桂米丸は「お笑いスター誕生」で、とんねるずにダメ出ししてた!?

桂米丸は「お笑いスター誕生」で、とんねるずにダメ出ししてた!?

桂米丸は「お笑いスター誕生」で、とんねるずにダメ出ししてた!?

桂米丸は「お笑いスター誕生」審査委員長

桂米丸は、落語会では大御所の存在。1925年生まれですから、なんと今年で91歳です。戦後の1947年に、二つ目突付きだしで寄席の高座に上がり、1949年には、桂米丸を襲名し真打に昇進。第一線で活躍を続け、現在、東西落語界では最高齢になっています。そんな桂米丸は、「笑点」や「お笑いマンガ道場」の初代司会者として、一躍有名になりました。

そして何よりも、「お笑いスター誕生」の審査員長であったことが分岐点でした。今振り返ると、当時の「お笑いスター誕生」の審査員は、いずれも当時のお笑い界を支えていた豪華メンバーでした。お笑い界の最高の目利きたちが審査していた「お笑いスター誕生」から、現在のお笑い界を支える芸人が多く輩出されたことも納得です。

桂米丸は「お笑いスター誕生」で、とんねるずにダ出ししていた?

「お笑いスター誕生」で審査員長だった桂米丸には、とんねるずが出場した時のエピソードがあります。当時18歳だった石橋貴明と木梨憲武が「お笑いスター誕生」に出場し、見事グランプリを獲得したとき、桂米丸は、2人の芸にきちんとダメ出ししたのだとか。木梨憲武がインタビューで、感謝の気持ちとともに語ったところによると、若きとんねるずの芸に関して「そのままでよい」と言ってくれたのが、当時審査員だったタモリや赤塚不二夫。

それに対して、桂米丸をはじめ、京唄子、鳳啓助は、とんねるずの芸を「起承転結がない」と分析。グランプリを獲得したにもかかわらず、きっちりダメ出しし、その後の指針を示してくれたのだそうです。「お笑いスター誕生」には、落語や漫才、お笑いというジャンルを越えて、芸人を育てる土壌があったのですね。

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桂米丸は桂歌丸の恩人だった!師匠・古今亭今輔は古典落語反対派?

桂米丸は桂歌丸の恩人だった!

桂米丸の弟子には、桂歌丸がいます。桂米丸は、桂歌丸の先輩であるばかりか、恩人でもあるそうです。桂歌丸は、若い時、思うように寄席に上がることができないことを不満に思い、若手落語家を集めて、待遇の改善を求める運動を計画してしまいます。この行動は、師匠・古今亭今輔を激怒させ、破門になってしまった桂歌丸。その後2年間は、化粧品のセールスや、メッキ工場勤務など、本人にとってはどん底の生活を送っていました。

それを救ったのが、桂米丸です。桂米丸は、桂歌丸と師匠・古今亭今輔との間に入り、桂歌丸が再び落語界に戻れるように仲裁したといいます。桂米丸が桂歌丸を呼び戻していなければ、今の「笑点」の司会に桂歌丸はいないのかもしれません。間違いなく、桂米丸は、桂歌丸の恩人ですね。

桂米丸の師匠・古今亭今輔は古典落語反対派?

桂米丸や桂歌丸の師匠は、5代目・古今亭今輔で、新作落語が人気の落語家でした。新作落語が人気だっただけあって、桂米丸の師匠・古今亭今輔は、古典落語に重きを置く考え方には反対派。もちろん、落語家になる時には古典落語をから入っていて、きちんと修行もしているので、古今亭今輔の噺は素晴らしく、レベルも高かったそうです。特に古典の怪談話や、芝居噺は本格派で通っていました。しかし、「古典落語もできた時は新作落語です」が古今亭今輔の口癖。自身の上州訛りがなかなか直せなかったこともあり、古典落語にこだわらず、新作落語の創作と普及に努めていたそうです。

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桂米丸「ドローン出前」でまだまだ新作に挑む

桂米丸は、師匠・古今亭今輔が新作落語の普及に努めていただけあって、90歳の今年も、元気な姿で浅草演芸ホールの寄席に出て、新作落語を披露しています。春風亭昇太やナイツなど、若手芸人が居並ぶ寄席でトリを務めた桂米丸。世間を騒がせた「ドローン」を題材にした新作「ドローン出前」を披露しました。90歳になってもますますエネルギッシュに、また落語芸術協会最高顧問という肩書に甘んじることなく、新作を作り続ける桂米丸には脱帽です。特に興味を持たなければ、落語という古典芸能に触れる機会はなかなかないと思います。

しかし、それでは落語という日本に古くからある伝統文化の行く末は明るいものではありません。海外からの渡航客も増えている昨今、落語は、より多くの人に触れる機会があることが望ましいはずです。その意味でも、落語を、より身近に感じることができる「新作落語」は、老若男女に落語を知ってもらうには格好の入り口となるでしょう。

現在は、若い芸人がそろってきているので、古典文化の伝承も踏まえた新作落語でたくさんの笑いを産めば、落語が再び庶民の楽しみとなる可能性も高まります。桂米丸の今なお変わらぬエネルギッシュな姿は、若い落語家を刺激し、影響力も大きいと思いますので、まだまだ頑張ってもらいたいと願ってやみません。

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