河村たかしの名古屋市長が政治塾が再開していた!マニフェストの評判は?

河村たかしの名古屋市長が政治塾を再開していた!マニフェストの評判は?

河村たかしのマニュフェストは減税と議員報酬削減が目玉

河村たかしは、住民と直結した政治を目指して、2009年に、名古屋市市長選挙に出馬しました。市民税10%減税、ボランティアによる地域委員会の創設、経済対策の3つを柱とするマニフェストを提示し、無駄遣いが大嫌いな名古屋市民の圧倒的支持を得て当選します。

市長就任後は、減税、議員報酬削減などで議会との対立が深まると、市長主導となる前代未聞のリコールを行い、議会の解散に成功。同時に、河村たかしは地域政党「減税日本」を立ち上げ、「減税日本」より出馬した市会議員たちが選挙に圧勝しました。自らも市長に再選された河村たかしは、現在、第33代名古屋市長を務めています。最近は、大阪での「日本維新の会」の躍進、東京都都知事の小池百合子ブームに便乗して、4年ぶりに「河村たかしの政治塾」を開き、地域政党「減税日本」の勢力拡大を目指している最中です。

河村たかしは市民の圧倒的支持を得て名古屋市長に再選!

河村たかしは、「河村たかし 気さくな67歳 減税日本代表」と銘打った公式サイトを開設するなど、ユニークな言動で知られています。良くも悪しくも、大阪や京都、福岡といった街の人々は、案外、ステレオタイプなイメージとあまり違わないものですが、こと名古屋の人となると、なかなかつかみどころがありません。そんな名古屋の街で、議会からリコールされても、市民たちの圧倒的支持を得て再選された、名古屋人の権化と言うべき市長が、河村たかしです。

河村たかし名古屋市長「南京事件発言」で名古屋市ピンチ!?学歴やプロフィール

河村たかしは市長になっても「南京虐殺事件」独自解釈発言で大ピンチ

河村たかしの、名古屋弁丸出しでのストレートな物言いは、その衆議院議員時代、中央政界において、何度も問題になったことがありました。名古屋市長になってからも、2012年2月20日に、姉妹都市である南京市の訪問団と会談した後の会見での発言が、国交も左右する議論を呼んでいます。

河村たかし曰く、「これまで言われているような南京事件はなかった。日中友好を実現するためにも、真実を糺す、日中両国での討論が必要」。たしかに何らかの虐殺行為はあったとしても、中国政府が声高に唱える20万人、30万人の虐殺が行われたということに関しては否定的なのが、日本としての見解であり本音です。

しかし、大抵の政治家は、この南京事件を、日中間のタブーとして決して触れることはありません。河村たかしは、恐れることなくこの問題に触れ、自らの意見を明確にしました。これも、頑固で生真面目な名古屋人の性格の表れでしょうが、中央政治にとって、河村たかしが、やっかいな人物であることには違いありません。

河村たかしは9回司法試験に落ちて政治を目指し、45歳で議員になった遅咲きの政治家

河村たかしは、1948年生まれの68歳。一ツ橋大学を卒業後、古紙回収業・卸売の家業を手伝いながら、検事を目指して司法試験に9回挑みますが失敗。今度は一転、政治家を目指します。河村たかしは、県議会や、衆議院選挙の2度の落選を経て、1993年の衆院選で、愛知1区から日本新党より立候補すると、45歳でやっと当選を果たしました。

以後は、新進党、自由党、民主党を経ながら、衆議院議員を5期務めます。しかし、天下国家を語るばかりで、現実性の乏しい中央政治とは反りが合わなかったのか、自ら下野して名古屋市市長になりました。

河村たかし最後の野望は、東京、名古屋、大阪による地方政治の大同団結か?!

河村たかしの野望は尽きません。どうやら最近では、大阪での「日本維新の会」の席巻や、東京都の小池百合子ブームに呼応して、従来の政党政治とは異なる、地域政党の結集を画策しているようです。2017年1月には、まずは手始めに、4年ぶりに「減税日本」による政治家養成塾を開くことを決定しました。

河村たかしは、記者会見で、「名古屋、東京、大阪の首長が連携して自民党に対抗する政治勢力をつくる必要がある」と気勢を上げています。さらに、小池百合子主宰の「希望の塾」から、講師依頼の打診があったと述べ、当方の塾でも、小池百合子や日本維新の会の現職議員らを講師に招きたいと述べました。

しかし、小池百合子の「希望の塾」が、「日本維新の会」の最高顧問である橋下徹を講師に招こうとして話題になったものの、講師のギャラで折り合いがつかず、話が御破算になったことはすでに知られている通り。もともと中央政界に飽き足きたらない、個性の強い橋下徹や、小池百合子、そして河村たかしが、そう簡単に大同団結できるとも考えられません。

河村たかし自身、名古屋市民に今も人気はあるものの、やはりパフォーマンスにすぎるところがあるのは事実。再選された今、もはや経費や予算削減だけでは通用しないでしょう。河村たかしには、日本の大都市の中で、でらっ人気のにゃー名古屋を、もちっと、なんとかしてもらわんといかんのだわ。

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