美雪花代は政治家スキャンダルで消えて現在はセレブ馬主に!

美雪花代は政治家スキャンダルで消えた元宝塚トップスター!経歴は?

美雪花代は政治家スキャンダルで消えた元宝塚トップスター!資生堂CMは1週間で中止に

美雪花代(みゆきはなよ)は、元宝塚歌劇団の娘役トップスターです。宝塚退団後は、資生堂のキャンペーンガールとしてCMに出演。テレビの時代劇や舞台でも活躍していました。芸能生活も順調のように見えた美雪花代でしたが、1982年に、当時参議院議員だった糸山英太郎の愛人だというスキャンダルが週刊文春によって報じられました。

すると、出演していた資生堂のCMも、放送開始からわずか1週間で中止となる騒動に。このことが原因で、一時は芸能界から姿を消していましたが、2007年にはドラマ出演で復帰しています。

美雪花代の経歴は?娘役トップスターとして異例の抜擢だった!

美雪花代は、1977年に宝塚歌劇団に入団し、その年の月組公演「風と共に去りぬ」で初舞台を踏みました。入団3年目にして、花組のトップスターだった松あきらの相手役として抜擢されますが、ヒロイン経験のない美雪花代が娘役トップスターに選ばれるのは異例中の異例。早くからその実力で存在感を示していたのでしょう。その後、多くの舞台でプリマドンナを務めた美雪花代は、1985年5月の「春の宝塚踊り/ファースト・ラブ」の公演を最後に退団しました。

宝塚退団後は、CMや多くのテレビドラマ、舞台などで活躍した美雪花代。1982年に放送されていた「遠山の金さん」では、お竜役でレギュラー出演をしています。「いわさきみゆき」「志摩みゆき」「青山みゆき」のの芸名で活動していた時期もありましたが、その後また「美雪花代」に名前を戻しました。

美雪花代の再婚はお金のためだった?牧場の規模が凄かった!

美雪花代の再婚はお金のためだった?相手は超セレブ牧場経営者!

美雪花代は、宝塚退団後に一般男性と結婚しています。翌年には子供も生まれましたが、結婚18年目で離婚。2011年に再婚しましたが、お相手は三城牧場を経営している小川義勝です。

美雪花代より一回り以上も年上で、超セレブの小川義勝との結婚は、「お金目当てではないか」などと言われたこともあったとか。しかし実際には、美雪花代が馬好きだったということから出会い、結婚へといたったそうです。その最愛の夫は、2015年に膵臓癌で他界しています。

美雪花代が経営する牧場の規模が凄かった!亡き夫の意志を受け継いで社長に就任!

美雪花代の夫は、牧場を続けてほしいという遺言を残して亡くなりました。夫の意志を受け継ぐために、美雪花代は社長に就任します。しかし、素人の女性がいきなり社長になったことで、従業員たちは次々と辞めていき、残った従業員はたった1人。加えて、牧場経営にかかる経費の問題にも直面し、夫が残した豪邸も売却してしまいました。

こうした奮闘ぶりが実を結び、今では牧場経営者として注目される存在となっています。美雪花代は、牧場の名前を「ヴェルサイユファーム」と改名し、従業員は5人にまで増えました。競走馬の育成がメインという牧場は、なんと30ヘクタール、東京ドーム7個分という広さです。

ここでは、優秀な血統を持つ高額馬の種付けを行っていて、馬は50頭。「ヴェルサイユファーム」から出た馬が、パリの凱旋門賞で1位を獲ることが夢だという美雪花代は、今、サラブレッド生産に全力を注いでいます。

美雪花代に競馬界が大注目!!育てた2頭の馬が桜花賞(G1)の有力候補に!

美雪花代は、「夫が遺した牧場を何とか残したい」という一心で牧場経営を行ってきました。サラブレッドの生産については全くの素人でしたが、今その思いが形になりつつあります。2017年の桜花賞(G1)では、美雪花代が育てた2頭の馬が有力候補として挙げられていました。スタッフが5人しかいない牧場から、有力候補とされる馬が2頭も出走するというのはこれまでにないことです。

その牧場経営者だということで、美雪花代は競馬界で話題の存在に。桜花賞とは、雌馬クラッシック開幕戦として大変注目されるレースです。行われるのは宝塚市にある阪神競馬場ですが、宝塚市といえば、言うまでもなく宝塚歌劇団がある場所。ここで美雪花代が育ててきた馬が走るということを、感慨深く思っている方もいるようです。

美雪花代が夫から受け継いだものは「絶対にあきらめない信念」だと言います。それが、桜花賞に2頭の有力候補を送り込む原動力になりました。美雪花代は、サラブレッド生産は「夢を売る」仕事だから、芸能界とよく似ていると話しています。たしかに、馬たちを見つめる美雪花代の目は、トップスターになりたいという娘を見守る母親のようなまなざしです。

サラブレッド生産の仕事は、運営に莫大な費用がかかります。収益があったとしても赤字になることも少なくありません。それでも、美雪花代がこの仕事に情熱を燃やすのは、夫との約束のためだけではなく、未来のスターとなる馬たちを育てることに生き甲斐を感じているからではないでしょうか。

夢を実現させるための手段はいろいろありますが、美雪花代の場合は、芸能界で自身が輝くことより、育てた馬たちを競馬界のスターにするという道を選びました。それでも美雪花代は、より美しく輝き続けるに違いありません。

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