西野朗の現役時代の経歴は?サッカー日本代表を救えるか?!

西野朗は元日本代表!Jリーグ監督時代は数々のチームを優勝へ導く

西野朗は元日本代表!現役時代の経歴は?

サッカー日本代表の指揮をとっていたヴァヒド・ハリルホジッチの突然の解任を受け、新監督に就任した西野朗(にしのあきら)。思わぬ展開でにわかに注目されることとなりましたが、2016年3月にJFA(日本サッカー協会)の理事に就任して以降、技術委員長として日本サッカー界の発展に尽力し続けてきました。

西野朗は、サッカーの名門・埼玉県立浦和西高等学校を卒業後に、早稲田大学教育学部へ進学。ポジションはMFで、天才肌なプレーが評価され、大学在学中に日本代表に選出された実績の持ち主です。卒業後は日立製作所本社サッカー部に所属しましたが、成績に伸び悩み、入社した初年度を最後に日本代表から外れ、悔しい思いをしました。

しかし、復調した西野朗は、サッカー選手として12年間活躍を続け、通算の出場試合数は143試合で、得点数は29点という成績を残しています。2年間選出された日本代表としては、12試合に起用され、その中で自らゴールを決めたのは1点。キャリアハイは1985年で、8試合連続得点によるベストイレブン選出という輝かしい記録を残しました。

西野朗がJリーグ監督時代に優勝に導いたチームとは?

1990年に現役選手を引退した西野朗は、監督としての道を歩み始めます。1991年には、将来のA代表候補になる選手を見極めるU-20日本代表の監督に選出。1994年に、西野朗がU-23日本代表監督に就任すると、28年ぶりとなるオリンピック本大会出場を決めました。

グループリーグD組で共に戦ったサッカー王国ブラジルは、過去のオリンピックで4連覇を達成している強豪国。しかし、日本が1-0で勝利したことで、奇跡を起こしたと話題になりました。この試合でブラジルが放ったシュート数28本に対して、日本はわずか4本。必死に守って1本のチャンスに集中した日本が起こしたジャイアントキリングは、会場となったマイアミ・オレンジボウルにちなみ、後に「マイアミの奇跡」と呼ばれるようになりました。

この快挙がきっかけとなって、数々のチームの指揮をとるようになった西野朗。1998~2001年までは柏レイソルで監督を務めてナビスコカップで優勝し、自身もJリーグ最優秀監督に選ばれています。2002~2011年は、それまでタイトル争いに無縁だったガンバ大阪で指揮をとり、見事にJ1優勝を遂げたばかりか、天皇杯でも優勝するまでに成長させました。その後、ヴィッセル神戸や名古屋グランパスの監督を務めた後、監督業から退いています。

西野朗がJFA技術委員長として日本サッカーを強化!妻や息子など家族構成は?

西野朗はJFA技術委員長としてサッカー界を支えていた!

監督業から遠ざかった西野朗は、JFAの技術委員長として日本サッカー界に関わっていくようになりました。そもそも、技術委員会とは、日本代表の強化に向けて、ユースチームや指導者についての現状分析を行い、強くなるための土台を作る組織。代表監督の選定や、A代表をはじめとする代表強化の施策を決めるなど重要な役割を担っています。

技術委員長とは、そのトップであり、他の組織などとも連携をとりながら、日本サッカーの強化に努めるという役職です。監督の選定にも深くかかわっていた技術委員長の西野朗は、2018年3月28日に、ヴァヒド・ハリルホジッチの代表監督続投を明言するも、4月に入ると突然の電撃解任が発表されました。その後、後任督に就任することが発表された西野朗は、6~7月に開催されるロシアワールドカップまで、日本代表監督として指揮をとります。

西野朗の妻や息子など家族構成は?

選手時代を含め、人生の半分以上をサッカーに費やしてきた西野朗は、妻である美佐子と、息子の卓朗、娘のさやかの4人家族です。妻については、若い頃からイケメンと言われてきた西野朗だからなのか、「妻は有名人」とか「美人だからモデルではないか」などという憶測や噂が出回っていますが、プロフィールはおろか顔すら公表されていません。

「娘は二世タレント」や「息子はサッカー選手を目指している」という話も、全て噂でしかないようです。期待をこめた噂が多い西野朗ですが、日本代表監督に就任したことで、家族への関心も再び高まるかもしれませんね。

西野朗がサッカー日本代表を救う!「ロシアの奇跡」なるか期待

ロシアワールドカップを目前に控えた大事なこの時期に、西野朗がサッカー日本代表の新監督に就任するという衝撃的なニュースが入ってきたことは、まだ記憶に新しいでしょう。ロシアワールドカップでの勝利を目指して何年も前から指揮をとってきたヴァヒド・ハリルホジッチが電撃解任され、そばで支え続けてきた西野朗が後任を託されるという異例の事態となりました。

前任者のヴァヒド・ハリルホジッチは、選手に厳しく接しながらプレーや戦術面を徹底したスタンスによって選手との溝が埋められなくなり、解任されたと言われています。それが解任劇の真実であれば、当然、西野朗は全く逆のスタイルでサッカー日本代表を勝利に導かなければなりません。

今後の方針について問われた西野朗は、「『アキラは選手100%』の姿勢でワールドカップ予選1次リーグを突破する」とコメント。選手に余計なプレッシャーを与えないように具体的な目標は設定せず、のびのびとプレーできる環境をつくり、持っている力以上を発揮させると意気込んでいます。

「このタイミングで?」と不安を覚えるサッカーファンも多いと思いますが、さまざまな軋轢を一旦リセットし、思うがままにサッカーを楽しもうという西野朗の考えは、日本代表のピンチを救うのではないでしょうか。「監督や選手、スタッフを信じる」というチームスポーツの原点に戻るための選択肢としては、一定の評価ができると思われます。

ロシアワールドカップでは、これまで一番近いところから選手の頑張りを見てきた西野朗にしかできない采配ぶりを見せつけてもらいたいもの。その先に期待したいのは、もちろん「マイアミの奇跡」に続く「ロシアの奇跡」でしょう!

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