フェデラー歴代男子テニスの最強王者!?生涯成績や勝利数、タイトル数は?

フェデラー歴代男子テニスの最強王者!?生涯成績や勝利数、タイトル数は?

フェデラーは、歴代最強のトッププレーヤー!慈善活動も行う人格者!

ロジャー・フェデラーは、男子プロテニス界歴代屈指のトッププレーヤーとして燦然と輝いています。1981年8月8日生まれの34歳。スイス・バーゼル出身。身長185cm、体重85kgのフェデラーは、右利きで、バックハンド・ストロークは片手打ち。

教科書のような理想的なフォームを持ち、あらゆるショットを流麗に駆使するプレースタイルから、最も完成度の高い選手と評されています。また、グランドスラム男子シングル最多優勝17回、世界ランキング通算在位302週、通算獲得賞金歴代最多など、数々のレコードを更新し続け、男子テニス歴代最強王者との呼び声も高いです。

フェデラーは、その実力だけでなく、王者にふさわしい貫禄、品格も兼備した人格者で、試合中のマナーやフェアプレイも高い支持を受けています。ファンからの人気も絶大で、地元のスター選手との対戦でも、フェデラーには相手に負けないくらいの拍手が送られるほど。2003年にロジャー・フェデラー基金を設立し、アフリカの子供たちを積極的に支援したり、タイでおきた津波災害では自ら率先してチャリティイベントを企画して募金活動を行ったりなど、フェデラーの慈善活動も世界中の高い評価を受けています。

ユニセフの親善大使も務め、世界中の子どもたちに健康と教育の機会を確保し、さまざまな困難から子どもたちを守るためのプログラムを推進しているフェデラー。テニス競技の枠を超えて高い評価を受けていることは、スポーツ各分野で活躍したローレウス世界スポーツ賞を2005~2008年で4度受賞したことでも分かります。

フェデラー、歴代3位の1000勝到達!ライバルはナダルやジョコビッチ!

フェデラーは歴代最強ともいわれていますが、どれだけ凄い成績なのでしょうか。フェデラーのキャリア通算勝利は、1059勝238敗で勝率8割1分7厘。まさに無敵の勝ちっぷりです。今年1月には、ジミー・コナーズ1253勝、イワン・レンドル1071勝に次ぐ、歴代3位の1000勝を達成、もちろん現役では最多記録を成し遂げています。ツアー通算のタイトル数は、優勝96回(うちシングルス88回、ダブルス8回)。

その中でも、グランドスラム決勝は優勝17回を数えるフェデラー。グランドスラム4つすべて制覇した7名のうちの1人であり、各グランドスラムで5回以上決勝進出を果たした唯一のプレーヤーでもあるのです。そのフェデラーの前にライバルとして立ちふさがるのが、ラファエル・ナダルとノヴァク・ジョコビッチです。フェデラーの対戦成績は、VSナダルで11勝23敗とやや不利、VSジョコビッチでは21勝21敗と互角の数字を残しています。

しかし、これはあくまで数字上のこと。フェデラーとナダルが対戦した2008年のウインブルドン決勝では、今も語り継がれる白熱の名勝負が演じられました。この一戦は一進一退でナダルが制したものの、勝負内容・レベルともにテニスファンにはたまらない好ゲームでした。ジョコビッチは、ライバルというより、ポストフェデラーという位置づけ。今シーズンも好調で、次世代の王者として男子テニス界に君臨するとみられています。

フェデラーの年収は83億円!世界ランク推移や通算獲得賞金額、スポンサーは?

フェデラー、年収83億円!年収世界ランキングで5位入り!

フェデラーの誇るこれまでの実績に対して、年収はどれくらい稼いでいるのでしょうか?2011年、アメリカの経済誌フォーブスで「もっとも稼いでいる30歳未満のセレブ」ランキングが発表されたとき、フェデラーは、年収4700万ドル(日本円換算で約37億6000万円)で4位入りしています。

さらに、2014年の同誌ランキング「世界でもっとも稼いでいるアスリート」では5620万ドル(約67億円)稼いでいるとされたフェデラーは7位。2015年の同誌ランキングでは、フェデラーの年収は6700万ドル(約83億円)と公表され、順位は5位にランクアップしています。なお、「世界でもっとも稼いでいるアスリート」でフェデラーの年収を上回ったTOP4は、ボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニアの年収3億ドルを筆頭に、同じくボクシングのマニー・パッキャオが1億6000万ドル、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドが7960万ドル、同じくサッカーのリオネル・メッシが7380万ドルと続いています。

トップにいるフロイド・メイウェザー・ジュニアはフェデラーの年収の約4.5倍!書いているだけでも気が遠くなりそうです。しかし、年収の世界ランキングで上位を占めるだけあって、フェデラーをはじめ、いずれもトップレベルのプレーヤーばかり。。一般庶民にとっては、金額が大きすぎて、別世界の話としか思えないでしょう。

フェデラー、4年連続世界ランキング1位!世界的な企業がスポンサーに!

フェデラーは、17歳でプロ入り以降、世界ランキング6位に食い込んだのが21歳の時と、実に4年の歳月を要しています。キャリア初期は目立った活躍がなく、隠れた存在だったフェデラー。しかし、2004年から4年連続で世界ランキング1位を死守し、不動の王者となりました。2013年こそ、ケガに悩んだこともあってか、フェデラーは6位に転落しましたが、2014年は好調を取り戻し、2位に返り咲きました。年齢や後進の台頭がありながらも、ランキングで上位を保ち続けているフェデラーは驚嘆に値します。

フェデラーの通算獲得賞金は2014年終了時点で8861万ドル(約105億円)と、歴代プロテニスプレーヤー中でも最も稼いでいます。賞金だけでも100億円以上稼いでいますから、フェデラーの年収はもっと凄いことに。実は、テニスプレーヤーの年収の大半は、スポンサー収入で占められています。2014年度の年間獲得賞金が約6億円なので、フェデラーの場合、スポンサー収入が60億円ほどという計算に。

そのフェデラーのスポンサーには、クレディ・スイス(銀行)、LINDT(チョコレートブランド)、ROLEX(腕時計メーカー)、MERCEDES-BENZ(車)など世界的な企業がズラリと並んでいます。やはりスイス出身ということが大きいのか、地元企業が目立ちますね。地元出身のトッププレーヤーですから、スポンサーにつきたくなるのも当然でしょう。

フェデラー、ATPワールド・ツアーファイナルでジョコビッチに貫録勝ちも再戦で完敗

フェデラーが、ATPワールド・ツアーファイナルのリーグ戦で、ジョコビッチを圧倒し、連勝記録更新を阻みました。大会初日に第8シードの錦織圭を一蹴した王者ジョコビッチ、しかしこの日は握ったチャンスをものにしきれず、第1セットを落とすと、続く第2セットでは勢いに乗ったフェデラーがジョコビッチを圧倒し、そのままフェデラーのストレート勝ちでゲームセット。今シーズン世界ランキング1位に君臨するジョコビッチでしたが、この敗戦で、8月から続く連勝が23でストップ。これまで対戦成績が互角の21勝21敗を記録した両者、対戦前は、今シーズンも好調をキープするジョコビッチ優位という見方が多数を占めました。

しかし、下馬評を覆してフェデラーが貫録勝ち。これまで手に汗握る攻防を演じてきたジョコビッチを翻弄、あっけないほどのフェデラーの完勝劇でした。「驚いてはいないよ。今日の僕は本当によいプレーができたし、最後までそのレベルが落ちなかったのだから」と涼しげに振り返るフェデラー。ジョコビッチも「スライスとスピンを頭脳的に使ってペースをミックスさせ、僕にいつも違うボールを打たせたフェデラーを称賛するしかない」と脱帽気味。

しかし、これで引き下がらないのがジョコビッチ。大会最終日に再戦した両雄は、ジョコビッチが、フェデラーを2セットストレート勝利で圧倒し、大会4連覇を果たしました。アグレッシブに仕掛けてくるジョコビッチに押され気味のフェデラーは、終始自分のペースに持ち込めないまま完敗。「彼はとんでもない自信を持って来シーズンを迎えるだろう」と、ジョコビッチを警戒するかのようなコメントを残しました。

しかし、フェデラーは、2004年から4年連続で世界ランキング首位を死守し、通算で約100億円超の賞金を獲得、アスリートとしても年収世界ランキング5位入りしたほどの実力者ですから、このままでは終わらないはず。来シーズンの視野に入っているのは全豪オープンですが、そのあとのリオデジャネイロ五輪も見据えていることでしょう。現在34歳のフェデラーにとっては、おそらくシングルス金メダル獲得に向けたラストチャンス。歴代最強の名にふさわしいポテンシャルを大舞台でも発揮してくれることが期待されます。

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