のりつけ雅春の漫画「アフロ田中」の火事シーンが怖すぎる!新連載も注目

のりつけ雅春の漫画「アフロ田中」の火事シーンが怖すぎる!

のりつけ雅春の漫画「アフロ田中」の火事シーンが怖すぎる!集団心理を鋭く描く

のりつけ雅春は、代表作品「アフロ田中」シリーズで有名な人気漫画家です。2000年に、乗附雅春名義で描いた「中途退学物語」という作品で、小学館が主催している「新人コミック大賞」のヤング部門に入選しデビューしました。

2002年の「高校アフロ田中」から始まって、「中退アフロ田中」「上京アフロ田中」「さすらいアフロ田中」「しあわせアフロ田中」とタイトルを変えながらシリーズを連載してきたのりつけ雅春。彼が描く漫画の魅力の1つは、ギャグ漫画でありながら、人間の本音や心理に迫ることで見る人を考えさせるところです。たとえば、熱心なファンも多く、松田翔太主演で映画化もされた「アフロ田中」には、火事の際の集団心理の恐怖を描いて話題になったシーンがあります。

描かれているのは、火事が起こって、たくさんの傍観者がいるにもかかわらず、誰も119番をしないため消防車が到着しない様子です。のりつけ雅春は、火事を目の前にしても、「自分でなくとも」「誰かがやるだろう」と思ってしまいがちな集団心理を「傍観者効果」と表現しています。

のりつけ雅春は古谷実の大ファン!作中にも「行け!稲中卓球部」の名残が

のりつけ雅春は、同じく人気漫画家である古谷実の大ファンのようです。古谷実は、卓球部員たちの毎日をハイテンションに描いた「行け!稲中卓球部」を筆頭に、「ヒミズ」や「ゲレクシス」など名作を世に生み出している人物。下ネタもいとわないギャグ漫画から、シリアスな雰囲気の作品まで幅広い内容を発表してきました。

のりつけ雅春が自ら「稲中に大きな影響を受けた」と発言しているように、「アフロ田中」シリーズ1作目である「高校アフロ田中」には、古谷実の「行け!稲中卓球部」の雰囲気がどことなく残っています。今なお中毒者を増やし続けている「アフロ田中」は、稲中のギャグセンスも土台にし、のりつけ雅春ならではのテイストを加えることで、さらに面白さを増していると言えるかもしれません。

のりつけ雅春と妻がバリ島でファンに神対応!出身地加須市の観光大使という一面も!

のりつけ雅春はサーフィンが大好き!妻とバリ島に行った際もファンに神対応

のりつけ雅春の趣味はサーフィン。そのサーフィンの思い出話がよく登場する公式ツイッターを見ると、仕事で忙しいながらも、時間を見つけては海に向かっている様子がうかがわれます。サーフィンをするために、妻とバリ島まで行ったこともあるそうです。

一般の方のブログにも、バリ島でサーフィンをしていたのりつけ雅春と妻に偶然会い、ボードに「アフロ田中」のイラストを書いてもらったという写真付きの記事がアップされています。そのブログを確認してコメントを残すという礼儀正しいのりつけ雅春は、ファンサービスを欠かさず、決して偉ぶることのない人柄なのでしょう。

のりつけ雅春が埼玉県加須市の観光大使に!

のりつけ雅春は、2013年に、出身地である埼玉県加須市の観光大使に任命されています。加須市の観光大使とは、市の魅力を全国に発信するために加須市観光協会が任命するもの。芸術や音楽、スポーツや経済など、さまざまな分野で活躍している加須市にゆかりのある著名人が多く任命されており、のりつけ雅春もその名を連ねました

のりつけ雅春が描くホワイトデーあるあるネタ!「アフロ田中」でオトコの悩みを共有!

ホワイトデーも間近に迫った2018年3月、のりつけ雅春が描いた作品「アフロ田中」シリーズの主人公・田中広を中心とする「ちょっとダメな主人公」を集めたスマホ向けサイトがオープンしました。「俺たちの絶望ホワイトデー」というタイトルのこのサイトのテーマは、ホワイトデーのあるあるネタ。

小学館のさまざまな漫画に登場する、ちょっとダメな主人公たちが登場するイラストや短編漫画で、ホワイトデーにありがちなエピソードが描かれています。「チョコをもらったのにチョコを返すのはなんかダメな空気」「女子力が高すぎるモノを返すと気持ち悪がられる」など、見ている側も「ああ、すごく分かる」と納得してしまう内容となっているのは、さすがのりつけ雅春です。

このようなところからも、人間が心の内に抱える微妙な心理や本音を、冴えわたるギャグセンスで軽妙に描いて読ませる、のりつけ雅春作品の人気の理由が感じられます。そんな中、アフロヘアがトレードマークの田中広の日常を描いてきた「アフロ田中」シリーズ第5弾「しあわせアフロ田中」も、2018年3月で連載最終回を迎えました。

4月末にスタートする新シリーズにも注目が集まりますが、読む人の心をつかんで離さない、独自性を持つ世界観を描き続けているのりつけ雅春の作品は、今後も長く読み継がれていくことでしょう。

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