川上未映子に盗作疑惑!?津原泰水との間に何があったの?

川上未映子が離婚危機に!結婚・妊娠を綴った「きみは赤ちゃん」がおすすめ

川上未映子が離婚の危機に!芥川賞作家に訪れた産後クライシス

川上未映子は、1976年の大阪府大阪市に生まれ、2007年「早稲田文学0」に発表した「わたくし率 イン 歯一、または世界」が芥川賞候補となったことで世間の注目を集めた作家です。このときは惜しくも選考に漏れたものの、同年下半期に再び選出された「乳と卵(ちちとらん)」では、見事に芥川賞を受賞します。

遡ること5年、2002年に歌手デビューしていた川上未映子は、2005年にセルフプロデュースしたアルバムにおいて、初めて作詞を任され、詩を書くことに強く惹きつけられました。自身の詩の発表の場として、文芸誌の「ユリイカ」に目をつけ、編集部に直談判したところ、“文学系女子”という特集記事へ寄稿するよう促された川上未映子。

こうして掲載された詩が「早稲田文学」の編集者の目に留まったことが、デビュー作執筆へと繋がりました。こうして小説家となって4年。川上未映子は、妻になり、母になりました。しかし、育児のさなか見舞われた産後クライシスにより、離婚危機に直面することになります。

川上未映子自らが体験した結婚・妊娠を綴った「きみは赤ちゃん」がおすすめ

川上未映子と夫・阿部和重は、どちらも芥川賞作家で、バツイチ同士です。2人は、子供を持つにあたって、どのように向き合うべきかについての話し合いを繰り返し、出産に挑んだといいます。それにもかかわらず、いざ蓋を開けてみると、世間の夫婦と同じように産後クライシスに陥ってしまった川上未映子。

とうとう阿部和重との離婚危機に直面してしまいました。産後クライシスとは、“出産を境に、否が応でも子供中心の生活に変えざるを得ない妻”と、“家事や子育てに直面し、戸惑うばかりの夫”との間に溝ができてしまう現象で、近年、深刻な問題として取り沙汰されています。

しかし、川上未映子は作家ですから、ただでは転びません。2014年には、自身が結婚・妊娠し、産後クライシスに陥った体験を綴ったエッセイ「きみは赤ちゃん」を上梓しています。川上未映子が明かした体験はどれもリアルなので、育児に疲れて孤独を感じている多くの女性たちや、悩める母親にもおすすめな一冊です。

川上未映子に盗作疑惑!?津原泰水との間に何があったの?

川上未映子のデビュー作「わたくし率 イン 歯一、または世界」に盗作疑惑!?

川上未映子と検索すれば「盗作」と出てくるほど、川上未映子の名前には、盗作疑惑がつきまとっています。大分すると、小説デビュー作「わたくし率 イン 歯一、または世界」に、津原泰水の短編小説「黄昏抜歯」のモチーフとアイデアが使われているというものと、尾崎翠の小説「第七官界彷徨」のあらすじを紹介するコラムにおいて、映画「第七官界彷徨」のあらすじを載せた新聞記事の内容を盗用したとするものの2つに絞られます。

2つの盗作疑惑のうち、小説に関していうと、モチーフ・アイデアともに重なることは“絶対にない”とは言い切れませんが、コラムについてはいかがでしょう。原作にはないのに、新聞記事にあるフレーズが8カ所も確認されていると聞くと、盗作を疑われても致し方ない気もします。

川上未映子と津原泰水との間に何があったのか?

川上未映子と「盗作」という検索ワードが並べて表示されるようになったのは、川上未映子が、新潮新人賞の審査員に選出され、そのことに対して、津原泰水がコメントしたことに始まります。2010年、津原泰水は、自身のHP上のBBSに「川上未映子のような未熟な作家が、アマチュア小説家の命運を決めるのは問題がある」といった趣旨の文章を載せました。

津原泰水が、川上未映子が審査員に不適切であると考える根拠は、主に2点。作家になって日が浅いことに加え、文学的な知識が欠けていることです。さらに、芥川賞をとるために、自分に教えを乞うてきたエピソードも書き添えられていました。川上未映子と津原泰水との間に何があったのか知る由もありませんが、津原泰水のやや感情的な書き込みはその後も続き、ついに「盗作」を指摘するまでに発展したのです。

川上未映子はこの秋注目の顔!渋谷マークシティとコラボ!ノラ・ジョーンズのニューアルバムで対訳担当!

川上未映子を広告塔に迎え、渋谷マークシティが、この秋「読むファッション」をテーマとしたキャンペーンを展開します。期間は9月1日(木)~11月9日(水)。各店舗の新作アイテムと川上未映子が書き下ろした散文詩を一緒に掲載したリーフレットの他、3000円以上購入した客を対象に、川上未映子の書き下ろしエッセイフォトブックを抽選でプレゼントすることになっています。

また10月1日(土)には、川上未映子スペシャルトークイベントも開催予定です。美しく聡明な芥川賞作家・川上未映子は、2010年公開の映画「パンドラの匣」で、女優デビューも果たしています。さらに、知る人ぞ知る抜群のプロポーションの持ち主となれば、世間が放っておくわけがありません。純文学というお堅いイメージと相まって、川上未映子の存在は、いわゆる“ギャップ萌え”ともいえるでしょう。

そんな川上未映子が、ノラ・ジョーンズが4年ぶりにリリースするニューアルバム「デイ・ブレイクス」において、収録曲の日本語対訳を担当していることが明らかにされました。前作発表から4年の間に2度の出産を経験し、母となったノラ・ジョーンズ。同じく母親となった川上未映子ですが、翻訳はこれまでのキャリアで経験したことのない初めての仕事だそうです。小説と音楽、ジャンルは違えども、結婚し、母親になっても前進し続ける姿は美しいもの。

表現者として輝き続けることは、何よりも川上未映子が“本物”であることの証明になるでしょう。「出る杭は打たれる」ということわざにあるように、才能溢れる人に妬みやっかみはつきものです。この秋は、輝くお母さんたちに注目ですね。

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