大童澄瞳はペンネームではなく本名だった!ツイキャスも面白いと話題に

大童澄瞳はペンネームではなく本名だった!現在もサークル活動は継続中?

大童澄瞳はペンネームではなく本名だった!”デンノー忍者”ではなく本名でデビューしたワケは?

大童澄瞳(おおわらすみと)は、神奈川県出身、1993年3月19日生まれで、2016年にデビューした新進気鋭の青年漫画家です。高校時代は映画部に所属し、その後はデザインとアートの専修学校・東洋美術学校絵画科に進みました。

卒業後に独学でアニメーションを学んだ大童澄瞳は、ひとりでオリジナル漫画を制作し、自主制作作品に限定した同人誌即売会として有名な「コミティア111」に出品。すると、「スピリッツ」編集者の目に留まり、漫画家デビューの道が開けます。23歳の時に、「月刊!スピリッツ」2016年9月号にて掲載が開始されたデビュー作「映像研には手を出すな!」で早くも人気漫画家の仲間入りを果たした注目の逸材です。

デビュー前は「デンノー忍者」という名前で制作活動をしていた大童澄瞳ですが、漫画家デビューをきっかけにペンネームを変更したことはファンの間で話題となりました。変更後の「大童澄瞳」については、「ペンネーム狙いすぎ」「読めない」「大きい子供(童子)に澄んだ瞳はストレートすぎ」などの意見も飛び交うほど。

しかし、本人から「(色々な意見もあるようですが)本名なので許してください」とのコメントが届くや、一転して「かっこいい!」「羨ましい!」と賞賛の嵐に。実際のところ、今まで通り、「デンノー忍者」として活動するか、本名で活動するかについてはかなりの紆余曲折があったようです。

編集担当者の「後々いろいろなタイプの作品を描くかもしれないので本名も良いですね」という言葉で、本名でデビューすることに決めたとか。ペンネームだと勘違いするほどに美しい名前でびっくりです。

大童澄瞳が”独り”サークル活動継続中!?「科学少女隊」のネーミングの由来教えます!?

大童澄瞳は、漫画家デビュー前から「サークル活動」を継続していると言います。「サークル活動」と言っても、他にサークル員がいるわけではなく、大童澄瞳のみ、つまりは男独りの「サークル活動」の様子……。とはいえ、歴としたサークル名もあり、「科学少女隊」とネーミングされています。この”独り”サークル「科学少女隊」として活動する中で制作されたSF漫画「ウサゴギ」も、コミティアに出品して販売した実績があるそうです。

趣味と実益を兼ねたちょっと変わった「サークル活動」が実を結び、漫画家になるべくしてなった大童澄瞳には非凡な才能を感じます。ちなみに、「科学少女隊」のネーミングは、アニメ「魔法少女隊アルス」に由来しているとのことで、「『魔法少女まどか☆マギカ』由来ではないよ!」、と大童澄瞳本人がコメントしています。

大童澄瞳が「映像研には手を出すな!」で大賞や1位に!ツイキャスも面白いと話題に!

大童澄瞳が「映像研には手を出すな!」で「ブロスコミックアワード2017」の大賞に!

2016年に23歳で漫画家デビューした大童澄瞳は、デビュー作「映像研には手を出すな!」が早くも人気となり、大注目作品として話題を集めています。同人誌時代からのファンはもちろんのこと、他にも作品の虜になる人が急増し、大童澄瞳の「映像研には手を出すな!」は、TV Bros.(テレビブロス)が主催する「第10回ブロスコミックアワード2017」で大賞を受賞するほどの人気作品となりました。

この他にも、「このマンガがすごい!2018」オトコ編で15位、「THE BEST MANGA 2018 このマンガを読め!」7位にランクインするなど、デビュー作にして漫画ファンの心をガッチリとつかんだようです。

大童澄瞳がTwitterで質問攻め!?ツイキャスも面白いと話題に

若手作家らしく、SNSも駆使してファンと交流している大童澄瞳。Twitterで小まめにリツイートしているところも人気の高まりに一役買っているようです。Twitter内でファンの質問に逐一答えている大童澄瞳の様子を見ていると、制作の邪魔にならないのか少々不安になってしまうほど。しかし本人曰く、トイレへ立つ間くらいの感覚だそうなので、ちょうど良い気分転換になっているのかも知れません。

大童澄瞳のTwitterは、ファンからの質問への回答により、大童澄瞳の人となりが垣間見えるような興味深いやり取りとなっています。たとえば、「初めて買ったマンガは?」との質問に「てんとう虫コミックスの『ドラえもん』第10巻をブックオフで買いました」や、「得意な料理は?」「カップラーメン」。「集めているものは?」「ドラえもんグッズ、松脂、黒曜石」など、さまざまな質問に率直に答えている大童澄瞳。

Twitter内では、大童澄瞳が小学生~中学生頃に発達障害であることが分かったことも明かしています。障害者手帳も持っており、薬も飲んでいるそうですが、症状と向き合うことができたのは「親の理解」に尽きるとか。「あとはもう開き直りと薬による安定です」と語る大童澄瞳は「薬によって生活能力が健常者に近づいた時は、過去の辛い日々を振り返って泣きましたぞ」とも明かしています。

現在もスケジュール管理などは少し苦手なままではあるものの、安定した生活ができている様子です。大童澄瞳のよりコアな部分を知りたい方は、「シロガナスたぬき」と題した動画を定期的に配信しているツイキャスをチェックしてみるのもおススメ。ファンとのコアな問答により、これからもツイート数もファン数もどんどん増えていくことでしょう。

大童澄瞳のデビュー作「映像研には手を出すな!」が「マンガ大賞2018」にノミネート!

デビュー作で、たちまち人気漫画家となった大童澄瞳ですが、その「映像研には手を出すな!」が「マンガ大賞2018」にノミネートされ、またまた注目を集めています。書店員を中心とした漫画好きのボランティアが選考員となって投票する「マンガ大賞」で大賞に選ばれた作品は、その後に映画化されるなど人気作ばかりです。過去にも、「ちはやふる」「3月のライオン」「海街diary」などが大賞を受賞しています。

今回「マンガ大賞2018」にノミネートされたのは、全252作品のうちの12作品。選りすぐられた12作品も、2017年にアニメ化されて人気を博した、つくしあきひとの「メイドインアビス」をはじめ話題作が目白押し。ノミネートされた12作品の中から2次選考が行われ、3月下旬~4月上旬に開催予定の授賞式にて大賞受賞1作品が発表されることになっています。

大童澄瞳の「映像研には手を出すな!」が、目の肥えた選考員が投票する「マンガ大賞」にノミネートされたということからは、人気だけでなく、実力もあるということがよく分かるでしょう。大童澄瞳の漫画は、空間把握能力がずば抜けていると評価も高いですし、巨匠宮崎駿を彷彿とさせる画力も魅力です。

通常、漫画では常に正面を向く吹き出し(セリフ)が使われますが、大童澄瞳の漫画は、背景の奥行きに合わせて、吹き出しやその中に書かれるセリフにも遠近法(パース)が使われています。また、メカや美術の細部までの書き込み具合は圧巻で、特にメカの図解ページなどはジブリファンも納得の緻密さ。

「映像研には手を出すな!」の単行本の帯には、「ドラえもん、宮崎駿、そしてザリガニが好きな人、集まれ!!」と堂々と巨匠の名前を出すなどすでに大物感も感じさせる大童澄瞳。「マンガ大賞」を獲れるか!?も気になるところですが、今後が楽しみな逸材のひとりとしても注目したいですね。

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