松本零士ミュージアムの評判は?歴代作品の登場人物相関図

松本零士ミュージアムの評判は?歴代作品の登場人物相関図

松本零士ミュージアムの評判は?ファン必見の「ヤマトギャラリー零」とは

松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」の資料などが展示されている、松本零士ミュージアム「ヤマトギャラリー零」は、広島県呉市にあります。この「ヤマトギャラリー零」は、日本最大の戦艦として有名な”大和”の資料展示がされている「大和ミュージアム」の姉妹館として、2010年に誕生したものだそうです。

「ヤマトギャラリー零」には、「宇宙戦艦ヤマト」の模型や松本零士の創作の原点に関するコレクションが展示され、グッズの販売やコミック読み放題などもあり、ミニシアターやカフェも併設されているとのこと。4階まである「ヤマトギャラリー零」には、松本零士作品の魅力を紐解くための貴重な展示が満載で、松本零士ファンが日本全国から訪れる場所となっています。

また、福岡の「北九州市漫画ミュージアム」には、福岡出身である松本零士のコーナーが設けられ、松本零士の生い立ちや業績が紹介され、インタビュー映像やアニメ作品を見ることができるようになっています。

松本零士の歴代作品の登場人物相関図が面白い!作品の中で血が受け継がれていく松本零士作品!

松本零士の歴代作品の登場人物相関図では、さまざまな登場人物が、他の異なる作品にも登場することが多々あり、この手法は、スター・システムに近いといわれています。例えば、キャプテンハーロックは「宇宙海賊キャプテンハーロック」の主人公ですが、「銀河鉄道999」では星野鉄郎の人生の師となる重要なサブキャラとして登場。

また、松本零士は、「私の描く漫画の登場人物は、実は先祖や子孫が繋がっているんです」と話し、「銀河鉄道999」の星野鉄郎の先祖は「男おいどん」の大山昇太、さらにその先祖は「ガンフロンティア」のトチローと繋がっています。また、「ガンフロンティア」に登場する早撃ちの名手ハーロックが、「宇宙海賊キャプテンハーロック」のキャプテンハーロックの先祖となっているなど、作品の中で、血が脈々と受け継がれていく松本零士作品。

何万年という途方もない年月、広大な宇宙を舞台に、松本零士は生涯をかけて、1つの壮大な物語を描こうとしているのでしょう。

松本零士がアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」を批判!著作権裁判の顛末は?

松本零士がアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」を批判!「宇宙戦艦ヤマト」の著作権について

松本零士は、2013年のTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」に対して、批判めいたことを言っていたようです。それは、「宇宙戦艦ヤマト2199」は劇場版のみと思っていたのに、その後、TVシリーズとしても放映されたことが起因でした。しかし、この「宇宙戦艦ヤマト2199」は、TVアニメの先行上映として、最初に劇場で公開されたもので、劇場版のみと思っていたのは、松本零士の勘違いによるものだとか。

また、「宇宙戦艦ヤマト2199」には、原作者として西崎義展の名前がクレジットされ、松本零士の名前はクレジットされていません。「宇宙戦艦ヤマト2199」制作側としては、松本零士に敬意を払い、クレジットに松本零士の名前を入れるかどうか、事前におうかがいをたてに行ったといいます。しかし、「宇宙戦艦ヤマト」の著作権を巡って西崎義展と争った際に全面敗訴していた松本零士は、西崎義展が許諾したヤマト新作には自分の権利を行使できなく、辞退したようです。

松本零士著作権裁判の顛末は?「宇宙戦艦ヤマト」の原作者は誰?

松本零士は、1999年に「宇宙戦艦ヤマト」の著作権を巡って裁判を起こしたことがあります。
「宇宙戦艦ヤマト」は、テレビアニメ企画からスタートした作品で、原作者は不明瞭でした。松本零士は、キャラクターデザインなどで参加していたそうですが、1999年に「宇宙戦艦ヤマト」の原作者であることを主張し始め、同じく原作者であると主張するプロデューサーの西崎義展と、著作権を巡り裁判で争うことに。

西崎義展は、「宇宙戦艦ヤマト」の企画・原案を担当していた人物です。裁判の判決では、「特定の作者(原作者)がいない作品は、全体の形成に大きく寄与した者を筆頭著作者(原作者)と見なす」と規定されたため、原作者は西崎義展であるとされ、松本零士の全面敗訴となりました。しかし、その後2003年には、松本零士と西崎義展の間で話し合いが行われ、「宇宙戦艦ヤマト」は松本零士と西崎義展の共同制作とし、西崎義展が原作者、松本零士を総監督とすることで、法廷外和解をしています。

松本零士参加の日本酒キャラクター化プロジェクト「ShuShu」とは?「田酒泉心」について

松本零士は、日本酒キャラクター化プロジェクト「ShuShu」に参加しています。「ShuShu」とは、日本酒文化の発展を目指し企画されたもの。蔵元の日本酒販促プロモーションに使われる他、企画を行ったのがソーシャルゲーム開発会社オルトプラスなので、将来的には、キャラクターを使用したゲームの開発も目指しています。

参加作家は、松本零士の他に、美樹本晴彦、ヤスダスズヒトなど9名。松本零士は、青森県・西田酒造店の「特別純米酒 田酒」のキャラクター、田酒泉心(たさかせんしん)をデザインしています。田酒泉心の設定は、青森県出身の138歳。心技体の信念を貫き通す心に信頼は高く、ShuShuの中では、兄貴と慕われる存在です。

コミュニケーションを取るのは苦手な無口タイプであるけれど、杯を交わすと、彼自身の力強い信念が伝わり、溢れる旨味に多くの人々が心奪われる、など細かな部分まで設定がなされています。「特別純米酒 田酒」は、原料米である華吹雪の旨味を出しながら、後味のキレもよい綺麗な純米酒といわれています。

「ShuShu」は、現在30以上の蔵元と提携しており、いずれは各都道府県にキャラを存在させたいとのこと。現代ではさまざまなものが擬人化され、グッズなども販売され人気を得ていますが、松本零士や美樹本晴彦など、著名人によってデザインされている「ShuShu」のキャラクターたちも、日本酒文化の発展に役立ってくれることでしょう。

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