Hi-STANDARD(ハイスタ)完全復活!伝説のメロコアバンドの活動休止理由は?

Hi-STANDARD(ハイスタ)完全復活!伝説のメロコアバンドの活動休止理由は?

Hi-STANDARD(ハイスタ)活動再開か!10年以上に渡る活動休止期間を経て復活した経緯は?

Hi-STANDARD(ハイスタ)は、1991年に結成された男性3名によるバンドです。もともとは、ヴォーカリストを含めた4人構成でしたが、結成から間もなく、難波章浩(ヴォーカル・ベース)、横山健(ギター・ヴォーカル)、恒岡章(ドラム)の3名体制に落ち着きました。

インディーズバンドながら大人気を博していたHi-STANDARDは、まさに人気絶頂中だった2000年に急に活動休止。以後、10年以上、Hi-STANDARDとして演奏する場はみられませんでした。しかし、2011年の東日本大震災をきっかけに、幾度かのライブ演奏によって活動を再開しつつあったHi-STANDARD。2016年10月5日には、公式アナウンスもなく、シングル「ANOTHER STARTING LINE」が突如リリースされ、完全復活が報じられました。

Hi-STANDARD(ハイスタ)は伝説のバンド!彼らを活動休止に追い込んだ理由とは?

Hi-STANDARD(ハイスタ)は、インディーズバンドとしては珍しく、100万枚を超えるアルバムセールスを記録するなど、インディーズロックシーンを牽引するバンドとしてその存在が崇拝され、伝説のバンドとして語られてきました。メロディック・ハードコアという、パンクロックの一種でありながらも、メロディアスなジャンルの略称、「メロコア」を広めたバンドの代表格でもあります。

そんなモンスターバンド・Hi-STANDARDにも、10年以上の活動期間を通じて、爆発的な人気に応えねばならないプレッシャーや葛藤もあったのでしょう。横山健は精神疾患を患い、恒岡章も、精神的に多少不安定になるという局面を迎えます。今では伝説となっているHi-STANDARD主催のライブイベント「AIR JAM 2000」の成功とは裏腹に、バンドとしての活動が、次第に成り立たなくなっていったHi-STANDARD。

その結果、特定の理由というよりは、いろいろな背景が重なって、Hi-STANDARDは、自ずと活動休止を迎えてしまうこととなりました。

Hi-STANDARD(ハイスタ)横山健と難波章浩の不仲説!ソロ活動の評判は?

Hi-STANDARD(ハイスタ)のフロントマン横山健と難波章浩は不仲だった?噂の真相に迫る!

Hi-STANDARD(ハイスタ)のフロントマン、横山健と難波章浩には、一時不仲説が噂されました。横山健がブログで語ったところによると、噂ではなく、なんと事実であったようです。横山健が作ったバンドBBQ CHICKENSの活動は、もともと「Hi-STANDARDのリハビリのため」という名目でした。

このことは難波章浩とも約束していたものの、横山健は、想定以上にBBQ CHICKENSの活動にのめり込んでしまいます。精神的に不安定な横山健を自分なりに支え、Hi-STANDARDとしての活動を強く意識していた難波章浩としては、この横山健の動きに対して愛想を尽かすしかありませんでした。こうして、当時、横山健と難波章浩の間に流れていた不穏な空気は次第に悪化。とうとう2人の不仲は決定的となってしまいました。

Hi-STANDARD(ハイスタ)は活動休止中に各自ソロ活動!ファンからの評判は

Hi-STANDARD(ハイスタ)の3人は、バンド活動休止中も、精力的にソロ活動を続けていました。自分でユニットを作ったり、他のバンドにサポートとして参加したり、いろいろなパターンがあります。横山健は、BBQ CHICKENSやKen Yokoyamaバンドの活動を中心に活動。恒岡章も、CUBISMO GRAFICO FIVEなどでドラムを続けていました。

しかし、難波章浩は、TYUNKやULTRA BRAINのように、プログラミングを中心とし、バンドサウンドから離れたチューンを手掛けることもありました。Hi-STANDARDのヴォーカルとして、パンクロックの印象がどうしても強い難波章浩の新ジャンルへの挑戦は、ファンが期待する方向性に反していることもあり、評価はあまり高くありませんでした。

一方で、難波章浩は、NAMBA69というパンクロックバンドも結成しており、こちらのパフォーマンスは、ファンの意向に沿う形であったため好評だったようです。

Hi-STANDARD(ハイスタ)16年ぶり新作で初首位獲得!バンド活動に対する熱い思いがファンに届く!

Hi-STANDARD(ハイスタ)活動休止中、メンバーの3人は、それぞれソロで活動していました。しかし、難波章浩と横山健は、それぞれのソロ活動中に、時おり、Hi-STANDARDの名曲「Stay Gold」を演奏。イントロが流れただけで、ファンは熱狂していたものです。

2011年にAIR JAM 2011を主催し、Hi-STANDARDが活動を再開した際には、3万枚のチケットに対して22万人の応募が殺到したことからも、どれだけ多くのファンが、Hi-STANDARDの復活を心待ちにしていたかが分かります。今回、Hi-STANDARDが16年ぶりにリリースしたシングル「ANOTHER STARTING LINE」は、事前通知が一切なく、CDショップに偶然立ち寄ったファンが見つけて驚いたことから、瞬く間にその情報がネットを賑わせる事態となりました。

CDの売上金額は減少の一途を辿っており、オンライン上での販売やストリーミングが中心となっている昨今。あえて広告メディアを使わないアプローチをとってファンを驚かせたところには、実にHi-STANDARDらしさが出ていると思います。斬新な販売手法であるにも関わらず、本シングルは、オリコン首位を記録。Hi-STANDARは、その変わらない人気の高さを強く印象付けました。

Hi-STANDARDは、チケットの転売によるチケットの高額化を防止すべく、AIR JAM 2011以降は、各チケットの個人認証を強める動きも仕掛けています。多くのファンにライブに来て欲しいという意志や、CDを手に取って聞いて欲しいという意志を、バンド結成当時から明確に打ち出してきた活動姿勢もまた、Hi-STANDARDの人気をさらに高めているのでしょう。

多くのコアな音楽ファンに支持されてきたHi-STANDARD。彼らを目標に楽器を手にした若きバンドマンたちが現れる日も、そう遠くないかもしれません。

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