堀内正美というダンディな名俳優!実は「ラブライブ」オタクだった!?

堀内正美というダンディな名俳優!実は「ラブライブ」オタクだった!?

堀内正美は「軍師官兵衛」「仮面ライダードライブ」のダンディ俳優!父親や親戚も洗練され過ぎ!

堀内正美といえば、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の吉田兼和役や、「仮面ライダードライブ」「アイムホーム」などに出演していたベテラン俳優です。1950年3月22日生まれで、現在は66歳になりますが、白髪と端正な顔立ちに品を感じさせるダンディさには、ますます磨きがかかっている気がします。

堀内正美の父親は、1999年に亡くなった映画監督の堀内甲(ほりうちまさる)。叔父・堀内完(ほりうちかん)は、日本におけるモダンバレエの創始者であり、米国セントルイス団芸術監督の堀内元や、バレエスタジオHORIUCHIのバレエマスター堀内充(ほりうちじゅう)と堀内かおりは、いとこにあたります。いとこの中には、陶芸作家も!堀内正美が、いかに洗練された芸術一家に生まれたかが分かりますね。

堀内正美の俳優デビューのきっかけは、桐朋学園芸術短期大学在学中のスカウトでしたが、舞台に憧れて、演出家になるべく、短大では蜷川幸雄らに師事していたそうです。その後、映画やドラマのスパイスとなる名俳優となっていきますが、ナイーブな役から、乱心系まで、妖しく品を讃えた堀内正美の演技には、血統の良さがにじみ出ているような気がします。

堀内正美がTwitterで「ラブライブ」に熱狂!見かけとのギャップがスゴイ!

堀内正美は、洗練されたダンディズムを讃えた名俳優ですが、彼のTwitterには、そのイメージに反するポップさがうかがえます。特に、人々が驚いたのは、2015年6月11日の投稿。あのダンディな堀内正美が、新宿ピカデリーにて、映画公開に合わせて設置された「ラブライブ」のパネルの前で、キャラクターと似た舞のポーズを取っている画像が掲載されていたのです。

さらに、その数日後の投稿では、コンビニエンスストア限定の「ラブライブ」グッズをゲットしたという投稿に続き、「時代はラブライブだよ~」と、顔文字付きでつぶやきました。還暦を超えて、TwitterなどのSNSをまめに更新する気力は素晴らしいものです。しかし、まさかのラブライバーとは恐れ入りました。

よほど、ポップカルチャーとは、肌が合うのでしょうか。2004年には、堀内正美本人のイベント限定フィギュアを製作して発売しています。あまりにコア過ぎて、持っていればお宝に化けるかもしれませんね。

堀内正美の息子や妻は?現在は俳優から薬局経営者に転身!?

堀内正美が息子や妻と神戸へ移住した理由とは?

堀内正美は2人の息子の父親ですが、どうやら結婚した嫁は一般女性らしく、詳しい素性は明かされていません。結婚の時期も不明となっています。ただし、重度のアトピーを患っていた長男・甲太については、若干のエピソードがありました。堀内正美は、東京都世田谷区出身ですが、現在は兵庫県神戸市在住です。神戸に移り住んだのは1984年のことだったそうですが、これは、一向によくならない長男のアトピーを思い悩む堀内正美夫妻に、医師が「アトピーには潮風がある場所がいい」と言ったためでした。

堀内正美の仕事を考えて、関東近郊の伊豆という案もあったといいます。しかし、この頃は、堀内正美自身が、俳優としての自分に煮詰まり感を覚えており、環境を変えたいという気持ちを持っていました。そのため、適度に都会であり、海と山に囲まれた神戸市を選んだのだそうです。こうして育てられた長男は、海外の大学で映画を学び、現在はブランディングプロデュースなどを行う「株式会社Fish and Chips」の社長となっています。

堀内正美の現在も俳優だが「ほりうち薬局」経営のボランティア精神は筋金入り!

堀内正美は、現在、神戸市北区鈴蘭台で、「ほりうち薬局」という調剤薬局を経営しています。「ほりうち薬局」は、直接足を運べない人々に薬を配達するなど、地域貢献の役割をも果たしているそうです。オーナーとして、堀内正美本人が店内に顔を出すこともあるとか。「俳優より薬局のほうが本業」と語るのも、あながち冗談とは思えないくらいに、堀内正美はボランティア精神にあふれた人物です。

そのきっかけは、神戸に転居してきてから10年後に起こった、1995年の阪神淡路大震災でした。すぐさまボランティア団体「がんばろう神戸」を設立し、避難所や仮設住宅などで支援活動を始めた堀内正美。後に、「阪神淡路大震災1・17希望の灯り」の理事長に就任し、全国各地を講演活動しています。

また、関西の被災者から東日本大震災の被災地へ救援物資とメッセージを贈る「たすきプロジェクト」も、堀内正美が発起人です。とはいえ、近年も多くのドラマや映画に出演しており、俳優業のほうも順調のようです。

堀内正美が”まばたき俳優”を自称!「べっぴんさん」「溺れるナイフ」と出演作続々!

堀内正美のようなバイプレイヤーは、俳優業も順調とはいえ、一体どの作品に出演していたのか、思い当たらない人もいるかもしれません。堀内正美のTwitterの自己紹介文にも、「ハッキリと姿をさらすことなく、1回瞬きをすると、もう出てこない」「3瞬きを目指し……」とあり、”まばたき俳優(別名サブリミナル俳優)”を自称しています。

しかし、自虐もやってのける堀内正美のTwitterは、ダンディ俳優のキャラ崩壊を伴って、なぜか癒されてしまうものです。それこそ、毛並みの良い人間の大らかさともいえそうですし、ボランティア精神についても然りです。最近では、その気品に貫禄が生まれ、重厚な雰囲気の”お偉いさん役”を演じることが多くなっているようで、「仮面ライダードライブ」では国家防衛局長官、「相棒」でも外務省事務次官でした。

そして、2016年10月から始まるNHK朝ドラ「べっぴんさん」では、芳根京子演じるヒロイン・すみれの婿の父親・田中五郎を演じるのですが、この人物も、良家の血筋と金を併せ持つ貴族院議員です。

また、11月5日に公開される、朝倉ジョージ原作漫画の実写映画「溺れるナイフ」には、菅田将暉演じる長谷川航一朗の祖父として出演することが決まっています。こちらもまた、その土地で世話にならない者はいないくらいの実力者であり、代々神主という役どころです。

カメラの前での堀内正美は、ほとんどが、全く冗談が通じなさそうな雰囲気を漂わせてはいます。しかし、明石家さんまに「さんまさんはモテたくて芸人になったんでしょ。僕は、モテて仕方がないから俳優になった」と発言したこともあり、素の表情は、かなりお茶目なようですね。なかなか魅力的なキャラですから、もう少し名前が売れてもいい気がするのですが、陰に徹して、密かに作品の色となるのもバイプレイヤーの実力。堀内正美は、間違いなく名俳優ということです。

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