真鍋大度はライゾマティクス率いる映像クリエイター!Perfume公演に世界から称賛の嵐!

真鍋大度はライゾマティクス率いる映像クリエイター!Perfume公演に世界から称賛の嵐!

真鍋大度はライゾマティクスを率いる世界的な映像クリエイター

真鍋大度(まなべだいと)は、映像クリエイター・プログラマー・メディアアーティストという肩書を持ち、株式会社ライゾマティクスの代表を務める人物です。2012年のフィギュアスケートNHK杯では、エキシビションの際に、羽生結弦や浅田真央が滑った軌道を、瞬時に黄色やピンクや紫などの鮮やかな色に光らせ、特別な空間を演出してみせました。

ライゾマティクス真鍋大度の仕事を簡単に言い表すならば、「前例のない表現や空間を作り出すプロフェッショナル」といったところでしょう。アップル社のコンピューター“マッキントッシュ”の生誕30周年が祝われた際には、アップル社から「世界に多大な影響を与えた11人の先駆者」のうちの1人にも選出されている真鍋大度。テクノロジーを身近なものに昇華させるデジタルアートのプロフェッショナルとして、いま世界から注目されている人物です。

真鍋大度のPerfume公演は世界から賞賛の嵐!異次元と現実の境目のないライブとは

真鍋大度が手掛けた、アメリカのテキサス州オースティンで開催された音楽や映画のイベント「SXSW」(2015年)でのPerfumeの公演は、伝説となっています。世界中に生中継されたPerfumeのライブは、一切編集がないにもかかわらず、まるでCGの世界にいるようでした。

それは、目にしているPerfumeが、映像なのか、生身なのかも分からなくなるほど。スクリーンに投影される映像はPerfumeの動きと連動し、カメラにはAR(拡張現実)技術を採用。娯楽としてだけでなく、テクノロジーの新しい可能性を見せつけた真鍋大度演出のPerfumeのパフォーマンスは、世界から賞賛の嵐を受けました。

このライブのインタラクティブデザイン担当したライゾマティクスの真鍋大度は、異次元と現実の境目をまったく分からないようにするために100個以上もアイディアを出したそうです。

真鍋大度、プログラミングは小学時代から!プロフィールや経歴は?

真鍋大度のプログラミングは小学時代から!どんな子供だったの?

真鍋大度は、プログラミングを小学時代から行っていました。幼少時からゲームが大好きで、小学校高学年頃にはプログラミングの専門誌を購入し、プログラミング言語を独学で習得。中学1年生の頃には、すでにゲームを自作するほどの腕前になっていたそうです。

高校時代はゲームセンターに毎日通いながらも、大好きな数学の成績は、全国模試でも常にトップクラスという天才肌。中学3年生の時にDJ(音楽)にも興味を持ちはじめ、高校3年生で受験が終わると、DJとしてステージに立ってプレイするようになりました。東京理科大学理学部数学科に通いながら、週に6日は六本木のクラブでDJを務めていたという真鍋大度。「ゲーム好き」「音楽好き(DJ)」「数学好き」という3つの要素は、今の真鍋大度の職業に繋がっているようです。

真鍋大度のプロフィールや経歴は?YouTubeで有名人に!

真鍋大度のプロフィールは、1976年、東京都生まれ。父親はプロのベーシストで、母親はヤマハでシンセサイザーの音色を制作していたという音楽一家に育ちました。真鍋大度の経歴は、東京理科大学を卒業後、一流大手電機メーカーにSEとして入社するも、すぐにITベンチャー企業へ転職。

しかし、半年でうまくいかなくなり、2002年からIAMAS(情報科学芸術大学院大学)に進学し、アーティストとして、プログラミングでできる新しい表現方法を模索しました。2006年に、大学の同級生だった斎藤精一、千葉秀憲らと株式会社ライゾマティクスを設立すると、真鍋大度は、代表取締役に就きました。

その後、自らの顔に電流を流し、「表情はコピーできるのか」といった実験動画をYouTubeに投稿したことで、世界中から注目を集めるように。2010年からは、ドーム公演のプロジェクションマッピングなど、Perfumeのライブ演出にも多く関わるようになり、一躍時代の寵児になりました。

真鍋大度がトップクリエイターになれたのは挑戦し続けた結果だった

真鍋大度の2016年の集大成といえるプロジェクトは、「リオオリンピック閉会式」のフラッグハンドオーバーセレモニーだそうです。椎名林檎がプロデューサーと音楽監督を務め、安倍晋三首相が安倍マリオと化した“トーキョーショー”。ショーの中盤で披露された、AR技術と、光の動きがプログラミングされたフレームを使ったダンスパフォーマンスの総合演出と振り付けを担当したのはPerfumeの振付師MIKIKOで、真鍋大度は、チーフテクニカルディレクターを務めました。

「日本らしさ」が意識され、緻密な振付けに合わせて光り輝く近未来的なパフォーマンスに世界中が感心した“トーキョーショー”を振り返り、真鍋大度は、「イメージしていたものをやっと形にできた」と満足そう。「プログラミングで、人間が便利になるツールを創造することには興味がない」と語る真鍋大度。

もっと人を驚かせたり感動させたりしたいといい、「誰も見たことのないものを見せていきたい」「常に新しい可能性を考えないといけない」と意気込んでいます。真鍋大度は現在、Perfumeの振付師MIKIKO率いるダンス集団「ELEVENPLAY」とコラボし、新たな表現を開拓するために、AR技術やドローンを用いたステージを制作中とのこと。

転職に失敗し、起業するも仕事のないツライ時代も過ごしたといいますが、人々が期待するそのさらに上を行く表現を創造することに挑戦し続けた結果、トップクリエイターにまで登りつめた真鍋大度。これからも、私たちが想像もできないような世界に連れて行ってくれることでしょう。

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