ひょっこりはんは元漫才コンビ・ダイキリの宮下聡だった!早稲田大学卒のインテリ芸人

ひょっこりはんは元ダイキリの宮下!解散理由は「笑けずり」?

ひょっこりはんは元漫才コンビ・ダイキリのツッコミ宮下聡だった!

キノコヘアにひょろりとした風貌が、絵本「こびとづかん」の“こびと”にどこか似ている、よしもと所属のピン芸人ひょっこりはん。ツイッターに不定期にアップされる“♯ひょっこりはんどーこだ”という、ひょっこりはんがひょっこり出てくるだけの動画もシュールだと好評です。

ピン芸人になる前のひょっこりはんは、本名の宮下聡(みやしたさとし)の名前で漫才コンビ・ダイキリ(最終的には「トロフィーズ」と改名)のツッコミとして4年ほど活動していました。ネタの冒頭のつかみに定評があったダイキリは、兄弟漫才コンビの中川家から「つかみが良い」と褒められたことも。

業界内ではネタの評判が高かったダイキリ。しかしルックスに女性ファンがつかず、審査委員票は入っても観客票が入らないという、少し残念なポジションにあったことも事実です。

ひょっこりはんがダイキリを解散した理由とは?決定打は「このコンビでは楽しめない」だった

ダイキリを解散した理由として、ひょっこりはんが明かしたのは「性格の不一致」でした。具体的には、元相方でボケ担当の南部幸一への我慢と忍耐、やりたいお笑いを全くできなかった不満が4年間蓄積されて爆発した結果だったそうです。ペンションで合宿しながら人気芸人の講義を受け、課されたお題をもとに漫才を披露し、つまらないコンビが毎回1組ずつ脱落していくNHK BSのドキュメンタリー番組「笑けずり」に出演したダイキリ。

そこでは、元相方から「学芸会の木のよう」などとひたすらダメだしされる、ひょっこりはんの姿が……。合宿12日目で「笑けずり」から脱落したダイキリでしたが、他の芸人たちが楽しそうにネタをやっている姿を見て、まず自分たちが楽しむことがネタの面白さにも繋がっていることに気付いたひょっこりはん。「このコンビでは楽しめない=面白いネタはできない」という結論に達し、解散したと後に語っています。

ひょっこりはんは早稲田大学出身のインテリ芸人!東京NSC18期生だった

ひょっこりはんは早稲田大学LUDO卒のインテリ芸人!

ひょっこりはんは、「頭の回転が遅い」「記憶力が悪い」と自称していますが、2浪の末に早稲田大学人間科学部に合格すると、4年間できちんと卒業しています。立命館大学や同志社大学なども受験したそうですが、なぜか早稲田大学にだけ合格したひょっこりはんは、早稲田大学のインカレサークル「お笑い工房LUDO」に入部。10期生の幹事長を務める活躍ぶりでした。

ひょっこりはんが「お笑い工房LUDO」に入部した時は、新入生が30人ほどいたそうですが、ほとんどが退部してしまい、共に10期生卒業ライブを迎えたのはたったの5人だったとか。この早稲田大学の「お笑い工房LUDO」は、キングオブコント2017で瞬く間に時の人となったにゃんこスターのアンゴラ村長も輩出しており、今後注目を集めることもがあるかもしれません。

ひょこりはんは東京NSC18期生!先輩・小藪千豊の顔マネが秀逸

ひょっこりはんの芸名の由来は、もともと「ひょっこりしている」と言われることが多く、その言葉に京都弁の「はん」をつけ足したものだそうです。しかし、ひょっこりはんの出身地は京都ではなく、滋賀県守山市。1987年4月28日生まれで、30歳の誕生日には自らケーキ屋にホールケーキを買いに行き、チョコプレートに「ひょっこりはん」と記してもらったと言います。

特技として挙げている吉本新喜劇の座長・小藪千豊の顔マネは、クオリティが高いと芸人仲間からも好評です。いぼ痔と腰痛持ちで、ネタでも披露している通りヨガ教室に通っているひょっこりはんは、芸人仲間を連れて朝からヨガを行うことも。2012年に早稲田大学を卒業してからは、よしもとの養成所へ進み、東京NSC18期生としておばたのお兄さんらとお笑いを学び、2013年に南部幸一とダイキリを結成して2016年3月に解散。その後、ひょっこりはんとしてピン芸人のキャリアをスタートさせました。

ひょっこりはんが「おもしろ荘」に出演決定!「はい、ひょっこりはん」は流行る?!

ひょこりはんが2018年1月1日の0時半から放送される日本テレビ系列「ぐるナイおもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP」に出演します。ブレイク前の小島よしおやオードリーも出演していた「ぐるナイ」の「おもしろ荘」と言えば、お笑いファン必見の人気番組。最終オーディションに臨んだ36組の中から見事にオンエア権を勝ち取った10組に残ったひょっこりはんですが、出演を決めた感想は「こんなことあるんだなあ」という実にライトなものでした。

強烈なビジュアルとシュールなネタ、決め台詞の「はい、ひょっこりはん!」で、視聴者に強い印象を残して2018年にブレイクできるかは要注目です。“♯〇〇はんどーこだ”という、誰かがひょっこり出てくるだけの動画が、YouTubeやSNSなどで若者を中心に流行る可能性もあるかもしれません?!実はひょっこりはんは、ピン芸人という形態にこだわっているわけではなく、新しい相方を求めて、テレビ朝日の動画配信番組「芸人同棲 シーズン8」に出演したこともありました。

番組ではさまざまなお笑いをやってのける芸達者な側面をみせつけながらも、ダイキリ時代は元相方が主にネタ作りをしていたため、いざピン芸人になったら「何をしたらいいか分からない」と素直な心境も吐露。漫才コンビでもコントトリオでも構わないと柔軟な姿勢で相方探しに臨んだひょっこりはんは、元ベイビーギャングのりんたろー。とのコンビ結成を希望しましたが、想いは実りませんでした……。

しかし、ピン芸人を続けていたからこそ、「おもしろ荘」に出演するチャンスを手にしたとも考えられるでしょう。ひょっこりはんこと芸人・宮下聡の今後の活躍にも大いに期待したいですね。

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