中で、ばらばらになった推理作家研究会のメンバーたち。その中で、城に取り残された江神と、学生だったアリスは、事件解決に向けて推理を始めるが……というお話です。

有栖川有栖の代表作「女王国の城」の感想

『女王国の城』は長編小説ですが、展開が面白いので長さを感じさせません。物語はテンポよく続いていくものの、途中のシーンでは、アリスとマリアが寂しさについて語っていたりと、話運びに緩急が付いているのでとても引き込まれてしまうのです。

物語のラスト、なぜ人類教会が警察を拒んだのか……の理由にしても、ひねりがきいていて「あ、そうだったのか」と思わされる謎解きが待っています。ここから先は読んでみてのお楽しみですね。

これまで、ともに活動してきた推理作家研究会の仲間たちそれぞれの個性が本作では特に際立って描写されていること、そして江神部長の過去も徐々に明らかになっていることで、次回作への楽しみも一段と増えていくこと間違いなしです。

斎藤工&窪田正孝が火村とアリスを演じる!テレビドラマ版「作家アリスシリーズ」

有栖川有栖の小説「作家アリスシリーズ」が、斎藤工・窪田正孝のコンビで、来年の1月にテレビドラマ化されることが決まりました。タイトルはそのままズバリ「臨床犯罪学者 火村英生の推理(仮題)」で、2016年1月から、日テレの日曜午後9時の新ドラマ枠。

気になるキャステングは、火村英生役を斎藤工が、有栖川有栖役を窪田正孝が演じます。斎藤工はこのドラマについて「スタイリッシュであり、どこか武骨でもある作品にしたい」とコメント。今「日本で最もセクシーな俳優」と言われ、篠原涼子との共演で演じた「オトナ女子」のヒモ役など、絶え間なく数々のドラマに出演している斎藤工。やさおとこで優しい火村英生、斎藤工が演じるとどんな感じになるのか今からとても楽しみですね。

一方、窪田正孝と言えば、ドラマ「デスノート」の夜神月(ライト)役の演技が記憶に新しい、ブレーク俳優。こちらも、その雰囲気が有栖川有栖のイメージにぴったりです。

名実ともに今最もブレーク中の二人がコンビを組んで、次々と難事件を解決する「臨床犯罪学者 火村英生の推理」。意外なことに、有栖川有栖の小説が映像化されるのはこれが初めて。有栖川有栖小説のファンはもちろんのこと、ドラマ版での名コンビにも注目が集まれば、新しいファン層も増えて、今後の連続ドラマ化だってありえるのではないでしょうか。

現時点で「作家アリスシリーズ」はすでに26作ですから、ネタにも不足はないはず。ヒットによる連続シリーズ化を見込んで、有栖川有栖には、シリーズ27作目、28作目と、さらなる新作を期待してしまいますね。

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