北大路欣也が老人ホーム入所を決心した理由!愛妻との結婚馴れ初めは?

北大路欣也が老人ホーム入所を決心した理由!愛妻との結婚馴れ初めは?

2022年12月22日 更新

北大路欣也が老人ホーム入所を決心した理由!愛妻との結婚馴れ初めは?

北大路欣也が老人ホームに愛妻と入所!老いた父親、母親の姿がトラウマに

北大路欣也は、時代劇やドラマ、ソフトバンクCMのお父さん役と幅広い活躍を見せる大御所俳優。今でも昭和の映画スター然とした風格衰えぬ北大路欣也が、現在、妻と共に、都内の介護付き有料老人ホームで暮らしているといいます。北大路欣也はもちろんのこと、6歳年下の妻も、健康上の問題はありません。北大路欣也の脳裏にあったのは、1998年に老人ホームに入所した両親の姿。当時、嫌がる父親を施設入所させたとして、北大路欣也には、「姥捨て山」「冷徹」と批判が集中しましたが、都心のマンションで暮らす老いた両親の生活は、大変危なっかしいものだったといいます。

”老い”を目の当たりにした北大路欣也は、仕事で家を空けがちな自分の留守中に、妻に何かあってはと心配するようになり、至れり付くせりの高級老人ホームへの入所を決めたのだそうです。

北大路欣也15歳、妻9歳の出会い!結婚へと一途な愛が映画のよう

北大路欣也の妻は、古谷祥子という名の一般女性です。15歳の北大路欣也が初めて出会った9歳の少女を、「この人こそ理想の妻」と見初めたというのも驚くばかりですが、その一途さは脅威のレベル。思い続けること北大路欣也21歳、妻15歳の時から交際をスタートさせ、13年が経過した1977年にようやく結婚に至ります。以後、2人の間に子供が生まれたとの情報はないものの、妻は、日常的に夫を「欣也さま」と呼び、北大路欣也は、2007年の紫綬褒章受章時に妻への感謝を述べるという純愛ぶりは羨ましい限りです。

そして現在、北大路欣也と妻とが暮らす老人ホームというのが、ホームドクターと専属看護師付き高級ホテルといわんばかりの絢爛豪華さ。夜景を見下ろしながら、シェフの日替わりメニューを味わいつつ、最期の時まで愛妻と語り合う様子は、想像するにまるで純愛映画さながらです。

北大路欣也「大岡越前」がカッコイイ!「剣客商売」秋山小兵衛役の評価は?

北大路欣也「大岡越前」2シリーズで終了も加藤剛とは違う魅力あり!

北大路欣也といえば時代劇。「旗本退屈男」「子連れ狼」「忠臣蔵」と代表作は枚挙にいとまがありませんが、北大路欣也が江戸町奉行大岡越前守忠相を主演した、2005年~2006年のテレビ朝日時代劇「名奉行!大岡越前」は、記憶に新しいところです。北大路欣也が出座し、裁きを申し渡す定番回しは、まさに悪をくじく大岡越前。これぞハマリ役と思われましたが、残念ながら「名奉行!大岡越前」は、わずか2シリーズで終了してしまいます。

大岡越前といえば、1970年から約30年続いたTBS「大岡越前」の加藤剛の印象が強いためか、あまり大ウケというわけにはいかなかったのかもしれません。しかし、北大路欣也の重厚なセリフ回しと、全てを見透かしそうな眼光には、加藤剛とは違う”カッコイイ大岡越前”の裁きを見た気がします。

北大路欣也「剣客商売」藤田まことの秋山小兵衛イメージを払拭するも、キャスト陣が微妙?

北大路欣也は、2010年に他界した藤田まことの後任として、2012年の2時間スペシャルドラマで復活を遂げた「剣客商売」の秋山小兵衛役を主演しています。こちらも「大岡越前」同様に、1998年から2010年まで演じた藤田まことのイメージが定着していたため、「北大路欣也ではキレイ過ぎるか?」との前評判が絶えませんでした。しかし、藤田まことの枯れた味わいや、その奥から滲み出る凄味はないものの、北大路欣也の秋山小兵衛は、可愛らしさと緊迫感の対比がお見事。

違ったテイストの隠居剣士を演じあげた北大路欣也には、「これはこれでイイ!」という旧ファンも多かったようです。ただ残念なことに、斎藤工や杏といった、前作から一新されたキャストの起用によって、剣士の宿命を描いた「剣客商売」に欠かせない殺陣が激減。やはり殺陣を知らない世代の起用は、名作になればなるほど難しいものです。

北大路欣也出演ドラマ「刑事7人」新シリーズ始動!事件に挑む解剖医が作品を締める!

北大路欣也が前作から出演している東山紀之主演ドラマ「刑事7人」の第2シリーズが、2016年7月から放送されます。「刑事7人」は、刑事の墓場と呼ばれる”警視庁捜査一課12係”に左遷された6人の刑事と、法医学教授の司法解剖によって事件を解決していくドラマ。前作に引き続き、6人の刑事を東山紀之、高嶋政宏、片岡愛之助、倉科カナ、鈴木浩介、吉田鋼太郎、東都大学法医学教授を北大路欣也が演じます。

誰においても個性的で、実力派揃いの超豪華キャスティング。前作でも、個々が起こす化学反応は大変見ごたえがありましたが、中でも作品にさらなる緊迫感を生む北大路欣也のオーラは凄まじいものでした。1943年2月23日、時代劇俳優・市川右太衛門の息子として生まれた北大路欣也。13歳で俳優デビューしてから、東映の二世スターとしてライバル・松方弘樹としのぎを削り、時代劇、舞台、現代劇、ひいてはCMなどのコミカルな役までこなす不出の名俳優となりました。

漂う気品には、早稲田大学第二文学部卒というインテリ要素も潜んでいます。そんな完全無欠の北大路欣也が、「前作よりも緊迫した空気を感じている」と語った時点で、「刑事7人」の新シリーズがピリッと締まる感覚がしてなりません。老人ホーム入所には若干のもの悲しさを覚えたものですが、まだまだ北大路欣也の鋭気には衰えがないようです。

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