篠ひろ子に死亡説浮上!夫・伊集院静や子供の現在は?

篠ひろ子に死亡説浮上!夫・伊集院静や子供の現在は?

篠ひろ子、伊集院静夫人に死亡説?!

篠ひろ子に死亡説、などと言われても、ピンとこない人が多いでしょう。篠ひろ子といえば、今では、作家の伊集院静夫人と言ったほうが伝わるかもしれません。

しかし、篠ひろ子は、1970年代から1990年代にかけて、恋愛ドラマやホームドラマ、2時間サスペンスの主演を務めた美人女優として大人気でした。そして1997年に篠ひろ子は、伊集院静との結婚を期に、きっぱりと女優を引退。以後、その消息がほとんど伝わらないことから、死亡説が出たものと考えられます。

実は、伊集院静のエッセイの中では、時折、「家人」という表現で、篠ひろ子が登場していて、作家の妻としての篠ひろ子の穏やかな暮らしぶりを垣間見ることができます。

篠ひろ子と伊集院静2人がたどり着いた大人婚

篠ひろ子が伊集院静と結婚したのは、42歳の時でした。伊集院静が、無頼派作家として数多くの女性と浮名を流し、夭折した女優・夏目雅子の夫であったことは有名です。また篠ひろ子自身も、若い頃には、恋愛の果てに自殺未遂を起こしたことがあるなど、いくつかの恋愛経験を経てきていました。

そのため、篠ひろ子と伊集院静の結婚は、お互い、大人の男女として認めあった上でのものだったようです。2人の間には子供はおらず、今は2匹のミニチュアダックスフンドとともに、篠ひろ子の実家である仙台で、¥静かに暮らしていると伝えられています。

篠ひろ子の身長体重、プロフィール!主演ドラマ「誘惑」が衝撃的!

篠ひろ子はデビュー当時ロン毛の謎の美女役が多かった?!

篠ひろ子は、1948年生まれの68歳。仙台のお嬢様として育ち、仙台学院大学在学中にスカウトされ、当初は歌手としてデビューします。しかし、歌手としては成功できず、その美貌を活かして女優に転進しました。篠ひろ子は、当時の女性としては167センチと長身で、体重も50キロ前半の抜群のプロポーション。長いウェーブのかかった黒髪が、とても色っぽい印象でした。女優を初めた頃は、このイメージ通り、無口な謎の美女、訳ありの色っぽい女性といった役柄が多かったようです。

篠ひろ子の実際の性格は竹を割ったような男前な性格

篠ひろ子は、1973年、TBSの人気ドラマ「時間ですよ」で、薄幸の美人女将お涼を演じ、が然人気が沸騰します。しかし篠ひろ子本人は、耐えて忍ぶどころか、竹を割ったような男っぽい性格であったことから、やがて演じる役柄も、徐々に自分に近いものになっていったようです。

そんな篠ひろ子の代表作といえば、なんといっても、「金妻」という言葉が社会現象になった、TBS「金曜日の妻たちへ」Ⅱ、Ⅲシリーズでしょう。夫婦が互いに、友人夫婦の夫や妻と不倫に陥るこのドラマは、時代における友達夫婦の在り方をリアルに描いて、大人気となりました。

しかし、篠ひろ子は、こういったシリアスな役だけでなく、「毎度おさわがせします」シリーズや、田村正和との共演で人気を博した「カミさんの悪口」などで、溌剌とコメディアンヌを演じてみせてもいます。また1990年、TBSの連城三紀彦原作ラブサスペンス「誘惑」では、夫を奪った魔性の女に復讐を図る主婦を演じ、その衝撃的な濡れ場もさることながら、主婦の複雑な女心を見事に演じ切りました。

篠ひろ子大器晩成型女優としての変遷

篠ひろ子は、1970年代初めから10年近く、見た目や男目線のイメージそのままに、薄幸の女、謎めいた女、悪女、殺される女を演じていましたが、どれも共通していたのは、台詞が少なかったこと。つまり演技が下手だったということです。それでも篠ひろ子は、愚直に女優を続けます。

そして1984年、30代半ばになって、「金曜日の妻たちへII」で、等身大の主婦を見事に演じ、圧倒的支持を得ました。これは、女優という技術を身に着けただけでなく、一女性として、自立した感性を獲得したということなのでしょう。その後は、シリアスからコメディまで幅広く演じながら、そのナチュラルな演技が高い評価を得るようになりました。女優には、いろいろなタイプがいます。

例えば、十代で鮮烈デビューを飾り、その尖った感性でグイグイ行くタイプ。得てしてこういうタイプは、30代まで持たず、自滅するパターンが多いようです。演技というよりは、彼女の感性そのままなのですから、彼女が大人になっていかないと持たないのは当然でしょう。

一方、その図抜けた美貌や独特の雰囲気はあるものの、どうやって演技をしてよいか分からず、デビュー後しばらくはパッとしなくても、何らかの役を得たことをきっかけに、自分の才能に気づくタイプの女優がいます。彼女たちには、自分とは全く違う人格までも演じることができる、大器晩成型が多いようです。篠ひろ子はまさに、このタイプといえましょう。

そんな篠ひろ子は、1990年、40歳を過ぎ、個人としての幸せと、女優として越えなければならない老いについて、1つの答えを出します。それが、女優引退でした。女優というものは、デビュー後の行き方と、この引退のタイミングが一番難しいのかもしれません。しかし、篠ひろ子は、伊集院静という好敵手を相手に、今でも日々さまざまなタイプの女性を演じ分けているのに違いありません。

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