石井ふく子「渡る世間は鬼ばかり」伝説のプロデューサー!ギネス記録は3つも!

石井ふく子「渡る世間は鬼ばかり」伝説のプロデューサー!ギネス記録は3つも!出典:http://www.oricon.co.jp

石井ふく子「渡る世間は鬼ばかり」伝説のプロデューサー!ギネス記録は3つも!

石井ふく子はテレビ創成期からドラマ一筋の伝説的女性プロデューサー

石井ふく子は、90歳にして現役のテレビプロデューサー。1955年開局したTBSに1961年に入社し、1974年退社するまでずっと、一貫してドラマ制作に携わてきました。そして、「肝っ玉かあさん」「ありがとう」「女と味噌汁」など、TBSを代表するドラマを次々と制作。退社後も、TBSの専属フリープロデュサーとして活躍を続け、21世紀に入ってからはテレビ朝日のドラマも数本手掛けています。

そんな石井ふく子が近年世に送り出した代表作といえば「渡る世間は鬼ばかり」、通称「渡鬼」です。世の主婦層に、長年圧倒的人気を誇ったホームドラマですが、お父さんや婿殿にとって、この放映時間は、魔の時ではなかったでしょうか。なぜならば、これほど微に入り細に入り、嫁姑、親子間の問題や諍いごとをあからさまに描いたドラマは他になかったからです。

石井ふく子はプロデューサー・演出業でギネス記録を3つ獲得!

石井ふく子は、テレビドラマとともに数多くの舞台演出を手掛け、この8月には、183本の「最多舞台演出本数」で、自身3つ目となるギネス世界記録に認定されました。あとの2つは、1985年の時点で、テレビドラマのプロデュース数が1007本となり、「テレビ番組最多プロデュース」を記録。

2014年には、87歳と342日目で「世界最高齢の現役テレビプロデューサー」として、これまたギネス記録に認定されています。石井ふく子の圧倒的な量の仕事ぶりは、戦後における、映画やテレビドラマの著名なプロデューサー、演出家たちを凌駕し、追随を許しません。

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石井ふく子の父親は誰?複雑な生い立ちで結婚がトラウマに?

石井ふく子の父親は新派の名優で赤の他人?!

石井ふく子の生まれは、なかなか複雑です。石井ふく子の父親は、劇団新派の名優だった伊志井寛。母親は、君鶴と呼ばれた芸者で、小唄の家元となった三升延です。これだけ聞けば、小さい頃から古典芸能や芝居に通じていたという話になりそうですが、実は、石井ふく子は、伊志井寛の実子ではなく、母の三升延が、前の恋人と別れた直後に妊娠が発覚した子供。

三升延は、夫の伊志井寛に認知を求めず、石井ふく子を一旦祖母の子として役所に届け、結婚後に自分の養女として石井ふく子を迎えています。つまり父・伊志井寛とは、戸籍上も他人という関係でした。

石井ふく子が家庭的に恵まれず自ら離婚してでもこだわったホームドラマ

石井ふく子は、父・伊志井寛との関係がぎくしゃくしていたようで、家族みんなで食卓を囲むといった一家団欒を経験したことがなかったようです。だからこそ、家族の在り方というものに対して強い思いがあり、ホームドラマにこだわっていたのかもしれません。

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そんな石井ふく子は、32歳で結婚し、ようやく自分の家族を持つことができましたが、ほどなくして離婚しています。子供時代に家庭が不幸だった人は、得てして自分の家庭生活に対して理想が高すぎ、うまく行かない場合が多いともいわれていますが、石井ふく子の場合はどうだったのでしょう。結局、家族を持てなかった石井ふく子が、日本の家族問題の集大成ともいえる「渡る世間は鬼ばかり」をプロデュースして成功を収めたのは、まるでドラマのような、皮肉な巡り合わせともいえます。

石井ふく子と橋田壽賀子の2人合わせて181歳の「渡鬼」タッグは永遠に

石井ふく子がプロデューサーを務める「渡る世間は鬼ばかり」の新作が、もうこれが最後といわれながら、9月18日と9月19日に2夜連続で放送されました。今回のテーマは、「老いの孤独」。ストーリーは、40年以上切り盛りをしてきた「幸楽」の改装が決まり、泉ピン子扮する五月は、暇を持て余します。

しかし、娘夫婦とは改装の件で衝突し、角野卓造演ずる五月の夫は、趣味のバンド練習で不在がち。えなりかずき演じる長男の妻が妊娠したことを知って、何かと手伝おうとしますが邪険にされと、ますます孤独になっていく五月を中心に、家族それぞれの葛藤が描かれました。

1990年にスタートした「渡る世間は鬼ばかり」は、シリーズ開始からすでに26年。長男役のえなりかずきが、5歳だったのがもう31歳となると、プロデューサーである石井ふく子も、さすがに感慨深いようです。長年のパートナーである脚本家の橋田壽賀子は、前回で終わりのつもりで、この作品を書くまでは、世界を巡る100日間の船旅に出ていたそう。

そんな橋田壽賀子に、日本の家族にとって新たな大きな問題である「老い」というテーマを示して、再び書く気を起させた石井ふく子の、プロデューサーとしての着眼点には、目を見張るものがあります。石井ふく子は、インタビューで、「仕事には終わりがないという気持ちで私はやっています。橋田先生もそう思っているんですけど」と答えました。石井ふく子90歳、橋田壽賀子91歳。2人合わせて181歳のヒットコンビによる「渡鬼」は、どうやら、まだ続きそうです。

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