タージンは関西No.1グルメレポーター!ロケの神様のテクニックとは?

タージンは関西No.1グルメレポーター!ロケの神様のテクニックとは?

タージン ローカルタレントNo1への道

タージン。関西人なら誰もが知っているローカルタレントですが、かといって、関西のいわゆるキー局やNHKにおいて、いつも見かけるタレントではありません。タージンの主要な活動の場は、関西のU局だったり、営業のイベント。

しかし最近では、食レポ、テレショップ……どんな司会でも、すべり知らずのカルトタレントといわれ、次代の浜村淳ともいうべき存在となっています。タージンがこうなった大きな原因の1つは、大阪で、吉本興業、松竹芸能いずれにも所属せず、和光プロという小さなプロダクションに所属しているからと考えられます。

やはり関西のテレビ局においても、両プロダクションの力は絶大で、ローカルの弱小プロダクションに所属するタージンは、その強烈な個性と、ロケタレントとしての涙ぐましい努力で、関西No.1グルメレポーターという独自の地位を築き上げてきたのです。

タージン ロケの神様の天才テクニック

タージンの名を世に知らしめたのは、食レポのリポーター技術。例えば、彼が着用する眼鏡にレンズが入っていないのは、麺類や鍋物を食べる際に、曇ったり、レンズに照明が反射したりして、目が映らなくならないようにするためです。

料理を食べる時は、食べ物を口に運ぶのではなく、箸に取った食べ物に口を近づけ、あくまで主役の料理を引きたてます。またロケの時は、撮影順やカットの切り返しまでを頭に入れ、おまけにリポートの終わりには表情を変えずに5秒間静止するなど、タージンのロケは「編集いらず」とまで言われています。

タージンの嫁や子供は?身長、体重、プロフィール!

タージン 孤高の関西ローカルタレント

タージンは、1962年生まれの53歳。身長167cm、体重80kg。3頭身の肥満体型で、短髪黒縁メガネにまんまるの大きな目、大げさなタキシード姿が特徴です。大学では落研に所属。学生時代から、関西における素人芸人の登竜門、MBSの「素人名人会」に出演したり、とんねるずなどを輩出したNTV「お笑いスター誕生」では、7週勝ち抜きを果たしたりしています。

この頃タージンは、吉本興業から、NSCの授業料免除とデビューの保証付きで勧誘されますが、これを断ります。もし入っていればNSC2期生、ダウンタウンの1年下。人生にもしもはありませんが、もしタージンが吉本に入っていたら、その後の若手お笑いタレントの勢力図は変わっていたかもしれません。

この吉本入り拒否が、以後、タージンを大阪の小さな芸能プロダクションに留めることになるのです。タージンは明るいいじられキャラに見えて、結構向こう意気も強く、その圧力をはねのけて今があるようです。テレビデビュー当時のタージンは態度も大きかったようで、関西の業界で今も伝説して語られているのが、読売テレビのカルトなバラエティ番組「どんぶり5656」での出来事です。

「俺たちひょうきん族」のホタテマンで有名な共演者の安岡力也が、タージンになれなれしく声をかけられたことから激怒し、傍にあった縦笛でタージンの頭を思い切り殴って、タージンは気絶してしまいました。

また、かの横山やすしには、本番中の態度の悪さに「そこのオマエ!どこの誰や知らんけどアホか!殺すどっ!」と一喝されたとか。タージンは、こんな失敗があってこそ、今では関西一腰の低い芸人となったのです。

タージン 意外と知られていないプライベートライフ

これほどいろいろ逸話のあるタージン、結婚もしているのでしょうが、プライベートなことは一切知られず、というか、関西の視聴者も全く興味を持たないのか、妻や子供ことはほとんど知られていません。これもまた、カルト芸人の真骨頂といえます。

タージン 「マツコの知らない世界」に殴り込み

そんなタージンが、ここ最近、彦麻呂や石塚英彦などとともに、食レポの達人として何回か全国ネットのテレビ番組で紹介され、業界で、関西にタージンありという噂が広まりました。そしてついに先日、タージンは、TBS「マツコの知らない世界」に出演を果たします。

タージンは登場するなり、マツコに取り入り、滑舌のよいしゃべりで、食レポなどのノウハウなどをテンポよく紹介。マツコの合いの手にも間髪入れずに答えながら滔々と語るタージンには、さすがにマツコも唖然としていました。確かに、タージンの芸は一貫して面白いのですが、何か物足りない。それは何かというと、あまりにも完全に出来上がっていて、全く隙間がないことです。

最近のお笑いタレントに求められるのは、漫才やコントの本芸は別として、さまざまな業種、キャリアや能力が異なるタレントが混在する芸能界において、高いトーク力。「マツコの知らない世界」は、マツコが、全く知らないカルトな世界の達人である素人から、彼らのキテレツな話を聞き出すところに、番組の面白さがあります。

そういう意味では、タージンの「マツコの知らない世界」出演は、関西人にとってはサプライズでしたが、全国の演芸ファンにとってはいかがだったでしょうか。良くも悪しくも、タージンこそ、関西ローカルタレントの極みと言ってよいでしょう。

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