茂木健一郎の勉強法、脳活用法スペシャルから学ぶべきこと!

茂木健一郎の勉強法、脳活用法スペシャルから学ぶべきこと!

茂木健一郎、「鶴の恩返し勉強法」で暗記に効果?覚えたいテキストから目を離し、思い出しながら行うのもポイント!

茂木健一郎は、1962年10月生まれの53歳。「クオリア」という不思議な言葉をキーワードに、脳と心の関係についての研究を手掛けている脳科学者です。脳と神経についてまとめた一般読者向けの著作を数多く執筆し、マスメディアへの露出も多い人気科学者の茂木健一郎。ひらめきや気づきの瞬間に「アッ!」となる体験を「アハ体験」として、メディアで紹介したことでも有名です。

しかし、「脳科学者」としての活動内容には批判意見も多く、Twitterで発信した意見が、社会的に波紋を呼んだりもしています。とはいえ、やはり茂木健一郎が優れた科学者であるのは事実。そんな茂木健一郎が、自身の体験をもとに編み出した、勉強法や脳活用法を一挙に紹介したのが、2008年4月放送のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀 茂木健一郎の脳活用法スペシャル ~暗記力・集中力・育ての極意~』でした。

茂木健一郎が、学生時代から続けてきた暗記法勉強法として紹介されているのが「鶴の恩返し勉強法」。記憶を長くとどめる脳の部位は、見たり、聞いたりという五感をつかさどる部分と近い場所にあるとされるため、覚えたいことを大声に出し、ひたすら多く書くのが効果的と考える茂木健一郎。日本昔話で有名な「鶴の恩返し」で機織りをする鶴の姿を想起させることからのネーミングです。

さらに「鶴の恩返し勉強法」には、もう1つ重要な点があります。それは、覚えたいテキストから目を離し、思い出しながら行うこと。思い出すことを繰り返すと、脳に対して、記憶の定着が向上するのだそうです。これは、受験生必見のポイントですね。

茂木健一郎、「短時間集中法」で細切れ時間活用!短時間内で脳内の集中トレーニング?

茂木健一郎が、もう1つすすめているのが、「短時間集中法」。仕事や勉強を行う際、集中したい状況でありながら、雑多な横やりが入って中断するのは日常茶飯事といえます。特に、携帯電話などが普及している現代では、避けて通れないシチュエーションでしょう。

それに対する茂木健一郎のアドバイスは、中断からの立ち上がりをなるべく早くできるよう、あえて細切れに作業をするというもの。具体的な方法として、電車の乗り換えの間など、細切れの時間を活用し、1つでいいから仕事をするようトレーニングを積み重ねます。短時間内で何回も集中スイッチを入れると、脳の中では、集中するための神経回路が鍛えられるのだそうです。このとき、何かを考えるのではなく、具体的な行動を行うことが重要であると茂木健一郎は語ります。

茂木健一郎の考えによると、脳は思考している状態よりも、行動している状態のほうがコントロールに適しているということです。集中スイッチを入れやすくするためには、ほんのわずかであっても作業している状況でトレーニングを重ねることが重要。とにかく、いつでもどこでもわずかな時間を割くことはできるため、現代サラリーマンにはうってつけの集中トレーニングといえましょう

茂木健一郎のTwitter暴走名言集!ノーベル賞問題とは?!

茂木健一郎、Twitterでの意見発信が話題!名言から暴走発言までバラエティー豊富!

茂木健一郎といえば、良くも悪くも話題になるのがTwitterのツイート内容。思わずうなずくような名言から、爆笑もののユル~い内容、果ては暴走発言までバラエティー豊富です。「タイムプレッシャーをうまく使え。30分の問題ならば、自分と無理めの契約を結び、「20分で終わらせる」と宣言してみる。そうして、常に最高のパフォーマンスが出せるように」、「集中力は、生まれつきの性格ではない。

集中に使われる回路は、筋肉と同じように鍛えることができる。最初はダメでも、瞬間的に集中することを繰り返せば、集中力の高い脳を作れる」というような、脳活用法つながりの名言はさすがと言わざるを得ません。かと思えば、「ぼっくんも、アタマ、すごく悪いんでしゅ。いっしょにカラオケ行くと、分かりましゅ」と脱力必至のつぶやきも。

女子サッカーでは「よし、なでしこ、落ち着いていけ!くのいちじゃ!手裏剣シュートじゃ!」、「がんばれ、なでしこ!蜘蛛女のディフェンスや!」。果ては、学力偏差値を重視する日本の入試や受験産業にまで言及し、「偏差値を計算する、くされ外道予備校ども、みんなつぶれろ!」と暴走発言まで飛び出す始末で、まったく油断なりません。

茂木健一郎、ノーベル賞問題で炎上!過去の発信が反感を買った?

茂木健一郎のツイートは、世間に波紋を投げかけることも少なくありません。その中の1つがノーベル賞問題。過去の対談で「ノーベル賞といっても、大したことのないものもあります。だから、日本人がノーベル賞を取ったと大騒ぎするのが、ずっと不快でして。自分たちでは何も考えず、スウェーデンの人たちにノーベル賞と決められて、なぜそんなにありがたがるのか」と、ノーベル賞受賞に大いに盛り上がる日本国民の姿を批判した茂木健一郎。

しかし、2015年7月にTwitterで「SEALDsにノーベル平和賞を!」と発信したことで、過去の意見と矛盾していると大騒ぎになりました。茂木健一郎とSEALDsの代表奥田愛基とは親しく、その父・奥田知志は、実は茂木健一郎と共著で本を出版したこともある間柄。Twitterの画像でも、食事の席を共にするほど、関係が良好な様子がうかがえます。この様子に対し「残念の一言に尽きる」、「ノーベルさんもびっくり」、「大丈夫か?こいつ」など、茂木健一郎への批判や非難で炎上する騒ぎにまで発展。

自らの過去の発言を忘れていたのでブレが生じただけのようですが、過去のノーベル賞関連の発言が、日本中を敵に回したと受け止められかねない論調だったため、より強い反感を買ったとも言えます。言論の自由は尊重されるべきですが、メディアでの意見発信の多い立場だけに、茂木健一郎には、ブレのないスタンスが求められるところです。

茂木健一郎 葉加瀬太郎の高嶋ちさ子擁護が飛び火?「他人の空似」で炎上被害!

茂木健一郎は、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子のコラムが非難される騒ぎで、その飛び火を受けてしまいました。事の発端は、高嶋ちさ子の2月12日付「東京新聞」コラム。子供2人がゲームをする時間の約束を破ったことを理由に、ゲーム機を“バキバキ”に折ったとコラムに掲載し、この一件がネット上で非難される騒ぎに。これに対して、葉加瀬太郎が「それだけで高嶋ちさ子の人格までどうこう言うことは間違っています」とTwitterで擁護。

さらに、「彼女の人間性をとやかく言う前に、まず彼女の音楽を聴いてから」と、高嶋ちさ子の演奏を聴くことを薦めたものの、これが「火消し」どころか「燃料投下」に。ところが、葉加瀬太郎に集中砲火が浴びせられるはずが、一緒に叩かれる羽目に陥ったのが、葉加瀬太郎に風貌が似ている茂木健一郎だったのです。茂木健一郎は、2016年2月22日のブログで「念のため……私は、葉加瀬太郎さんではありません」と念押し。

あくまでも「別人28号な」とした上で、よく間違えられることは認めつつも、「脳科学者の、お・ね・が・い。うふっ」とお茶目に締めくくりました。常日頃は、自身もTwitterで炎上騒ぎを起こすことがある茂木健一郎ですが、今回は「他人の空似」で炎上被害に遭うとは皮肉な話。それはさておき、茂木健一郎のツイートの中には傾聴に値する深い内容も多いので、今後もその活動には注目していきたいところです。

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