石田衣良は最高年収2億円の人気作家!「池袋ウエストゲートパーク」に人気はいまだ健在

石田衣良は最高年収2億円の人気作家!生い立ち、受賞歴をおさらい!

石田衣良は最高年収2億円の人気作家!生い立ちは?幼い頃から読書好きだった

テレビ番組のコメンテイターなどとしても活躍している作家の石田衣良(いしだいら)。2016年2月、日本テレビ系「ナカイの窓」に出演した時に、最高年収は2億円だと語っています。さらに、「本を出すとモテる」とも明かしています。

「池袋ウエストゲートパーク」がドラマ化さるなど人気作家として不動の地位を得た石田衣良は、いったいどのような環境で育ったのでしょうか?1960年3月28日生まれの石田衣良は、東京都の出身です。幼い頃から本を読むのが大好きでした。近所には図書館が3つあり、そこで毎週4冊ずつ本を借りて読んでいたとか。つまり、1週間で12冊!それでも足りなくなり、文庫本も買って読んでいたというから驚かされます。

しかし、大学は、文学には関係のない成蹊大学経済学部を卒業。卒業後はフリーターをしていましたが、母が亡くなったことをきっかけに就職することを決意し、コピーライターとして広告制作会社で働きました。33歳の時にフリーのコピーライターになった後、小説家になろうと思った石田衣良は、数々の新人賞に応募し、1997年に第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞したことで小説家デビューを果たします。

石田衣良の受賞歴をおさらい!小説家になったのは36歳の時

直木賞作家として有名ですが、小説家になったのは36歳の時と、意外と遅咲きでした。とはいえ、デビュー後の活躍ぶりは目を見張るもので、1997年のデビュー作「池袋ウエストゲートパーク」は、第36回オール讀物推理小説新人賞の受賞作品。2003年には、「4TEEN」で直木賞を受賞しました。

この直木賞受賞に至るまでにも、「娼年」や「骨音」などが直木賞候補として挙げられていましたし、石田衣良の文学賞の受賞作品はこれらにとどまりません。2006年には、「眠れぬ真珠」で第13回島清恋愛文学賞を受賞。「北斗:ある殺人者の回心」は、2013年の第8回中央公論文芸賞の受賞作品です。

石田衣良が新海誠監督をバッシングして炎上!?執筆にはクラシック音楽が欠かせない!

石田衣良が新海誠監督をバッシングして炎上!?そんなつもりはなかったのに……

石田衣良は、新海誠監督の映画「君の名は。」が大ヒットしたことについて、「NEWポストセブン」のインタビューを受けました。最初に、若者の気持ちをつかむのがうまいと評価した石田衣良。その上で、「新海誠監督は高校時代に楽しい恋愛をしたことがないのかもしれない」と、実体験がないからこそ生み出せた理想郷が若者の憧れを集めたと続けたことで、新海誠監督の怒りを買ってしまったようです。

石田衣良の発言に対し、新海誠監督が、「なぜ面識もないのに人生経験の有無まで言われなければならないのか」とTwitterでつぶやいたことから、ファンたちの間でも炎上する騒ぎに。社会問題や現実に起こっていることを小説の題材に据えることの多い石田衣良。そんな研ぎ澄まされた視点で捉えた率直な一個人としての感想が、非難していると取られてしまいました。

石田衣良の執筆にはクラシック音楽が欠かせない!仕事場にはこだわりのオーディオが!

石田衣良はクラシック音楽好きでも有名です。NHKの「らららクラシック」という番組で司会を務めていたこともあるほか、「モーツァルトのいる休日」という著書では、クラシック音楽についての持論を書いています。執筆する際にも、もちろんクラシック音楽は欠かせません。

石田衣良の広い仕事場にはこだわりのオーディオが備えられており、音楽に満たされた空間で執筆に励んでいます。シリーズ化された人気作品「池袋ウエストゲートパーク」にも、クラシッ音楽がよく出てきますが、執筆中の石田衣良は、キレのよくテンポの速い作品になるようにと、バッハやヒップホップなどを聴いていたそうです。

石田衣良は小説家デビュー20周年!「池袋ウエストゲートパーク」に人気はいまだ健在

やや遅咲きのスタートだった石田衣良も、小説家としてデビューしてから20周年を迎えました。デビュー作の「池袋ウエストゲートパーク」はシリーズ化されて、最新刊の「裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII」が2017年9月に発売されるなど、今なお続いています。

デビュー作が人気シリーズとして続いてきたのは、テーマが自分に合っていたからで、登場人物のマコトたちと一緒に自分も成長できたことがうれしいと言う石田衣良。人気作家として20周年を迎えた石田衣良の感想は「いよいよ新人作家ではなくなった」で、まだまだベテランという意識を持つことはできないそうです。この先10年は、中堅という位置づけで、「娼年」のような作風と、社会問題を取り上げたものの2つのバランスを取りながら書いていくことが目標だと語っています。

石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」シリーズは、これまでにドラマ化されていますが、2017年12月にはミュージカルが上演されることも発表されました。作品の舞台となった池袋では、一般都民が参加して楽しむダンスエンターテインメント企画として、「池袋ウエストゲートパーク」を題材にしたワークショップを、2013年と2015年に行ってきたそうです。

それを結実させたのが「池袋ウエストゲートパーク・SONG&DANCEミュージカル」!メインキャストは、大野拓朗や染谷俊之、DISH//の矢部昌暉らが務めますが、それ以外のキャストは、これまで2回にわたって行なわれたワークショップ参加者からも選出されます。

石田衣良は小説を書くという手段を通じて、その時々の社会問題を提起してきました。ただおもしろいだけで終わらないストーリー性があるからこそ、シリーズ化されたり、ドラマやミュージカルなどさまざまな形に姿を変えて取り上げ続けられたりするのではないでしょうか。今の時代をどう生きれば良いのか?石田衣良には、これからも、若者たちに生きるヒントを与え続けて欲しいですね。

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