コトリンゴは「この世界の片隅に」で話題の音楽家!楽曲制作のこだわりは?

コトリンゴは「この世界の片隅に」で話題の音楽家!楽曲制作のこだわりは?出典:http://tower.jp

コトリンゴは「この世界の片隅に」で話題の音楽家!楽曲制作のこだわりは?

コトリンゴは「この世界の片隅に」で話題の音楽家!音楽を担当したきっかけは?

コトリンゴは、話題のアニメ映画「この世界の片隅に」の音楽を手掛け、注目を集めているシンガーソングライターです。

「この世界の片隅に」は、第二次世界大戦中の広島が舞台で、軍港の街・呉(くれ)にお嫁に来た18歳の少女すずや、家族の日常を描いた物語。小規模な上映館数からスタートしましたが、口コミにより話題となり、人気が急上昇。興行収入も15億円を突破するなど、現在もロングランヒットを続けている作品です。監督を務めた片渕須直監督とコトリンゴの繋がりは、片渕須直監督の前作「マイマイ新子と千年の魔法」で、コトリンゴが主題歌「こどものせかい」を手掛けたことから始まっています。

その後、コトリンゴが、カヴァーアルバム「picnic album1」を片渕須直監督に渡したところ、その中に入っていたザ・フォーク・クルセダーズのカヴァー曲「悲しくてやりきれない」を片渕須直監督が気に入り、この曲をかけながら、映画「この世界の片隅に」を制作していたのだとか。コトリンゴは、この「悲しくてやりきれない」を特報に使いたいというオファーを受けたことから、サントラを手掛けたい旨を片渕須直監督に伝え、音楽全般を任されることになりました。

コトリンゴの楽曲制作のこだわりは?監督との綿密なやり取りの末に生まれたものとは?

コトリンゴは、基本的にはソフトを使って楽曲制作を行っています。「この世界の片隅に」の音楽を担当する上では、まだ映像が付く前から作曲活動に入らないといけなかったため、絵コンテをビデオにしたものとシナリオを見てイメージを膨らませたそうです。

スポンサーリンク

片渕須直監督から、場面の裏にあるエピソードや登場人物の心情なども伝えてもらい、何度もやり取りを重ね、丁寧に作り上げていきました。すずの目線を通した世界を音にしようというコンセプトの元、出来上がったのは、女性寄りの温かくユーモアのある楽曲たち。

「この世界の片隅に」の主題歌である「みぎてのうた」の歌詞は、原作の漫画の最後に出てくるモノローグから、片渕須直監督に曲に使いたい言葉をセレクトしてもらい、それを元に制作したといいます。丁寧に話し合いを重ねて作られただけあって、主人公すずの心情や映像と音楽の一体感を感じられるような仕上がりになっているのではないでしょうか。

コトリンゴの出身校やプロフィール!坂本龍一との関係は?

コトリンゴの出身校やプロフィール!“コトリンゴ”の由来は?

コトリンゴは、1978年7月17日生まれの38歳で、本名は三吉里絵子です。コトリンゴという名前にした理由は、小鳥が好きだったことと、りんごを毎日食べていたから。その2つを組み合わせたものであり、さらにはリンゴのロゴマークで有名なMacを使っていたことも関係あるようです。

スポンサーリンク

5歳からピアノを初め、7歳にして作曲も始めていたというコトリンゴは、神戸の甲陽音楽院を卒業後、ポストンのバークリー音楽院に留学します。学位取得後はNYに拠点を移しますが、2006年に、坂本龍一プロデュースでシンガーソングライターとして日本デビュー。2013年には、新生KIRINJIにもキーボーディスト&ボーカリストとして加入しています。独創的なピアノの演奏と、しみわたるような柔らかな歌声で聴く者を魅了するコトリンゴは、各方面から注目が集まっているシンガーソングライターです。

コトリンゴと坂本龍一との関係は?デビューのきっかけについて

コトリンゴが、日本でシンガーソングライターとして活動するようになったのには、坂本龍一と深い関係があります。バークリー音楽院在学中に数々の賞を受賞し、NYではさまざまなジャズクラブでのライブに参加していたというコトリンゴ。しかし、NYの自宅での宅録にもはまり、次第に人にも聴いてもらいたいと思うようになります。そして2006年、友人に教えられてデモテープを送った先が、坂本龍一がナビゲーターを務めていたラジオ番組のオーディションコーナーでした。

デモテープを聴いた坂本龍一にその才能を見込まれたコトリンゴは、翌年2007年に、坂本龍一プロデュースにより「こんにちは またあした」でデビューを果たしました。2012年公開の映画「新しい靴を買わなくちゃ」では、坂本龍一とコトリンゴが共同で劇伴の制作もしています。

コトリンゴが語る映画「この世界の片隅に」への想いとは?毎日映画コンクール&日本アカデミー賞においてW受賞!

コトリンゴが音楽を手掛けた映画「この世界の片隅に」は、不穏な時代の中で、どこかのんびりとした主人公すずを中心に、広島で生きる人たちの日常が描かれた、繊細なタッチが魅力の映画。第71回毎日映画コンクールの作品部門や日本映画優秀賞など、数々の賞に輝きました。また、物語に寄り添うように流れる、コトリンゴが生み出した柔らかな音楽も大きく評価され、第71回毎日映画コンクールのスタッフ部門・音楽賞、そして、第40回日本アカデミー賞の優秀音楽賞も受賞しています。

コトリンゴは、オークションで蓄音機を落札して購入。当時流れていたジャズなどをレコード屋の店員に聞いて調べながら、「この世界の片隅に」にピッタリと合う、優しく包み込むような音楽を制作しました。普通ならば、音響監督がやるような、曲が入るタイミングやボリューム調整なども、今回はコトリンゴが担当したそうです。6年という長い歳月をかけ、スタッフの熱意が集結して制作された映画「この世界の片隅に」では、コトリンゴが片渕須直監督と何度も話し合って丁寧に紡いだ音楽も、映画を構成する上で欠かせない大事な要素となっています。

主張しすぎることなく、自然に映像や心情に寄り添う形で心に残るコトリンゴの音楽の世界。「この世界の片隅に」のサントラ盤について、コトリンゴは、作品を思い出したり、ご飯を作ったり、掃除したりする時に流したり、生活に寄り添えるものになっていたら嬉しいと話しています。

また、「この世界の片隅に」で、すず役を演じたのんは、「普通に生活する、普通に生きることが幸せなんだと、ジーンと心に来る映画だと思います」と、映画についコメント。サントラを聴いて、コトリンゴのふんわりとした音楽に癒されながら、普段過ごしている何気ない平和な日常の中に隠れている身近な幸せを感じ取ってみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る