櫻井孝宏が歌わない謎を究明!“裏切りキャラ”声優の現実に広がる懸念

2023年1月30日 更新

櫻井孝宏が歌わない謎を究明!歌ったキャラソンはある?


櫻井孝宏のプロフィール
◆生年月日:1974年6月13日
◆出身:愛知県
◆身長:177cm
◆血液型:A型
◆デビュー作:」爆走兄弟レッツ&ゴー!!」競技長、プロトセイバー戦隊ホワイト(1996年)
◆所属事務所:インテンション

櫻井孝宏は歌わない声優?歌唱力を披露した場は?

櫻井孝宏(さくらいたかひろ)は、1996年にデビューし、「ダイヤのA」(2013年10月放送開始)「おそ松さん」(2015年10月放送開始)などの作品で主人公の声を担当してきた声優です。

初主演作は2000年4月より放送されたアニメ「ゲートキーパーズ」で、キャラクターソングも初めて歌っていました。”キャラソン”は「キャラクター本人が歌っている」という設定の曲で、基本的にキャラクターを担当した声優が歌唱を担当します。

しかし、櫻井孝宏は「あまりキャラソンを歌わない声優」として知られ、キャラソンのリリースが途絶えた時期もありました。2014年4月公開の「アニメダ・ヴィンチ」の取材でも、歌が好きかという質問に「聴くのが好きです」と回答。レコード好きを公言するなど、”歌うよりも聴く派”のようです。

歌の仕事が、すべてNGというわけではありません。男性声優陣によるディズニーカバーアルバム「ディズニー 声の王子様 第2章~Love Stories~」(2012年9月発売)や、パーソナリティーを務めたラジオ「こむちゃっとカウントダウン」発の「こむちゃっとカウントダウン Vocal CD」シリーズには、本人名義で参加。2022年1月開催の同番組のイベントでは、生歌も披露しています。

櫻井孝宏はキャラソンを絶対に歌わないわけではなかった!

櫻井孝宏は2008年頃まで、「デジモンアドベンチャー02」などの作品でキャラソンを歌っていましたが、いつしか「人気が出たからキャラソンを出そう」という風潮に疑問を抱くようになったそう。

とはいえ、「自分の演じるキャラクターがその曲を歌う意味」を感じ取れるケースについては、今もオファーを受けているのだとか。

そんな櫻井孝宏が久しぶりにキャラソンを歌い、話題となったのが2012年4月より放送されたアニメ「しろくまカフェ」。声優を務めた主人公・しろくまとしてエンディングテーマ「MyDear」(2013年5月発売)を歌唱しました。

同作は各キャラが月替わりでエンディングを担当。また、同曲がしろくまの店を訪れる仲間を歌った楽曲であったため、キャラソンを歌うことに納得したのでしょう。

また、2015年放送のアニメ「おそ松さん」でも、声優を務めた主人公・おそ松としてエンディング曲を歌唱。エンディング曲はいずれも兄弟全員で歌唱しており、こちらも歌う意義を感じたようです。

キャラソン自体を否定するのではなく、必然性があるかどうかで判断している櫻井孝宏に、声優としてのポリシーを感じますね。

櫻井孝宏が舞台やSNSに登場しないのはなぜ?三谷幸喜と何があった?

櫻井孝宏所属の劇団が三谷幸喜の作品を盗作していた?

近年は舞台・ドラマなどでも活躍する声優が増えていますが、櫻井孝宏は俳優業には消極的です。

過去には、養成所「81プロデュース演技研究所」で一緒だった小林貴祐や尼子真理と「劇団joy」として活動していた櫻井孝宏。演劇から遠ざかったのには、2006年の騒動が関係していそうです。

騒動の原因は、2006年8月開催の劇団joyによる公演「ETERNITY」。同作が三谷幸喜の「東京サンシャインボーイズの罠」の内容を一部変更し、改題して無断で上演したものだと判明したのです。

櫻井孝宏らは盗作疑惑を認め、公式サイトに謝罪文を掲載。著作権に対する認識の甘さから生じた犯罪行為であったと明言しました。

劇団joyは事実上の解散となり、櫻井孝宏は仕事を自粛。櫻井孝宏たち関係者が、三谷幸喜に直接謝罪したともいわれています。その後、三谷幸喜側から法的措置は起こされていないため、和解に至ったようです。

己の認識の甘さから苦い経験をしてしまった櫻井孝宏。俳優業に手を出さないのは、彼なりのけじめなのではないでしょうか。

櫻井孝宏がツイッターやインスタをしない理由とは?

櫻井孝宏はツイッターやインスタなどのSNSを使わない、アナログ声優としても有名。作品やメディアのアカウントには登場しますが、個人アカウントは開設していません。

2021年10月発売の著書「47歳、まだまだボウヤ」では、SNSについて「怖い言葉や強い言葉が溢れてすぎている」と述べており、特有の攻撃性の強さを懸念している可能性も。「黙って考えてみるのも悪くないですよ」とも語りかけており、他者の意見に惑わされないようにしているのかもしれません。

また、「落ち着いた声」「心地よい声質」と評価されている櫻井孝宏は、ラジオパーソナリティとしても高い人気を誇っています。「こむちゃっとカウントダウン」は2022年12月に降板するまでに放送1000回を突破。「P.S.元気です。孝宏」も同年10月に終了するまで、9年もの間リスナーに愛されていました。

ラジオ番組が長く続いたのは、声の良さやトーク力はもちろん、SNSをしていないからこその希少性も影響していたのではないでしょうか。

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櫻井孝宏といえば裏切るキャラ?私生活を伏せる配慮が…

櫻井孝宏といえば”裏切りキャラ”のイメージも強く、アニメファンの間で「櫻井孝宏が演じるキャラ=裏切る」という説が定着しているほど。2006年10月より放送された「コードギアス 反逆のルルーシュ」で”裏切りの騎士”と称されているキャラ・枢木スザクを演じたことを機に、黒幕や裏切りキャラを演じることが急増したといいます。

様々な役柄を演じており、実際には裏切るキャラを演じる頻度が極端に高いわけではありません。甘い声やおちゃらけた声にも定評があり、その声色の幅広さが高く評価されています。

そんな櫻井孝宏ですが、2022年9月に「文春オンライン」の報道で、元声優と結婚していた事実が判明。過去には声優の結婚発表後に、ファンがCDを割る様子をツイートしたり、SNSに罵詈雑言を書き込んだりと暴走するケースもありました。櫻井孝宏の場合、結婚しても非公表と宣言していたことに加え、あまり歌わない・SNSをしない方針もあってか、荒んだ事態は起きていませんでした。

ところが、続く“文春砲”で、既婚の事実を隠されて櫻井孝宏と交際していた相手が、次々と発覚。翌月にラジオ放送作家との不倫がスクープされ、2023年1月17日には別の女性も告発し、妻と彼女たちへの裏切りが露見しました。まさか、演じたキャラ以上のインパクトを与える裏切りが報じられるとは…。応援していたファンへの裏切りでもあり、厳しい意見が飛び交うことは避けられないでしょう。

純粋にキャラクターのイメージを守る配慮から、私生活の色を出さない声優も多いはずですが、櫻井孝宏の失態によって結婚を公表しないスタンスがとりづらくなることが懸念されます。今後、「プライベートを明かさない声優=やましいことがある?」と疑われる風潮にならないことを祈るばかりです。

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