高野人母美は顔面崩壊もいとわないモデルボクサー!計量時に入れ歯パフォーマンス!

高野人母美は顔面崩壊もいとわないモデルボクサー!引退発表するも後日撤回

高野人母美は元OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者!顔面崩壊もいとわないモデルボクサー

高野人母美(たかのともみ)は、「9頭身のモデルボクサー」として人気を博した女性ボクサーです。2017年11月に、JBC(日本ボクシングコミッション)に引退届を提出し、現在は、アメリカのロサンゼルスを拠点に、メキシコなどの試合に出場しています。

幼い頃は、水泳やサッカーなどを習うなど、スポーツ少女として育った高野人母美。中学3年生からはキックボクシングを始めましたが、高校在学中に竹下通りでスカウトされたことから、高校卒業後にモデルデビューし芸能界入りしました。モデル時代の高野人母美は、身長177cmで体重は50kg、体脂肪率9%前後という細さで、見事な9頭身というまさにモデル体型でした。

2009年の「第4回アジアスーパーモデルコンテスト」では、日本代表として参加し6位。2011年の世界4大ミス・コンテストの1つである「ミス・アース」では、日本代表ファイナリスト23人のうちの1人に選出されてもいます。このようにモデル活動も順調だった高野人母美は、友人の誘いで試合を観戦したことをきっかけにこの頃始めたのが、アマチュアボクシングでした。

ここから、ボクシングとモデルというかなり変わった2足の草鞋生活をスタートさせています。アマチュア時代の高野人母美は、思うような試合結果を残せず伸び悩んでいました。ロンドンオリンピック出場を目指すも、予選大会で発熱のため欠場となった際には、ボクシングを辞めようかとも思ったそうです。

しかし、プロの道を勧められ、2013年1月に、2度目のプロテストで合格したことから、晴れてプロの世界へ。プロ2年目となる2015年6月に行われたOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦にて、ランキング2位のノーンブア・ルークプライアリーを破り、女子スーパーバンタム級王者の栄冠をつかみました。

ボクサーと言えば、顔を殴られて出血する他、骨折することもある、常に怪我と隣り合わせの職業です。厳格な体重管理という点では似ているともいえますが、モデルにとって顔は命のはず。しかし、高野人母美にとっては、「顔がぐちゃぐちゃになるよりも負けるほうがつらい」そう。

確かに当時の紙面には、顔にパンチを食らっている写真や、顔中が腫れあがった痛々しい写真も掲載されていました。鼻骨を骨折して全身麻酔で手術を受けたこともありましたが、本人は、整形の覚悟も辞さないほど全身全霊でボクシングに入れ込んでいます。

高野人母美は引退発表するも後日撤回!?騒動の真相は?

高野人母美は、2016年5月18日の会見にて電撃引退表明をするも、後日撤回したことがあります。引退理由を「自分が好きでやっているのに、指示されてやっていくことが違うと思った」と語りましたが、このことは、所属先である協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長には一切知らされていませんでした。

さらにタイミングが悪いことに、引退を発表した日は、会長がちょうど海外出張に出ていた最中。そのため、金平桂一郎会長が帰国した後、両者で話し合いがもたれ、引退発表のわずか9日後には引退を撤回するという、何ともお騒がせな会見が開かれました。

この時、なぜ引退の言葉が出てしまったのかを尋ねられ、「減量や試合のプレッシャー」と釈明した高野人母美。「つらいと感じていた時に会長が不在で、つい言葉に出てしまった」とも明かしています。ちなみに、この高野人母美の引退&撤回騒動によりスポンサー契約が解除となり、所属事務は数百万の収入を失ったとか。しかし、「親心」と語った金平桂一郎会長は、高野人母美に対して特に咎めることはしませんでした。

高野人母美が計量時に入れ歯パフォーマンス!大食い過ぎて亀田興毅も驚愕

高野人母美が計量時に入れ歯パフォーマンス!

高野人母美は、ユーモアのある計量パフォーマンスを行っていたことでも有名です。2013年11月の計量では、白のウェディングドレス姿で体重計へ。プロ5戦目の時には黄金の全身タイツ、7戦目の前日軽量では映画「アバター」のコスプレ姿を披露しました。

しかし、実際に計量すると重量オーバーしているため、衣装などは脱ぐことになるのもお約束。2017年5月25日に行われた計量では、いたって普通のスポーツウエアに身を包んで登場するも、おもむろに口の中に手を入れ、右下奥部分の歯を取り出し、入れ歯であることを告白しました。

実は、2017年1月に、顎の骨が溶ける病気を患った高野人母美は、これまでに3度の手術を受けていたと言います。歯を失った部分をインプラントにするかブリッジにするかで迷いましたが、歯科で働いていた経験から義歯にすることに。「最近は見栄をはってインプラントにする人が多いが、義歯でも恥ずかしくないと広めたい」と話すとともに、「ポリデントのCM待っています」とジョークも交えた入れ歯パフォーマンスを見せました。

高野人母美が大食い過ぎて亀田興毅も驚愕

2017年3~11月までは、元3階級制覇王者の亀田興毅をトレーナーに迎えトレーニングに励んでいた高野人母美。2017年5月25日に行われた計量では一発パスするも、計量前にも関わらず「我慢できなくてオレンジを12個食べた」ことを告白。その食生活は実際にすさまじいようで、トレーナーの亀田興毅曰く「朝のロードワーク前にバナナ5本、オレンジ6個を食べる」とか。

そればかりか、「回転寿司に行くと43皿食べ、ステーキ屋に行けば1キロの肉とご飯大盛りを平らげる」そうです。そのため、「お金がかかるから、なかなかご飯に連れていけない」と、その食べっぷりには呆れ顔の様子でした。それだけ大食いしても、モデルとしても通用する美しいプロポーションを保てている高野人母美を見れば、ボクシングのトレーニングがいかに過酷であるかも分かるというものでしょう。

高野人母美が「KICK ADDICT!」に緊急参戦!半年ぶりの国内戦に臨む

高野人母美は、2018年5月25日に開催された「KICK ADDICT!(キックアディクト)」のイベントに出場し、国内では約半年ぶりとなる元気な姿を見せました。「KICK ADDICT!」は、元ムエタイ世界ライト級王者の小林聡がプロデュースする、音楽と格闘技をミックスさせたイベント。

この日の高野人母美の一戦は、イベント最大の見どころとしても大々的に取り上げられました。高野人母美の「他の格闘技の選手と戦いたい」という要望が実現した対戦相手は、総合格闘家の吉田正子。試合は、KO決着以外は引き分けとなる特別ルールのもとで行われ、両者譲らない白熱した戦いの後、KOなしの引き分けという結果に終わりました。

2017年11月に、日本でボクシングを統轄するJBCに引退届を提出し、所属していた協栄ボクシングジムも辞めて、フリーになった高野人母美。試合後には、自身のインスタグラムにて、試合を応援してくれたファンに対しての感謝の言葉と共に、「今は日本で試合をすることが難しい状況」とも綴りました。

「今まで通りロサンゼルスを拠点に活動していく予定」とのことなので、日本に帰る予定はしばらくなさそうです。海外のジムに所属している人の体験談を聞いて、自らトレーナーを選べる環境に魅力を感じた高野人母美は、4日後には渡米し、練習環境を整えたと言います。

その後、日本で必要な手続きを終え、再び舞い戻ってからは、「世界チャンピオンになる」夢に向かってひたすらまい進する毎日です。「性格的に人より目立つことをやるのが好き」と自覚している高野人母美にとっては、目立つと叩かれる日本よりも、成功するのも失敗するのも自分次第という海外の自由な空気のほうが合っているのかもしれません。より理想に近いトレーニング環境を手に入れた高野人母美の挑戦は始まったばかりです。

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