浅香光代vs野村沙知代の「サッチー騒動」をおさらい!内縁の夫や隠し子、愛人だった政治家とは?

浅香光代vs野村沙知代の「サッチー騒動」をおさらい!内縁の夫・世志凡太との馴れ初めは?

浅香光代vs野村沙知代の「サッチー騒動」をおさらい!発端は何がきっかけだった?

女剣劇界の大スターであり、重鎮である浅香光代は、芸能生活80年を超える舞台界のレジェンド。愛称はミッチーですが、この名が老若男女に広く知られるようになったのには、ある騒動が引き金となっています。その騒動とは、野球評論家・野村克也の妻である野村沙知代への批判が発端となった「サッチー騒動」。

時は1999年3月31日。野村沙知代に剣劇を教え、舞台で共演した浅香光代が、「あんな人はもう嫌だ!引っ叩いてやりたい」とラジオで話したことから2人の対立に火が付きました。こうして、当時70歳を過ぎた女性2人の、週刊誌やマスコミを巻き込んだ壮絶極まる罵倒バトルが始まります。

1996年の衆議院総選挙で次点だった野村沙知代が繰り上げ当選になる可能性が高まると、バトルにはさらに拍車がかかることに。浅香光代は「挨拶もろくにできないくせに何が代議士だ!税金の無駄遣い」と、野村沙知代を痛烈に批判しました。

浅香光代の口癖は江戸弁?内縁の夫・世志凡太との馴れ初めとは?

「ミッチー」の愛称と歯に衣着せぬコメントで一世を風靡した浅香光代の口癖は、「あたしゃあね~」。彼女の江戸弁調の話し方は、人気モノマネタレント松村邦洋の十八番でもあるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

男性よりも男らしい?サバサバした性格の浅香光代ですが、実生活では、コメディアンである内縁の夫・世志凡太と事実婚状態にあります。30年近くも生活を共にしている2人ですが、そもそもの馴れ初めとは何だったのでしょう。浅香光代の話によると、「梨本勝さんや当時の芸能レポーターから男女の関係があると大騒ぎされて、そんなに言われるのなら、いつでも別れられるのだからとりあえず一緒になっちゃえば」という話になったとか。

その後、2人は長い事実婚生活に突入しました。そんな浅香光代は、2016年に放送された「私の何がイケないの」(TBS系)で、世志凡太から公開プロポーズを受けています。その場で婚姻届にサインをした浅香光代でしたが、今もって婚姻届は役所に提出されていません。

浅香光代の子供2人の父親は?孫は俳優の浅香航大?

浅香光代の隠し子2人の父親である愛人だった政治家とは?

実生活ではコメディアンの世志凡太と事実婚を送っている浅香光代は、息子2人を持つ母親でもあります。子供たちの存在は周囲にも秘密だったようで、子供たちには、皆の前では自分のことを「先生」と呼ばせるなど徹底していました。浅香光代は、2014年に雑誌「婦人公論」で、「20代で出産した2人の息子の父親は既婚者の大物政治家(故人)だった」と告白。これにマスコミが飛び付き、「息子2人の父親は誰だ?」との隠し子騒動が勃発しました。

19歳の若かりし頃、50代の既婚者だった大物政治家と出会って恋に落ち、彼の子供を身ごもった浅香光代は、「子供は諦めてくれ」と懇願されます。しかし、「子供たちには決して父の名前を教えない」との約束と引き換えに出産に踏み切ったそうです。告白後は、複数の政治家から「父親は俺か?」と冗談交じりの連絡を受けたという浅香光代ですが、いまだに子供たちの父親の名前は明らかにしていません。

浅香光代の孫は人気若手俳優の浅香航大?

浅香光代に孫がいると話題になったことがありました。噂の孫とは、2014年にNHKの人気連続テレビ小説「マッサン」に出演し、今後大ブレイクするのでは?と期待されている若手俳優・浅香航大です。ジャニーズ出身でありながら、本格的に俳優を目指してジャニーズ事務所を退社。182cmの長身に加え、イケメンで、今もっともホットな若手俳優の1人と言われています。

浅香光代との血縁関係については、結果から言うと、答えは「ノー」。そもそも「浅香光代」は芸名であり、本名は「北岡昭子」ですから、親戚ということはまず考えられません。2人が同じ「浅香」という名字なので間違えられたのでしょう。ちなみに「浅香」というのは関東圏に多い名字だそうです。

浅香光代の舞台人生を描いたドキュメンタリー映画が進行中!浅香への謝罪と恩返しを誓った愛弟子がメガホンを握る!

「あいつには二度と会いたくない!」。89歳になった浅香光代をここまで毛嫌いさせた相手とは、「サッチー騒動」で有名になった野村沙知代ですが、皮肉にも浅香光代は、この騒動のおかげで全国区に名前を知られる存在となりました。そんな「サッチー騒動」から18年。現在、2017年に芸能生活80年を迎えた浅香光代の舞台人生を描くドキュメンタリー映画「浅草どさくさ物語 浅香光代の芸一筋」の製作が進行しています。

メガホンを握るのは、浅香の愛弟子だった映画監督の森零。かつて20歳で映画監督を目指して上京した森零は、端役で出ていた時代劇の撮影現場で出会った浅香光代の計らいで、事務所のワンフロアを無償で提供してもらった上に、芝居出演させてもらうなど手厚い恩義を受けます。

しかし2年後、森零は、海外への憧れから、浅香光代の推薦で決まりかけていた子供向けの特撮番組の主役を蹴って、断りもなく渡米。5年後に帰国して、映画製作の現場に就きました。ようやく監督としての仕事も安定してきたここ数年間は、「先生に働いた不義理を謝罪したい」との自責の念をずっと抱いていたそうです。

悩んだ末に、「先生への謝罪と恩返しは映画で表現するしかない」との結論に達した森零は、浅香光代に映画の話を持ちかけました。70分で描かれるこの映画は、女剣劇や舞台、芸にかける浅香光代の想いがインタビュー形式で明かされていくほか、古い舞台写真などで構成されます。

「若い頃は過ちもある。だけど森は30年を過ぎて謝りに来た。それが嬉しい」と語る浅香光代は、かつての愛弟子に深い信頼を寄せているようです。それにしても、愛弟子の不義理でさえ懐の深さで包み込む浅香光代に「二度と会いたくない!」と言わしめたサッチーこと野村沙知代は、ある意味「豪物」と言わざるを得ませんね……。

2018年には御年90歳となる浅香光代ですが、次作の構想を練るなどいまだ意気軒高です。「浅草どさくさ物語 浅香光代の芸一筋」の完成が待たれるとともに、生涯女優としての変わらない活躍にも期待しています!

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