竹内友の「ボールルームへようこそ」競技ダンス漫画がアツい!ダンス描写に注目せよ!

竹内友の「ボールルームへようこそ」競技ダンス漫画がアツい!あらすじネタバレと休載の理由は?

竹内友「ボールルームへようこそ」競技ダンス漫画あらすじネタバレ

竹内友「ボールルームへようこそ」は、競技ダンスを題材とした漫画作品です。競技ダンスとは、イコール社交ダンスではありません。定義としては別物で、競技ダンスにはスポーツとしてルールも定められており、主に、ダンス演技における技術や芸術性を競います。

将来の夢や目標もなく、無気力に日々を過ごしていた中学3年生の富士田多々良。ある日カツアゲされそうになっていたところを、プロのダンサーである仙石要に助けられます。仙石に出会ったことで社交ダンスに興味を持った多々良は、誘われるがまま社交ダンスを始めました。

同級生の花岡雫と兵藤清春の演技を見たことで、競技ダンスの世界にのめり込んでいった多々良は、ケガをした清春の替え玉として競技に出場したことで、その才能を開花させていきます。多々良は、「雫とパートナーを組みたい」と思うようになりましが、彼女にとってはあくまでライバル。成長著しい多々良に触発され、雫の闘争心も燃え上がります。

竹内友「ボールルームへようこそ」突然の休載にファンが困惑!その理由は?

竹内友「ボールルームへようこそ」は、2011年12月号より、「月刊少年マガジン」に連載されている作品です。しかし、2015年4月に、竹内友が、Twitter上で突然休載を発表。本誌にも正式に休載のお知らせが出た後は、長らく音沙汰のない状態が続いていました。

それまでも単発の休載はありましたが、長期間となるのはこのときが初めて。休載理由は「制作スケジュールの都合上」とされていましたが、実際はそうではないのでは?と、読者の憶測が飛び交いました。鬱病などの病気説もあったものの、竹内友が自身のTwitterでアシスタントを募集していたため、やはり作業が大変なのではとの意見も。

告知がない状態は約2年続きましたが、2016年12月に、自身のTwitterで、病気で半年間寝たきり状態であったこと、歩くところからリハビリを始め、10月ごろから作業を開始していることを正式に報告しました。

竹内友「ボールルームへようこそ」アニメ化!キャストと作者プロフィール

竹内友「ボールルームへようこそ」アニメ化!キャストは?

竹内友「ボールルームへようこそ」のテレビアニメが、2017年7月より放送されています。制作は、「進撃の巨人」など、人気アニメを多数手掛けている「Production I.G」。脚本は、舞台「K」や、舞台「刀剣乱舞」など、2.5次元系舞台の脚本も手掛ける末満健一が、監督を、「風立ちぬ」や「パプリカ」など長編アニメ映画に参加した経験を持つ板津匡覧が務めています。

主人公の富士田多々良を演じているのは、土屋神葉。2015年のNHK朝ドラ「まれ」でヒロインを務めた土屋太鳳の弟です。劇団ひまわり所属で、声優は、「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」「龍の歯医者」に続き3作目。フレッシュな演技が多々良と重なり、魅力となっています。

花岡雫役は、「ニセコイ」小野寺春役などで人気の佐倉彩音、パートナーの兵藤清春は、「青の祓魔師」奥村燐役などを担当する岡本信彦です。富田健太郎や諸星すみれといった若手声優の他にも、森川智之、能登麻美子といったキャリアの長い声優も出演し、脇をしっかりと固めています。

竹内友「ボールルームへようこそ」で大ブレイク!作者のプロフィールは?

竹内友は、群馬県前橋市出身です。漫画家を目指して、武歳野美術大学に進学しました。漫画家としてデビューするため、大学での4年間を有意義に使おうと考えていた竹内友でしたが、先輩たちがダンスを踊っている姿に惹かれ、学内で最もハードだと言われていた競技ダンス部へ入部します。すると、ダンス競技のエンターテインメント性の高さや、自分の身体で思い通りに表現できたことへの達成感に病みつきとなってしまったとか。

同時に、漫画家の夢も追い続け、2009年に、講談社の新人漫画賞「月マガ新人賞」を受賞。「月刊少年マガジン増刊 月マガGREAT」に掲載された「隣の肖像」で漫画家デビューを果たします。「月刊少年マガジン」2011年12月号より、「ボールルームへようこそ」の連載を開始。途中、自身の病気もあり休載してしまいますが、2017年2月号より連載を再開しています。美大出身ということもあり、デッサン力が高く、人物の美しい姿勢にはつい見惚れてしまいます。水彩画のようなタッチのカラーが美しいところも、竹内友作品の魅力のひとつです。

竹内友「ボールルームへようこそ」アニメ化!熱い物語とダンス描写に注目!

竹内友「ボールルームへようこそ」は、作者が実際に心動かされた競技ダンスの魅力がぎっしりと詰まった作品です。もちろん漫画は紙面に描かれるものなので、音楽も聞こえてはきません。そのため、読者は、想像の中で、ダンスの動きを、音を、その場に漂う熱量を感じ取ることになります。

その点、竹内友の漫画は、1コマ1コマの書き込みが細かいので、場面が想像しやすいところが特徴的。流れるような動きを見れば、キャラクターたちから発せられる熱感をも感じることができます。「ボールルームへようこそ」を読みながら、これが実際に動いたらどうなるのだろう?と考えたことのある読者も少なくないでしょう。

そんな読者の希望を叶えるように、2017年7月より、TVアニメが放送開始され、強い意志を宿すキャラクターの目の力や、ダンス時の美しい身体のラインや動きが話題となっています。アニメーションを制作している「Production I.G」は、「テニスの王子様」や「黒子のバスケ」「ハイキュー‼」などのスポーツを題材とした作品も数多く手掛けてきました。

「ボールルームへようこそ」でもその技術は存分に生かされており、熱量とスピードを感じられるダンスシーンが描き出されています。キャストが登壇する、第1話&2話の先行上映イベントでは、富士田多々良役の土屋神葉と、赤城賀寿役の富田健太郎が、作品の特別企画として競技ダンスに挑戦していることを紹介。

2人のダンスの上達ぶりは、社交ダンスの講師も驚くほどだそうです。また、花岡雫役の佐倉綾音は、いとこが競技ダンス経験者で、竹内友の後輩であることに縁を感じると語っています。兵藤清春役の岡本信彦は、テンポの良さを魅力のひとつに挙げ、3話以降も期待してくださいとコメント。

放送開始直後の反応は、アニメファンを唸らせるダンス描写と、キャラクターの持つ魅力が多くのファンを獲得して、かなり好評な様子の「ボールルームへようこそ」。漫画連載も再開され、ますます盛り上がりを見せる本作で、多々良と一緒に競技ダンスの世界へのめりこんでみてはいかがでしょうか。

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