松平定知の家系が徳川家康ってホント?!「下町ロケット」ナレーション抜擢のワケ

松平定知の家系が徳川家康ってホント?!「下町ロケット」ナレーション抜擢のワケ

松平定知の家系が徳川家康ってホント?!天皇家の親戚?!

松平定知は元NHKで、現在フリーのエリートアナウンサーでが、徳川家康の子孫だという話をよく耳にします。徳川家康の元名は松平元康ですから、”松平姓”である松平定和が、その家系であると聞けば妙に納得。NHK時代の局内でのニックネームも「殿」でした。そこで松平定知の家系を追ってみると、実は松平定知は、徳川家康の異父弟・松平定勝の流れを汲んだ、伊予松山藩久松松平家の分家旗本の子孫ということになっています。

徳川家康の父・松平広忠が殺害された後、母の御大が、久松俊勝に嫁いで生んだのが松平定勝。徳川家康が”松平姓”を与えたことによって、”久松松平”となりました。血縁がないわけではありませんが、直系ではないため、「徳川家康の家系」と言ってしまうと、やや語弊はあるようです。松平定知が天皇家と親戚という噂も解消しておくと、徳川家と天皇家が婚姻関係にあることから、どうにかすれば親戚といえなくもないというのが結論です。

松平定知「下町ロケット」ナレーション抜擢には”松平マジック”があった!

松平定知は、2015年の大ヒットドラマTBS「下町ロケット」のナレーターとして、在京キー局民放に初のレギュラー出演を果たしました。松平定知は、ニュースキャスターや「その時歴史が動いた」の司会として、長くNHKの看板を背負ってきた人物。2007年のNHK退局後も、「NHKの顔」として活躍し続けており、民放では、故郷・愛媛の地方局や、CSでのナレーター・司会歴しかありませんでした。

そんな松平定知に、民放ドラマ「下町ロケット」のナレーターのオファーが来るのは、本人も冗談だと耳を疑うほど異例の抜擢。TBSプロデューサー伊與田英徳は、その理由について、松平定知には「その時歴史が動いた」で培われた”松平マジック”が備わっており、そのマジックにかけられると、不思議なことにフィクションが現実味を帯びていく、と語っています。

松平定知は、特に感情の出し入れが巧く、ドラマの内容や展開に応じて客観的に語る時と、登場人物の感情に乗せて語るべき時の切り替えが的確。そのプロフェッショナルが、「下町ロケット」には欠かせなかったようです。

松平定知のタクシー事件、鉛筆投げ放送事故とは?

松平定知のタクシー事件!殴る蹴るの暴行をはたらいて絶叫する殿さま

松平定知の前では、「タクシー」と「鉛筆」は禁句となっています。まずは「タクシー」がタブー用語となった「タクシー事件」。1991年、松平定知が「NHKモーニングワイド」のキャスターを務めていた時のことでした。温厚そのものという普段の語り口からは想像もできませんが、泥酔してタクシーに乗り込んだ松平定知が、運転手を車載電話で殴打し、殴る蹴るの暴行を加えたのです。

蹴り飛ばした時に「俺は殿さまなんだよ!」と絶叫したことが、当時の民放ニュースで報じられろと、誰もが「まさかあの人が!」と衝撃を受けたものです。松平定知は、その責任をとって「モーニングワイド」を降板させられ、NHK局次長級のエグゼクティブアナウンサーから部長級のチーフアナウンサーまで降格してしまいました。その後は「NHKスペシャル」に不定期出演しつつ、1995年に「NHKニュース11」で本格復帰。この時に干されなかったのは、実力のためか、本人の言う通り殿さまだからなのかは定かではありません。

松平定知の鉛筆投げ放送事故!スタッフへの指示の出し方も短気すぎる殿さま

松平定知第2のNGワード「鉛筆」については、1999年の「ニュース11」放送中に起きた「鉛筆投げ放送事故」が由来しています。なんと松平定知、「タクシー事件」から再出発となった「ニュース11」で、放送中に、カメラめがけて鉛筆を投げる姿が放送されてしまったのです。

この翌日、NHKには「松平定知が視聴者に向かって鉛筆を投げた」として抗議の電話が殺到。同日の放送で、松平定知は「昨日の放送中、お見苦しい舞台裏を見せてしまって、どうもすみませんでした」と謝罪をするとともに、鉛筆を投げてしまった経緯を説明しました。松平定知によると、次のコーナーのスタッフが打ち合わせする音声が、そのまま番組に流れてしまっていることを知らせるために鉛筆を投げたのだそうです。

松平定知自身は、自分がカメラに映っていないと勘違いしていたそうですが、もっと他のやり方はなかったものでしょうか。「タクシー事件」といい「鉛筆投げ放送事故」といい、この頃の松平定知は、よほどの鬱憤が溜まっていたのでしょう。

松平定知「あさが来た」出演決定!カリスマアナウンサーの存在感は”殿さまマジック”?

松平定知がNHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演することが分かりました。今回、松平定知の出演はナレーターとしてではなく、俳優。松平定知演じる生命保険会社「福豊生命」社長・富永巌は、3月22、23日に登場し、主人公・あさの最後の大仕事となる生命保険会社合併のカギを握る人物です。制作統括プロデューサー佐野元彦によると、この起用には「経済界の大物役には、誰もが納得していただける松平定知さんを」という理由があったそうです。

松平定知は、ナレーションや司会が主ですし、「下町ロケット」でもナレーション。では、「あさが来た」出演が俳優デビュー?と思いきや、実は、2010年NHK制作映画「日本のいちばん長い夏」で、松平定知はすでに映画出演を果たしています。また、2011年には、テレビ東京の新春ワイド時代劇「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」で、徳川家康を演じています。松平定知、俳優としては、いち早く民放デビューを果たしていたのです。

松平定知は「NHKニュース11」で、携帯音楽プレーヤー文化について特集が組まれた際、視聴者に伝わりやすいように、「1回だけ言います。ウォークマンのことです」と、SONYの商品名を確信的に発言しています。NHKは公共放送の建前上、こうした特定の商品名は避けられてきましたが、天下のNHKで臨機応変に振る舞えるのは松平定知をおいて他にいないでしょう。まさに”松平マジック”ならぬ”殿さまマジック”の使い手。かなり興味深い人物ですよね。

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