ふ~どの名前の由来、プロゲーマーになるまでの道のりとは?スポンサーや所属先は?

2020年5月15日 更新

ふ~どの名前の由来、プロゲーマーになるまでの道のりとは?戦績や使用キャラの選び方は?

ふ~どの本名や名前の由来、プロゲーマーになるまでの道のりとは

プロゲーマーふ~どの本名は阿井慶太(あいけいた)と言い、名前の由来は、ゲームセンターで常にパーカーのフードを被っていたことだそうです。1985年生まれのふ~どは、10歳の時に、近所の駄菓子屋にあったゲーム機で才能を開花させ、次にハマった「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX」で、12歳にして千葉県内有数のプレイヤーに。

軽い気持ちで参加した「バーチャファイター3」の大会で優勝し、全国大会を経験したことで、格闘ゲーム=競技という認識が生まれたのは17歳の時のことでした。大会優勝を目指して日々鍛錬に励んでいたふ~どは、高校卒業後、ゲームを通じて知り合った人物が副社長を務める制作会社で格闘ゲームのデバッガーとして働くようになります。

その後は、ゲーム攻略雑誌「電撃」編集部で、モンハン(モンスターハンター)等のゲーム攻略を担当するライター稼業を経験。しかし、世界大会優勝を機にスポンサー契約の話があったことから、27歳で会社員という立場を捨て、プロゲーマーになりました。

ふ~どの戦績や使用キャラの選び方は?

ふ~どは、「闘劇」「World Cyber Games(WCG)」「Evolution(EVO)」「TOPANGAリーグ」「GODSGARDEN」という5つの大きなゲーム大会で優勝を成し遂げているトッププロゲーマー。世界一の規模を誇る大会EVOでは、ストリートファイターやバーチャファイター部門で、2011年優勝・2012年優勝・2014年3位・2016年準優勝という輝かしい戦績を残しています。

ふ~どは以前、「使用キャラクターは、そのゲームの最強プレイヤーのキャラ(バーチャファイターのリオン、ストリートファイターIVのリュウ)を選ぶ」と語っていました。しかし、プロゲーマー・ウメハラの使うリュウに勝てないなどの限界を感じたため、自分のプレイスタイルに合うキャラ(スーパーストリートファイターIVのフェイロン)を選ぶように。

さらに近年は、他のプレイヤーがあまり使わなさそうなキャラ(ストリートファイターVのレインボー・ミカ)にしていると、使用キャラの選び方を明かしています。

ふ~どがツイッターでの神対応で好感度が急上昇!「酔いどれゲーマー」と呼ばれるほどお酒好き

ふ~どがツイッターでアンチに神対応!ファンから称賛の声で好感度急上昇!?

ツイッターで一般人と気さくにやりとりすることがあるふ~どは、2016年8月に、アンチへ神対応をみせて話題になりました。スマホカードゲームでの勝利をツイートしたふ~どに、アンチの男性が「お前プロゲーマーなんだから、食事と排泄と睡眠以外は格闘ゲームに費やすのが普通だろ」とコメント。

さらに、「このままじゃ大会で優勝できなくなって、人生の敗者ww」というような内容を続けました。これに対しふ~どは、「プロゲーマーとしてやっていることは確かに怪しいが、格闘以外のゲームも好きだし、リスクはある程度受け入れています」。「価値は人によるので難しいが、○○さん(アンチの男性)に合わせるなら格闘ゲーム一本で行くべきですかね?」と返答。

最終的には、アンチが「俺はお前のスポンサーじゃないから合わせなくていい」と意気消沈したところに、ふ~どが「またヤバいと思ったら助言してください」と大人の対応をして幕を閉じています。至極失礼なアンチをブロックせず、丁寧な神対応でアカウント消去に追い込んだふ~どには、「プロゲーマーの鑑」と称賛の声が集まりました。

ふ~どの身体はラーメンとお酒でできている!?

ふ~どは、大のラーメン&お酒好きとして知られています。夕飯にラーメン店を訪れた後に夜食もラーメン店ということもよくあるほどで、ツイッターでは、食べたラーメンを画像付きで日々紹介。2018年1月に池袋で開催されたゲーム大会「EVOJapan2018」の前日には、海外や日本中から集まる大会参加者に向けて、池袋在住歴10年のふ~どが会場近くのラーメン店を17件紹介するという一幕もありました。

アルコールに関しては、主要な大会直前でも二日酔いになるくらい飲むことで知られているふ~どが、メディアで「酔いどれゲーマー」などと紹介されることも。一番のお気に入りは梅干しサワーですが、カロリーを気にして最近はハイボールにしているとか。ゲーム中はもちろん、歩きながらでも缶チューハイを数本飲むふ~どにとって、お酒は欠かせない友達のようです。

ふ~どがプロライセンス選手に認定!今後のスポンサーや所属先はどうなる?

トッププロゲーマーとしての地位を確固たるものにしているふ~ど。今や、彼の主戦場である格闘ゲームは、「eスポーツ」としてオリンピック種目入りも検討されるほどの人気です。そんな中、ゲーム先進国の米韓に続くべく、国内でも「日本eスポーツ連合(JeSU)」が2018年2月に新設され、プロライセンス制の導入が始まりました。

ライセンスは、これから国内で開催予定の高額賞金がかかるゲーム大会への参加権となるものです。もちろんふ~ども、カプコン社の推薦でプロ選手に認定されています。こうして、同月に幕張メッセで開催されたJeSU公認「ストリートファイターV AE闘会議GP大会」で3位に輝き、賞金50万円を獲得したふ~ど。しかし、プロライセンスについて聞かれると、現段階では「なくてもいいと考えている」と答えました。

理由は、高額賞金となるJeSU公認ゲーム大会の開催本数の少なさです。ふ~どは、「年間10回もないゲーム大会の賞金だけでは、多くの人は生計を立てられない」「小遣い稼ぎの参加権程度の価値しかないのでは」と率直な意見を述べています。同じゲームの大会でも、日本人にはなじみの薄いRTSというジャンルのゲームの世界大会の優勝賞金は、なんと10億円!ふ~どは、「日本人の得意な格闘ゲームの賞金ももっと高額になれば、ゲーム人口も増え、プロゲーマーが夢のある職業になるのでは」と業界発展を願ってコメントしています。

EVO2011での優勝を機に、日本人として初めてアメリカのゲーム周辺機器メーカーRazer社所属のプロ格闘ゲーマーになったふ~ど。しかし、2016年11月に移籍したTeamGraphtとは2017年11月でスポンサー契約が終了しており、現在はフリーの身です。

「ふ~どほどの実力者でもスポンサー契約がつかないのか」とファンから驚きの声が漏れているように、国内のプロゲーマーが置かれている状況は厳しい様子。先駆者が歩む道はいつでも厳しいものですが、ふ~どには、これからも世界大会で活躍し続け、若者に夢を与える存在として最先端を走り続けてもらいたいものです。

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