御嶽海の出羽海部屋入門のきっかけや強さの秘訣とは?横綱昇進はあるか!?

御嶽海の相撲との出会い・入門の経緯とは?母親はフィリピン人でハーフだった!

御嶽海が出羽海部屋に入門したきっかけとは?

今、角界に旋風を巻き起こしている力士がいます。関脇・御嶽海(みたけうみ)です。大学時代に学生横綱やアマチュア横綱になるなど、突出した成績を残した御嶽海は、幕下付出(アマチュア時代に優秀な成績を収めた力士の地位優遇)の資格を得て、2015年2月12日に出羽海部屋へ入門しました。

御嶽海が入門する前は、江戸時代から続く名門であるものの、幕内力士がおらず、低迷気味だった出羽海部屋。部屋の再興を目指していた11代出羽海親方が御嶽海に多大な期待をかけたのも当然です。しかし、実は2人が出会ったとき、御嶽海はすでに就職が決まっていたと言います。

就職先は、アマチュア相撲の強豪でもある和歌山県庁でしたが、出羽海部屋を紹介してくれた監督とその知人の後押しもあって、最終的には出羽海親方の説得により入門を決意しました。2017年8月現在、御嶽海は、出羽海部屋でただ1人の関取です。

御嶽海にはフィリピンの血が流れている!愛称は「ヒーくん」

和歌山県庁の内定を辞退してまでプロの世界に飛び込んだ御嶽海は、日本人の父親とフィリピン人の母親を持つハーフです。とはいっても、見た目だけでは、フィリピン人の血が入っていることはあまり分かりません。スナックを経営しているという母親のマルガリータさんは、御嶽海の就職内定時をとても喜んだとか。それを辞退して大相撲に進むという決断には驚きながらも、息子の一大決心を応援してくれたと言います。ちなみに、マルガリータさんは、御嶽海のことを「ヒーくん」と呼んでいるそうです。

御嶽海の大学・本名・プロフィール!後援会に入るには?

御嶽海のプロフィール!大学卒業後に大相撲の世界へ!本名は?

目下大活躍中の関脇・御嶽海の本名は、大道久司(おおみちひさし)と言います。出身は長野県木曽郡です。小学生から相撲を始めた御嶽海は、小学校1年生の時に、地元の相撲大会に出場します。その際、自分より小さな体の相手に負けたことが悔しくて、少年相撲クラブに入ったことが相撲人生のスタートとなりました。そこからメキメキと頭角を現した御嶽海は、小中学生の間に、全国大会で何度も上位に進出します。

また、高校時には国体で3位に入るなど、順調に成長していきました。高校卒業後は、相撲の強豪である東洋大学に入学し、大学時代に15個もの個人タイトルを獲得するという驚異の成績を残した御嶽海。大学卒業後は公務員として就職することを考えていましたが、最終的にはプロ入りを選択しました。

御嶽海のスピード昇進!その活躍を支える後援会の存在!

御嶽海は、初土俵を踏んだ2015年3月場所でいきなり好成績を残します。5月場所でも同様に結果を出し、7月場所では十両に昇進。十両昇進までに要したのがたった2場所という、史上11人目の快挙を成し遂げました。その7月場所でも好調は続き、見事に十両優勝を果たします。

その後は、怪我などで不調の時期もあったものの、新入幕から新三役への昇進までトントン拍子で駆け上がりました。2017年7月現在最新の番付は関脇です。そんな御嶽海にも後援会が発足しています。後援会に入る方法は、御嶽海後援会の公式HPでダウンロードできる申込書を、郵送かFAXするだけ。誰でも入ることができますが、入会金が必要です。後援会入会特典として、記念品がもらえるほか、観戦ツアーに参加もできるようです。

御嶽海は2場所続けて「殊勲賞」獲得!横綱昇進はあるか!?

2017年7月の大相撲名古屋場所では、横綱・白鵬に土をつけるなど、殊勲賞に輝いた御嶽海。2場所続けて殊勲賞を受賞しました。御嶽海は、長野県出身の力士として37年ぶりの関取です。その後も、十両優勝から新入幕、新三役など、長野県出身力士の歴史を塗り替えようとしています。

このまま順調に成長を続ければ、長野県だけでなく、角界を代表する力士になる可能性もありそうです。最近は、稀勢の里が、日本人として19年ぶりに横綱に昇進し、日本中が湧きました。外国出身の横綱が悪いとは言いませんが、やはり日本人の横綱が活躍する姿も見たいもの。この流れに乗って、御嶽海にも横綱昇進の期待が高まっています。

相撲一筋の人生を送ってきた御嶽海ですが、必ずしも大相撲の土俵に立つことを夢見ていたわけではなさそうです。東洋大学に入学する前に、相撲部の練習を見学して厳しさを目の当たりにした御嶽海は、負けず嫌いでありながらも、厳しい環境に身を置くことを恐れ、進学するつもりはなかったと話しています。

また、プロ入り後には、稽古不足を指摘されることもありました。しかし最近は、「出羽海部屋の力士としての自覚をもってやっていく」と強い意気込みを示しています。
実力はすでに十分!そこに、名門復活に向けて「部屋を背負って立つ」という自覚が加わった御嶽海自身には、横綱昇進の未来が見えているのでしょうか?今後の戦いぶりが楽しみです!

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