モロ師岡はコメディアン俳優!妻・楠美津香のプロフィールは?

モロ師岡はコメディアン俳優!妻・楠美津香のプロフィールは?

モロ師岡はピン芸人だった!名バイプレイヤーの演技力を培った芸人時代とは?

モロ師岡は、今や映画やドラマに欠かせない名バイプレイヤーの1人です。しかし、1996年公開の北野武監督映画「キッズリターン」で役者デビューする前は、ピンで活動する芸人でした。専修大学商学部在学中から所属していた劇団現代で俳優活動を続ける中、卒業後は、ショーパブや、ストリップ劇場でコントを披露していたモロ師岡。ストリップ劇場では、1日12時間、365日缶詰状態の過酷な修業の末に、警察のガサ入れでモロ師岡自身も連行されるなどの奇特な経験によって、コントには、ますます磨きがかかります。

こうして1990年以降、モロ師岡は、ひとりコントでテレビで活躍するようになり、一時は、レギュラー番組を5本も抱えるほどになりました。その後、モロ師岡が役者に転向した理由は、アドリブが利かないことを激しく憂いたため。とはいえ、「キッズリターン」がいきなり出世作となり、「半沢直樹」などのヒットドラマなど、数多くの作品でモロ師岡が求められてきたのは、コメディアンとして培った引き出しの多さの賜物といえそうです。

モロ師岡の妻・楠美津香も元女優志望のピン芸人!プロフィールは?

モロ師岡が1992年に結婚した妻・楠美津香は、「ひとりコントの女王」の異名を持つ、女性ピン芸人のパイオニア的存在です。楠美津香は、1962年3月24日生まれで、1959年2月20日生まれのモロ師岡より3歳年下。彼女もまた、もともとは女優を志望していましたが、横浜放送映画専門学院(現日本映画学校)在学中に受講した、内海桂子・好江の漫才教室をきっかけに、卒業後は、いくつかの女性コンビを渡り歩いて、お笑い芸人として活躍します。

一時は、放送作家や、コント作家として活動していた楠美津香。そんな彼女がひとりコントに目覚めたのは、モロ師岡のコントライブを見たことがきっかけだったといいます。構図的には、”モロ師岡を慕う年下の可愛い女性”ではありますが、現在のパンキッシュなファッションスタイルよろしく、結婚生活では、モロ師岡を震え上がらせる恐妻のようです。

モロ師岡も出演NHK「昔話法廷」が面白い!田口トモロヲとの見分け方は?

モロ師岡も出演NHK「昔話法廷」カチカチ山裁判などシュールな演出が斬新!

モロ師岡も出演したNHK「昔話法廷」は、2015年8月10日~12日にEテレ放送された、中高生向けのドラマです。物語は、「三匹のこぶた」「カチカチ山」「白雪姫」といった誰もが知る昔話が、現代の法律に則った裁判形式で展開され、最終的な判決は、常に視聴者に委ねる格好で終了するという斬新な作りが特徴的。モロ師岡が弁護人として出演した「カチカチ山」の被告人は、ウサギです。親のように慕っていたお婆さんを殺したタヌキを、惨たらしい手口で殺害しようとしたウサギは、有罪か、それとも情状酌量で執行猶予とするのか……。

検察側証人として出廷したタヌキの証言を交えて、弁護人、検察の論戦が繰り広げられるというシュールさが、世代を越えて、大人の間でも話題となりました。この「昔話法廷」は、ドイツで開催された「ブリ・ジュネス2016」で、子供たちの投票第1位を獲得し、国際こども審査員賞を受賞。2016年8月3日~5日に放送が予定されている第2弾に、モロ師岡が出演するとの情報はありませんが、過去の放送話と共に、ぜひチェックしておきたい番組です。

モロ師岡と田口トモロヲの違いを検証!誤認識はバイプレイヤーたちの宿命か……

モロ師岡のように、大量すぎる作品へ、縦横無尽に出演するバイプレイヤーたちには有りがちなことですが、名前と顔が一致しない現象が、たびたび起こります。モロ師岡の場合は、「あの北野武作品の人って、田口トモロヲだよね?」と勘違いされることが多いようです。田口トモロヲといえば、かつてNHKで放送されていた「プロジェクトX」のナレーションをはじめ、ミュージシャン、映画監督、劇画家と、幅広い活躍を見せる人物。頬がニキビ痕でボコボコとしたモロ師岡に対して、田口トモロヲのほうは、フラットな頬と、時折かけている黒縁メガネでお洒落な様相を呈しています。

2人を並べてみると、決して似ているわけではありませんが、田口トモロヲもまた、モロ師岡と同様に、大量の映画やドラマ作品に出演しまくっているバイプレイヤー。そして、名前が「モロ」繋がりなことが、誤認識されやすい要素なのかもしれません。

モロ師岡2016年も映画・ドラマと出演作続々!しかし妻・楠美津香には労ってもらえない!?

モロ師岡は、2016年に入ってからも、映画やドラマに引っ張りだこ。2016年5月から放送中のWOWOWドラマ「沈まぬ太陽」や、7月29日公開予定の映画「シンゴジラ」など、豪華キャストが勢ぞろいする大型作品に名を連ねていることで、モロ師岡が、いかに重宝されているかが分かります。

現在のモロ師岡は、2016年10月に公開が予定されている江戸川乱歩賞作家・竹吉優輔のミステリー小説の映画化作品「レミングスの夏」の撮影中。加えて、いまだにひとりコントのソロライブ活動を定期開催しているというモロ師岡には、どこか職人気質のような渋みさえ覚えます。ところが、2016年7月17日放送の「行列のできる法律相談所」では、そんなモロ師岡の実態が、”妻に怯える小心者”であることが発覚。家では、妻・楠美津香の数々の暴挙に文句も言えず、高校生の娘に舌打ちされては萎縮するモロ師岡。

スタジオに、威圧感たっぷりの楠美津香がサプライズ登場すると、「ヒエラルキーが分かるでしょう?」と、小声になりゆく様子は、まるで小鹿のようでした。かつては17万円のコンロを勝手に購入した楠美津香に、「17万円もかけるくらいなら、あんたの料理はイラナイ!」と激怒したこともあったそうですが、本当に1カ月間料理が出てこなかったことがトラウマとなっているのだとか。しかし、このようなうだつの上がらなさこそ、モロ師岡の名バイプレイヤーとしての魅力。俳優の存在感とは、創り出されるものではなく、その人のリアルな人生から醸しだされるものなのかもしれません。

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