佐藤天彦名人がファッションと髪型にこだわるワケ!彼女や結婚より趣味にこだわって独身謳歌?!

佐藤天彦がファッションと髪型にこだわるワケ!羽生善治を破って名人位を奪取

佐藤天彦がファッションと髪型にこだわるワケ!ブランドにのめり込み電気代も困窮

将棋棋士の佐藤天彦(さとうあまひこ)は、あの羽生善治をも破り、棋士としての力量は相当なレベル。一方で、ファッションへのこだわりと独得の髪型で、「貴族」の異名を取る存在として異彩を放っています。

中学生にして恐るべき強さを誇る藤井聡太六段や、「ひふみん」こと加藤一二三九段らの存在で盛り上がりを見せている将棋界。その中にあって、ファッションへのこだわりがハンパない佐藤天彦もまた注目を集めています。
佐藤天彦がファッションに目覚めたのは高校時代でした。周囲に比べて、自分のファッションセンスがあか抜けていないと感じた佐藤天彦は、以後徹底してオシャレにこだわり続けるように。

貯金を取り崩しても電気代の支払いに困るほどブランドにのめり込んでいきました。現在所有している服は優に100着を超えるという佐藤天彦のお気に入りは、ベルギーのブランド「アン・ドゥムルメステール」です。ファッションのみならず、リップクリームを塗るなど身だしなみも徹底した結果、2016年には毎日ファッション大賞話題賞を受賞した佐藤天彦。今や、将棋界のファッションリーダーとしても存在感を放っています。

佐藤天彦は、1988年1月16日生まれで福岡県福岡市出身。棋士番号は263です。幼少時から将棋に親しみ、小学5年で小学生将棋名人戦のベスト16入りを果たして関西奨励会入り。中学卒業後に上京し、2006年に18歳でプロ棋士になると、9連勝を飾ります。2008年に行われた第39回新人王戦で初優勝し、将棋大賞新人賞を受賞した佐藤天彦は、2010~2011年にかけて破竹の17連勝を遂げ、将棋大賞の「連戦賞」と「勝率一位賞」を受賞しました。

佐藤天彦が羽生善治を破って名人位を奪取!将棋界の世代交代を促すインパクト

佐藤天彦は、2015年の第63期王座戦で羽生善治に破れたものの、翌2016年に羽生善治を打ち破ったことで話題となりました。無敵を誇っていた羽生善治が敗戦を喫したというニュースは、対局当時28歳だった佐藤天彦が史上4番目のスピードで名人位を奪取したこともあいまってかなりのインパクトに。

それまで10年以上、羽生善治が名人として君臨し続けていただけに、「名人戦で羽生さんに勝ったということはかなり凄い」「将棋史に大きな1ページとして刻まれる出来事だ」と驚きの声が続出しました。とはいえ、佐藤天彦が羽生善治を破るのは決して容易なことではありませんでした。重苦しいプレッシャーと隣り合わせで対局する中、何度も心が折れかかったそうです。

攻めても攻めても羽生善治の守りは鉄壁。形勢が不利なうえに、残り時間わずかとなった局面で、考え得る限りの手を打ち続けた結果、羽生善治に「投了」、つまり「負けた」と言わしめました。極めてシビアな対局でしたが、圧倒的に不利な状況でもあきらめずに手を打ち続けたことが、佐藤天彦に名人位奪取の機運を呼び込んだのだと言えるでしょう。この対局は、将棋界の世代交代を促進するという大きな意味も担ったとも評価されました。

佐藤天彦と藤井聡太の対戦成績は?彼女や結婚は?

佐藤天彦と藤井聡太の対戦成績は?現役名人に勝ったことで大きな話題に

将棋界で「貴族」佐藤天彦に勝るとも劣らない存在と言えば、今話題の中学生棋士・藤井聡太六段が真っ先に挙げられるのではないでしょうか。四段から五段、六段を一気に駆け上る15歳の逸材への注目度はさらに高まるばかりです。そんな両者が対戦したのは、2018年1月に行われた第11回朝日杯オープン戦準々決勝。結果は、中盤以降にリードを奪った藤井聡太が、121手まで押し切って佐藤天彦を破るというものでした。

藤井聡太が現役名人に勝ったということで、大きな話題になったことは言うまでもありません。戦績もさることながら、勢いと落ち着きを兼ね備えた戦いぶりは弱冠15歳とは思えない風格に満ちていたと高い評価を受けています。佐藤天彦も、「非常に落ち着いて戦われていた」と若き逸材の印象を語り、「逆転の目を探していたが的確に指された」と完全に脱帽状態。

「将棋界に現れたスター」「他の棋士にない個性を感じた。これからもいい将棋を指していける相手になるのではないか」とエールを送りました。今後、佐藤天彦と藤井聡太の間で名勝負が生まれる可能性は限りなく高そうです。

佐藤天彦の彼女や結婚は?自分の趣味にこだわって独身を謳歌中?

佐藤天彦も30代となり、彼女がいてもおかしくない年齢です。しかし、プライベートについて積極的にオープンにしないせいもあるでしょうが、浮いた話は全くありません。ファッションに並々ならぬこだわりを注ぎ、クラシック音楽をこよなく愛する佐藤天彦のこと、女性に対してもこだわりがあるのかも知れません。

将棋にのめり込み、さらにファッションやクラシック音楽にどっぷりハマリ込んでいるため、彼女を作ることや結婚することには興味が湧かない可能性も考えられます。自分の世界を築き上げ、筋金入りのマイペースという印象の強い佐藤天彦。彼の個性を受け入れてくれる女性に巡り会えるといいですね。

佐藤天彦の信念は「将棋が好きだというのが根底にないと、最後まで頑張れない」!淡々と王道を歩む生き様に驚嘆!

佐藤天彦名人は、2017年から到来している空前の将棋ブームの立役者の1人と言えます。大ベテランの加藤一二三九段に、早熟の中学生棋士・藤井聡太六段といった話題に事欠かない面々の中でも、ハイセンスファッションに身を包んで我が道を行く佐藤天彦のマイペースぶりは異彩を放っています。

加えて、沈着冷静さにおいて他の追随を許さない天才・羽生善治を破り、将棋界最高峰のタイトル名人位を、史上4人目のスピードで獲得したというスゴさ。突如沸き起こったようにも見える将棋ブームの中、淡々と王道を歩む彼の生き様は驚嘆に値します。

佐藤天彦が、小学校3年にしてプロ将棋士を志すようになった理由は「とにかく好きな将棋がしたかった」こと。プロとしてやっていけるという揺るぎない自信があったというわけでもなく、時には勝てない時期もありましたが、マイペースでコツコツと歩み続けてきました。憧れの羽生善治との対局を制したのも、粘りだったと自己分析しています。曰く、「ひらめいたというより、土俵際でぎりぎり持ちこたえた」。

その根底にあった「打算ではなく、将棋が好きだというのがないと最後まで頑張れない」という彼なりの信念が勝負を制したとも言えそうです。そんな佐藤天彦がもう1つ話題を呼んだのが、コンピューター将棋ソフト「Ponanza」との対局でした。異色の対戦で多大なプレッシャーも感じた佐藤天彦でしたが、「コンピューターから得られることもある」と果敢に勝負に臨み、結果は2連敗に終わっています。

さまざまな経験を経てきた佐藤天彦の今後の抱負は「二冠、三冠をとるような棋士になりたい」です。そのために「少しでも前に進むことを目標にしている」という彼ならば、周囲の将棋ブームに踊らされることもなく、淡々と成し遂げてしまいそうな気がします。

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