中嶋朋子は子役から成熟した大人の女優へ!蛍ちゃんの成長を追う!

中嶋朋子は子役から成熟した大人の女優へ!蛍ちゃんの成長を追う!

中嶋朋子は子役から大人の演技派女優に成長!

中嶋朋子は、1971年6月5日生まれの女優です。1975年に劇団ひまわりに入団してテレビドラマに出演し始め、1981年から放送された「北の国から」の黒板蛍役に選ばれたことで、一躍有名子役となりました。

「北の国から」は、倉本聰が脚本を、田中邦衛が主役の黒板五郎役を務めたテレビドラマ。1982年の3月に連続ドラマの放送が終了した後も、1983~2002年まで、スペシャルドラマとして8作品が放送された人気作品です。10年以上にわたって紡がれていったドラマの中には、蛍の成長が繊細に映し出され、視聴者の誰もが蛍の幸せを願っていました。

新作のスペシャルドラマが放送されるたびに大人の女性へと成長していく蛍と、長きにわたって蛍役を演じ続けてきた中嶋朋子が、完全にリンクしてしまっていた人も少なくないに違いありません。2002年に最終回を迎えた後に、テレビや映画で中嶋朋子を見ても、「蛍ちゃんだ!」と思ってしまうほど、その印象は強烈でした。

しかし、中嶋朋子は、蛍ちゃんばかりを演じてきたわけではありません。ドラマに映画、舞台で、女優としてさまざまな役柄を演じ続けてきました。名子役から演技派女優へ成長を遂げた中嶋朋子は、1992年には「日本映画プロフェッショナル大賞」で主演女優賞を、2009年には舞台「ヘンリー六世」の演技が認められ、「第44回紀伊國屋演劇賞」個人賞を受賞しています。

中嶋朋子と黒板蛍!2人の成長の軌跡

10歳の頃から「北の国から」に出演し、大自然に囲まれた富良野で暮らす純朴な少女・蛍を演じたことで、名子役と呼び声の高かった中嶋朋子。蛍は、父の五郎を気遣う心優しい娘でしたが、口下手で頑固な父に対して、いつしか反発するようになっていきます。当時の中嶋朋子本人は、学業と仕事で忙しくしている中、希望の中学校に進学できなかったことで悩んでいたそうです。

一方の蛍は、中学卒業後に看護学校に進むと、通学電車の中で芽生えた淡い恋も経験します。そして、父の期待を裏切ることになると分かっていても、自立する道を選びました。札幌の病院で看護師として働き始めた蛍でしたが、勤務先の医師との間にできた子供を身ごもります。

とはいえ、医師とは不倫関係。相手に知らせないまま、息子の快を出産します。その後は、幼馴染の正吉と結ばれ、紆余曲折を経て真実の愛を手に入れました。まるで蛍の人生をなぞるかのように、中嶋朋子は、1998年に子供を授かっています。そうして迎えた2002年のシリーズ最終回「北の国から 2002遺言」では、快役として実の息子が出演したことで、リアルな親子共演が実現しました。

中嶋朋子の現在は結婚してママに!出演映画「家族はつらいよ2」あらすじキャスト

中嶋朋子の息子はもうすぐ19歳!映画出演していた!!

中嶋朋子は、1998年に、6歳年上のヘアメークアーティストの西村俊範と結婚しています。交際10年の末、めでたくゴールインした中嶋朋子のお腹には、このときすでに新しい命が宿っていました。夫の西村俊範と出会った時に、「絶対に離してはいけない人」と感じたという中嶋朋子。同年6月に長男を出産しましたから、息子は、2017年現在、そろそろ19歳を迎えるころでしょう。

その愛息子は、現在、俳優として活動していると言います。それが、2015年に公開された映画「ソロモンの偽証」が演技初挑戦となった、俳優の西村成忠です。映画では学生服姿でメガネをかけていましたが、細身で、鼻筋が通っている感じが中嶋朋子に似ているかもしれません。表立って親子関係を公表してはいませんが、夫と同姓で、中嶋朋子と同じ砂岡事務所に所属しているところを見ても、親子の可能性は高いと見られます。

中嶋朋子出演映画「家族はつらいよ2」の気になるあらすじ!キャストにはあの芸人も

中嶋朋子が2016年に出演した映画「家族はつらいよ」の続編が、2017年5月27日に公開されます。「男はつらいよ」シリーズでお馴染みの山田洋次監督によるこの新シリーズ映画は、監督の十八番でもある人情喜劇です。「男はつらいよ」が幕を閉じて早や21年、その後継作に位置付けられている「家族はつらいよ」は、第1作が公開されるや、すぐに続編製作が発表されるという注目度の高さでした。

満を持しての公開となる続編「家族はつらいよ2」の気になるあらすじですが、第1作目では、熟年離婚をテーマに大騒動を繰り広げられました。次なるテーマは「無縁社会」です。ドライブ好きの主人公・平田周造(橋爪功)の高齢による免許証返上を目指す、平田家の人々の奮闘ぶりが面白おかしく描かれています。偶然再会した周造の同級生が突然死したことから、「自分にとっての幸せとは何か」という問いかけに、周造の妻・富子(吉行和子)や、長男・平田幸之助(西村正彦)とその妻・史枝(夏川結衣)ら、平田家の面々の心情が動いていく様子も見どころの1つ。

中嶋朋子は、平田家の長女・金井成子役で、林家正蔵演ずる夫・金井泰蔵と登場します。成子は、気の強い中年女性というキャラですが、1作目公開当初からはまり役だと評判だったので、「家族はつらいよ2」での演技にも注目したいですね。その他にも、次男夫婦に妻夫木聡と蒼井優、火葬場の職員役で笑福亭鶴瓶など、実力派が顔をそろえている本作。そしてもう1人、劇団ひとりが、山田洋次監督への熱烈ラブコールの末、念願かなって、刑事役で出演を決めています。

中嶋朋子が三島由紀夫原作のSF映画に出演!亀梨和也がリリーに「愉快」

中嶋朋子は、「家族はつらいよ2」の公開前日に上演が始まる、2017年5月26日公開の映画「美しい星」にも出演しています。本作は、三島由紀夫原作の異色SF小説「美しい星」をベースに映画化した作品です。あらすじは、ひょんなことから、自分たちは宇宙人であると覚醒した家族が、核戦争危機に陥った世界を救おうと奮闘することに。宇宙人一家は4人。主人公は、リリー・フランキー演じる大杉重一郎。その妻・伊余子を演じているのが中嶋朋子です。

息子の一雄を亀梨和也が、娘の暁子を橋本愛が演じています。父は火星人、息子は水星人、娘は金星人と、次々に宇宙人であることに目覚めていく中、伊余子だけが、なかなか木星人として覚醒できないという設定も物語を盛り上げます。監督の吉田大八は、原作小説を学生の時に読み、「映画化したい」と思い続けていたそうです。30年ごしの念願を叶えることとなった映画「美しい星」では、当然、演出にも熱が入ったと明かしています。

試写会では、キャストから宇宙人役を演じることの難しさが語られ、中嶋朋子も、「難しかったが、楽しかった」とコメント。予告を見ると、伊余子が何らかのカギを握っているようでもあり楽しみです。「北の国から」の黒板家、「家族はつらいよ」の平田家、そして「美しい星」の大杉家……なんとも個性が強い家族の一員を演じることに縁がある中嶋朋子。

プライベートでは、撮影で多くの時間を過ごした富良野を思い出し、都会でも小さな自然を見つけては和んでいるとか。近年はドラマ出演が減ってきているようにも感じられますが、肩の力が抜けて、ベテランの域に達する演技派女優になった中嶋朋子を主演に据えたドラマも見てみたい気がします。

関連記事

ページ上部へ戻る