酒井藍が新喜劇58年にして女性初の座長に!新喜劇入り前の意外な経歴とは

酒井藍は昔は細かった!?吉本新喜劇入りまでの意外な経歴とは?

酒井藍はにはガリガリでやせ細っていた過去があった?

関西ではトップクラスの人気と知名度を誇る吉本新喜劇58年の歴史で、なんと初の女性座長が誕生しました(ただし、短期公演では女性座長の前例あり)。加えて、史上最年少座長ともなったその人の名前は酒井藍(さかいあい)。ポッチャリとした愛嬌あふれる容姿と、体型をいじられるテッパンネタでおなじみです。

実際に現在は体重100kgとふくよかな酒井藍ですが、「過去はガリガリで細かった」との情報も。吉本新喜劇入りする以前、酒井藍の体重は73kgだったそうです。……73kgもあれば「ガリガリで細かった」とは言いがたく、強いて言うならば、「今と比べると細かった」ということでしょう。現在は、同じ「ガリガリ」でも、「ガリガリに痩せている」のではなく、「芸人のガリガリガリクソンに似ている」ともっぱらの評判です。そう言われてみれば、体型と髪型がたしかに似ています。

酒井藍には新喜劇入り前に警察官だった意外な経歴が!オーディション合格で新喜劇入り!

酒井藍は、吉本新喜劇に入ってから、なぜ27kgも太ったのでしょうか?その理由は、彼女の前歴にありました。なんと酒井藍は、警察官だったと言います。奈良県立生駒高校を経て専門学校を卒業した後、奈良県警察に事務職として就職しました。警察学校に通っていた時には、持久走や筋トレなど、ハードな運動が日課だったため、太る暇もなかったとか。とりわけ持久走がキツかったらしく、毎日の日記には「雨降れ!」と書いていたそうです。

当時は、「真面目で、スポーツができる警察官」だったという酒井藍ですが、実は、保育園時代から吉本新喜劇入りが夢だったという筋金入りの吉本ファンでもありました。高校卒業時に吉本新喜劇入りを相談したときには、「そんなんアカン!」と、父親から反対を食らいましたが、2007年9月に吉本新喜劇の「第3個目金の卵オーディション」に合格し、念願の吉本新喜劇入りを実現。さすがは元警察官だけあり、趣味の柔道は二段の腕前です。

酒井藍のテッパンギャグの魅力!入院した病気は何だったの?

酒井藍のテッパンギャグは「私、人間ですねん」!当初はお寒い雰囲気だった?

ポッチャリ体型がトレードマークの酒井藍は、吉本新喜劇の舞台や出演番組で、「豚」や「タンクローリー」などと言われ、人間扱いされません。そのたびに、「そうそうそう……。ブーブー、ブーブーブー、ブーブー、ブーって、私、人間ですねん!」あるいは「誰が豚やねん!」と返すのがお約束。当初は、漫画ならば「???」という吹き出しが出そうなほどお寒い雰囲気だったこのネタ。吉本新喜劇ならではの「ウケるまで押し通す!」というスタンスで広く認知されるようになったことから、今では、笑いが取れる安定のテッパンネタとなりました。ネタに限らず、出演したての頃は、しゃべり・アドリブ・テンポなどすべてにおいてイマイチで目も当てられないほどだった酒井藍自身も、最近ではかなり成長しています。

酒井藍がすい炎で入院したのは栄養の偏りだった?飲まず食わずでも体重は4kgしか減らず……

いつも屈託のない明るい笑顔で、病気とは無縁に見える酒井藍。しかし実は、体調不良による入院歴があります。それは、2012年9月のことです。体調不良を訴えて、実家近くの病院へ入院した酒井藍。当初は単なる過労かと思われていましたが、入院してから2週間後に「すい炎」との診断が出ます。すい炎を引き起こす原因の多くは「酒の飲みすぎ」と言われていますが、酒井藍はお酒をほとんど飲みません。それ以外に考えられる原因としては、食事に行っても少食で偏食がちな上、ゼリーなど甘いものが大好きなため、栄養に偏りが生じたことがあるようです。

少食とは意外ですが、医者からも「退院後も食事は甘いものを控えるように」と言われたとか。入院当初の飲まず食わずという過酷な日々は、「金魚みたいに口をパクパクさせて空気を吸う」という克服法でしのいだという酒井藍。「病院食がすごくおいしくて、いつも以上にモリモリ食べた」ためか、体重を測定したところ、わずかに4kg減ったのみ。入院してもほとんど体重が減っていなかったとは、格好のお笑いネタと言えるでしょう。

復帰の際には、純白の全身タイツを身にまとい、「おかげで元気になりました」と書かれたボードを掲げて舞台に登場したあたり、転んでもただでは起きないお笑い芸人の鑑と言えそうです。

酒井藍が新喜劇58年にして女性初の座長に!30歳の座長就任は小籔千豊を抜いて史上最年少!

吉本新喜劇58年の歴史で、初の女性座長に就任した酒井藍。30歳での座長就任は、1999年から採用されている座長固定制度以降では、32歳で就任した小籔千豊を抜いて、史上最年少座長の記録も更新しました。大役に、「全員が楽しくできる新喜劇を作っていきたい」「パンツやけどフンドシをしめ直さんとアカンなと思った」と意気込みも十分です。

現在、吉本新喜劇の座長は、内場勝則や小籔千豊ら5人。7月26日付で酒井藍が就任した後は、座長6人態勢になります。酒井藍が大抜擢された理由は、「入団当初からの愛嬌あるキャラで幅広い人気を獲得し、関西での認知度は新喜劇屈指。まだ粗削りだが、新風を吹き込んでくれると期待した」。「頑張りや。でも、調子に乗ったらアカンし、これで満足したらアカン」と愛情あふれる叱咤激励を見せているのは、これまで最年少座長の記録保持者だった小籔千豊です。

吉本新喜劇への思いは、さかのぼること保育園時代から。一度は奈良県警の交通課で窓口業務をしていたものの、お笑いへの思いが断ちがたく、オーディション合格で念願の吉本新喜劇入りを果たして人気者となった酒井藍。一度はすい炎で入院しているので、これまで以上に健康に留意して舞台に立ち続けてほしいですね。

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