浜美枝は日本初のボンドガール!ハーフにしか見えないけど本当は?

2020年5月15日 更新

浜美枝は日本初のボンドガール!ハーフにしか見えないけど本当は?

浜美枝は日本初の007ボンドガールとして映画出演!

浜美枝は1960年、16歳の時に、映画女優としてデビューし、1967年には、日本が舞台となった007シリーズ映画「007は二度死ぬ」のボンドガールに抜擢されました。最初は軽い気持ちでオファーを受けた浜美枝でしたが、大変な苦労があったようです。英語もよく話せなかったので、ますは英語の勉強だけのためにロンドンに渡り、イギリスの女優から猛特訓を受けることから始まりました。

特訓はホテルの部屋で行われ、ボンドガールとしての自覚を持つようにとも言われたとか。撮影よりも、英語の猛特訓が一番嫌だったと語っている浜美枝。しかしその結果、しっかり英語も話せるようになり、007の撮影は無事にスタートしました。
浜美枝は、ボンド役のショーン・コネリーから大変可愛がられました。自分があの頃もう少し精神的に大人だったら、恋愛ということではないけれど、一緒にお芝居を観たりして楽しめたかもしれないと話しています。

浜美枝は国際的なセクシー女優!ハーフっぽい顔立ちだけど本当のところは?

浜美枝が「007は二度死ぬ」に出演して魅せたセクシーな姿は、国際的にも有名になりました。目鼻立ちがくっきりしていて、スタイルもバツグンの浜美枝。どこか日本人離れして見えますが、実際のところは、ハーフではありません。浜美枝の出身は東京都で、実家はダンボール工場を経営していました。兄妹には、兄が1人と、弟が2人という、なかなかの大家族です。

浜美枝は、太平洋戦争の真只中に生まれました。終戦後、戦地から帰った父は、精神的ダメージが大きく、働くこともままならない状態だったので、母が一家の働き手だったようです。そのため、幼い頃から家事をしていたのは娘の浜美枝。ハーフどころか、戦後の動乱の中を、日本人として強く生き抜いてきた女性なのです。

浜美枝が結婚した夫や子供の現在!古民家再生への情熱がスゴイ!

浜美枝が結婚した夫はどんな人?子供はいるの?

浜美枝は、29歳の時に、アニメーションプロデューサーの金子満と結婚しました。夫の金子満は、日本のコンピューターグラフィックスの父と呼ばれるほどの実績を持つ人物。現在は、東京工科大学の大学院で教授をしています。
浜美枝には男2人、女2人の子供がいて、今ではもちろん成人しています。子供が生まれた時、自然の中で育てたいという思いから、浜美枝は、東京から箱根に引っ越し、古民家での生活を始めました。

現在は、古民家を再生した自宅は、「箱根やまぼうし」と名付けられ、長男の金子森が、ワークショップや展覧会などを開催する場所として運営。また、長女の金森令奈は、その隣にあるレストランやアンティークショップのオーナーをしています。

浜美枝の古民家再生への情熱は10代の頃から!?

浜美枝は、10代の頃から日本文化に深く興味を持っていたといいます。女優になってからもずっと、日本文化と農業を守る運動を行ってきました。古民家の再生も、その活動の中で、浜美枝が持ち続けてきた夢でした。
浜美枝の箱根にある自宅は、全国各地を旅しながら200軒以上見てきた古民家の中で、壊されようとしている12軒の柱や梁などを譲ってもらい、再生利用して建てた古民家です。

完成するまで10年もかかったそうですが、それもそのはず。古民家が解体される時も、浜美枝が自ら立ち会い、木材は、自分自身の手で煤を落として洗い、磨きをかけるという徹底ぶり。大工さんたちと相談しながら、ひと部屋ひと部屋を、少しずつ建てていきました。

浜美枝が「徹子の部屋」で星由里子と40年ぶりの共演。しあわせな人生を語る!

浜美枝は、8月1日に放送された「徹子の部屋」で、女優の星由里子と40年ぶりに共演しました。浜美枝は10代の頃、星由里子、田村奈巳とともに東宝の「スリーペット」として活動していたこともあり、当時、星由里子とは、お互いに良きライバルでした。浜美枝と星由里子は、若い頃の思い出をなつかしく語り合い、40年ぶりの再会を心から喜んでいました。

浜美枝は、「徹子の部屋」の中で、40歳の時に女優業は引退したと話していましたが、今はライターとして活躍しています。また、農業の支援活動や、古民家再生の活動は、女優の頃からずっと続けてきました。若い頃の浜美枝について、星由里子は、「お給料が入るたびに、家の材料を買っていた」と語っていました。最近は、浜美枝の孫も、古民家造りを手伝ってくれているそうです。浜美枝は、家族とともに、箱根で楽しく幸せに暮らしているようですね。

「徹子の部屋」でも、70代とは思えないような生き生きとした姿を見せてくれた浜美枝には、最近の著書に「孤独って素敵なこと」があります。この著書には、生きることや子育てなどに悩む女性に送るメッセージが込められていて、「孤独の先にこそ、しあわせがある」という浜美枝の人生観がよく分かる内容となっています。

浜美枝は、日本初のボンドガールとなり、女優として脚光を浴びてきましたが、「ここは私の居場所ではない」という孤独感がいつもあったといいます。しかし、それが嫌だったわけではなく、孤独感があるからこそ、たくさんの出会いにも恵まれたのだと続けました。これは、どんな自分も受け入れて、楽しむ術を知っているからこそ言えることです。

女優は引退した今もなお、浜美枝が美しく輝いて見えるのは、内面から出ている美しさなのではないかと思います。これからも充実した毎日を過ごして、素敵に年を重ねて欲しいですね。

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