キートン山田のツッコミにジワリ!「ちびまる子ちゃん」の名セリフ集

キートン山田のツッコミにジワリ!「ちびまる子ちゃん」の名セリフ集

キートン山田のツッコミがたまらない!9歳相手でも容赦なし!

声優や俳優としても活動しているキートン山田は、アニメ「ちびまる子ちゃん」のナレーションで知られ、1990年の放送開始以来27年にわたって視聴者を楽しませています。原作漫画でも、“その日の放課後”といった状況説明や、フランス料理に不慣れなさくら家に対して、“そんなフランス料理のマナーは聞いたことがない”というツッコミが天の声のように入る「ちびまる子ちゃん」。そのため、ナレーションは欠かせません。

アニメ「ちびまる子ちゃん」での9歳の小学生相手でも容赦のないキートン山田による的確なツッコミは、全て台本通りとのこと。キートン山田は、まる子ら登場人物の言動にイラっときた視聴者の代弁者であり、キートン山田のツッコミがなければ成り立たない話もあるほど重要な役割を担っています。

キートン山田「ちびまる子ちゃん」の名セリフ集!

キートン山田の「ちびまる子ちゃん」の名セリフと言えば、「後半へ続く」です。これは、アニメ初期の第25話で、CM前のわずかな間を埋めるためにアドリブで呟いたところ、さくらももこはじめ、スタッフやキャストに好評だったため、現在まで採用されているとか。

「ちびまる子ちゃん」でのキートン山田のツッコミは、「たった30分で悪者を倒す正義のヒーローは強い」と喜ぶはまじに対し、“番組の尺が30分だからである”といったものや、夏休みの宿題から現実逃避するまる子に対し、“バカなことを考える間にさっさと宿題をしたらどうだ”と常に正論です。

「(想いを寄せる)笹山さんと一緒になったらどうしよう」と照れる藤木に対して“どうもしなくてよい”、ツバメになって南の国でバカンスしたいというまる子に対して“こんなぐうたらなツバメはいない”など、冷静で小気味よいキートン山田のツッコミは、全てが名セリフとも言えそうです。

キートン山田のプロフィール!年下妻との馴れ初めは?

キートン山田のプロフィール!名ナレーターになるまでの道のりは?

キートン山田は、1945年10月25日生まれの71歳で、出身地は北海道。現在の住まいは静岡県です。高校卒業後、上京して建設関連会社に勤務する傍ら、夢だった役者を目指して劇団に入団。役者に専念するため4年で会社を退職し、1969年には、創立されたばかりの声優事務所「青二プロダクション」に所属します。

1970年代の第二次アニメブームでは、本名の山田俊司の名で、「一休さん」(足利義満役)や、「サイボーグ009」(004役)など多数のアニメに出演しました。しかし10年も経つとアニメブームは終焉を迎え、声優の仕事は激減。家と車のローン返済に追われてなりふり構わず働く中で、ナレーターとして再起を図り、38歳の時に、芸名をキートン山田に改名しています。

そして、44歳となった1990年1月からスタートしたアニメ「ちびまる子ちゃん」のナレーションで確固たる地位を築きました。

キートン山田と年下妻の年の差がスゴイ!馴れ初めは?

キートン山田は、54歳の時に前妻と離婚し、61歳で再婚をしています。お相手は、3人の実子よりも年下で、年齢差はなんと32歳!キートン山田と妻・山田志保は、もともと声優学校の講師と生徒という間柄で、出会った当初の妻はまだ20歳くらいだったというから驚きです。女性デュオ「白玉」のボーカルとして路上ライブを中心に活動していた山田志保には、キートン山田主宰の劇団「ゲキフリ」の劇団員として4年ほど活動していた時期もあります。

その後、キートン山田からの猛アタックを経て7カ月ほど交際し、再婚の運びとなりました。披露宴には、キートン山田の3人の子供と5人の孫も出席し、実子と再婚相手の仲も良好だそう。キートン山田は、ぽっちゃり系美人だという妻にゾッコンで、「明るい妻との毎日が幸せ」「ずっと仲の良い夫婦でいられる自信がある」とのろけています。

キートン山田が「銀河英雄伝説」のアレックス・キャゼルヌ役を再演!

ではナレーターの印象が強いキートン山田ですが、「ゲッターロボG」や「ベルサイユのばら」「機動戦士Zガンダム」「赤ずきんチャチャ」など多数の名作アニメに、主役ではなくとも、名脇役として出演を果たしてきました。中でも、現在もなお根強い人気を誇っているのが、キートン山田がアレックス・キャゼルヌ役を演じた「銀河英雄伝説」です。

このたび、「銀河英雄伝説」の原作の中で唯一アニメ化されていなかった「ユリアンのイゼルローン日記」がオーディオブック化され、2017年6月に発売されることが決定。キートン山田が、愛妻家で部下や後輩の面倒見も良いアレックス・キャゼルヌを再び演じることも発表されました。

キートン山田は、本編だけではなく、特典のオリジナルドラマにも、ユリアン・ミンツ役の佐々木望やフレデリカ・グリーンヒル役の榊原良子と共に出演しているため、往年のファンは必聴の作品となりそうです。「銀河英雄伝説」のイベントで久しぶりに声優陣と顔を合わせたキートン山田は、「古い仲間たちが集まり、同窓会のように楽しかった」と述べています。

「銀河英雄伝説」は2017年に再アニメ化され、9月には新しい声優陣が発表されることから、キートン山田がアレックス・キャゼルヌを演じることは残念ながらもうないでしょう。しかし、アニメ「ちびまる子ちゃん」は継続中。あと3年でアニメ化30周年を迎える「ちびまる子ちゃん」のためにも、若い奥様から元気をもらい、いつまでも小気味よいツッコミを披露し続けてほしいものです。

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