片桐竜次は「相棒」でお馴染みの脇役俳優!芸歴45周年で映画初主演!

片桐竜次は「相棒」でお馴染みの脇役俳優!水谷豊との関係は?

片桐竜次は「相棒」には欠かせない脇役俳優!決め台詞は?

片桐竜次(かたぎりりゅうじ)は、ドラマや映画で大人気の「相棒」シリーズに出演しているベテラン俳優です。芸歴は46年と、脇役俳優ながら、刑事ドラマの制服組から任侠映画のヤクザの組長まで演じる、実力俳優として存在感を発揮しています。

「相棒」の出演歴が今年で17年となる片桐竜次は、2000年の初回放送時から活躍している貴重なレギュラーメンバーの1人です。「相棒」の中で、片桐竜次が演じているのは、出世欲が強く、保身に走りがちな内村刑事部長。部下を怒鳴り散らす「バカモン!」の台詞は、内村刑事部長の決め台詞となっています。

片桐竜次と水谷豊「相棒」シリーズでお馴染みの2人は仲良し?

片桐竜次は、「相棒」で主役の片山右京を務めている水谷豊と、長年撮影を共にしてきました。実は20代の頃から付き合いがあるとのことで、2人の交友歴は40~50年。「相棒」に限らず、他の映像作品でも共演する機会が多かったこともあり、プライベートでも仲が良いと言います。とはいえ、片桐竜次は水谷豊を、「すてきな方で、天才」と語るなど、尊敬の念をまじえた関係性のようです。

「相棒」でも、長いセリフを頭に完璧に叩き込んでいる水谷豊の熱演を、自分のNGで邪魔することがないようにといつも緊張しているそうです。ちなみに、名俳優の故・松田優作とも交流があり、若い頃は、3人でよく遊んでいたと語っている片桐竜次。役者としてのそれぞれの個性はまったく異なりますが、年齢もそう離れてはいませんし、同じ俳優仲間として刺激し合う点も多かったのでしょう。

片桐竜次は「ピラニア軍団」出身俳優!45周年で映画初主演!

片桐竜次がいた「ピラニア軍団」とは?

片桐竜次は21歳の時に、東映のニューフェイス(俳優発掘オーディション)でデビューしました。所属したのは「俳優課」で、役名もないような端役や、斬られ役ばかりを演じる毎日。当時、同じような境遇にあったのが、志賀勝や川谷拓三です。大部屋俳優たちが集まる飲み会、最初は「ピラニア会」と呼ばれていました。その後、メンバーを束ねた渡瀬恒彦が、「東映ピラニア軍団」と命名。室田日出男や小林稔侍らも加わり、殺される役や悪役を演じる強面俳優の集まりとして、知られるようになりました。

最初は、脇役大部屋俳優の集まりに過ぎなかった「ピラニア軍団」ですが、深作欣二ら有名映画監督に「面白い」と注目されたことから、ブレイクする俳優たちも出始めます。そんな中、身体能力の高かった片桐竜次は、アクションシーンの多いヤクザ映画や刑事ものに活路を見出しました。その後も、刑事ドラマに数多く出演してきました。その流れが、現在レギュラー出演中の「相棒」シリーズにも繋がっていると言えますね。

片桐竜次の芸歴は45周年を突破!初主演映画とは?

片桐竜次は、これまで映画史上に名を残している、数々の名作に出演してきましたが、主演作品と言えるものはありませんでした。しかし2016年、片桐竜次の芸歴45周年を祝して製作・公開されたのが、初の主演映画「キリマンジャロは遠く」です。片桐竜次らしく、役柄は、暗黒街の殺し屋たちに命を狙われる元刑事の取り立て屋。

激しい銃撃戦を描いたシーンもありましたが、70歳という年齢を感じさせない熱演を見せています。本人曰く「老骨にムチ打って」とのことですが、「やられの美学」を追求したという本作で、「アクションを次の世代にも伝えたい」と、作品に熱い想いを込めたそうです。

片桐竜次はドラマで必要不可欠な脇役俳優として50周年を目指す!

片桐竜次は、2017年3月14日に亡くなった俳優・渡瀬恒彦の家族葬に参列しました。「ピラニア軍団」時代から切磋琢磨してきた仲間が、また1人天に召され、その心中はいかばかりでしょう。初主演映画に込めた、「アクションを次の世代に」との思いや、責任感が一層強まっているかもしれません。

刑事役から殺し屋役まで演技の幅が広く、男の哀愁や渋さも漂わせる片桐竜次の演技は、さらに重要度を増していくでしょう。テリー伊藤との対談では、「動けるところを見せたい」と語っている片桐竜次。「ピラニア軍団」時代と同様の派手なアクションは難しいと思いますが、年を重ねた役者でしか出せない味わいがあるはず。

これは、今後ますます、期待が高まるというものです。2016年に芸能生活45周年を迎えた片桐竜次が次に目指すは50周年。人生の半分以上を、役者に捧げているのはすごいことです。50年の節目には、ぜひまた主演作品を出してくれることを期待したいですね。

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