TAOは世界で活躍したトップモデル!次なる逆輸入女優としてブレイクなるか

TAOは世界で活躍したトップモデル!パリで自力の事務所探し!

TAOは世界で活躍したトップモデル!髪型を変えたら仕事が増えた?!

ファッションの中心地であるパリやニューヨークなどでモデルとして活躍していたTAOは、有名ブランド・ラルフローレンのアジア人初となる広告モデルを務めたことでも知られています。

小学6年生の頃にはすでに身長が170センチ近くあったTAOは、14歳の時にモデルデビュー。国内で活動していましたが行き詰まりを感じ、2006年、21歳の時に、単身パリに飛び出しました。その後は、大手エージェンシーとして知られるエリート・モデル・マネジメントに所属し、パリコレなど数多くの国際的なショーに出演。

TAOを一躍有名にしたきっかけは、そのヘアスタイルでした。アジア人モデルとしての魅力を出すため黒髪の長髪をトレードマークにしていたTAOですが、スタイルリストの提案により、マッシュルームカットへと大胆イメージチェンジ。これが功を奏し、有名デザイナーのフィリップ・リムのファッションショーで、トップバッターに抜擢されました。

「TAOカット」「TAOショート」と称されるようになった髪型は、瞬く間にパリ中に広まり、活躍の場をロンドン、ミラノと広げていきます。2009年までに出演したショーの回数は、合計58にもなりました。これは、当時の世界第5位の出演数です。

2009年4月には、スタイルドットコムが選ぶ秋冬コレクションで活躍した新人モデル10人の内の1人に選出され、同年には、FECモデル・オブ・ザ・イヤーも受賞。さらに、雑誌「Vogue Nippon」で新星モデルとして大々的に取り上げられるなど、一流モデルの仲間入りを果たします。ラルフローレンの他にも、ドルチェ&ガッバーナやエンポリオ アルマーニ、KENZO、ケネスコールなど、誰もが憧れる一流ブランドのモデルにも選ばれました。

TAOはパリで自力の事務所探し!

飛躍を目指して単身パリに赴いたTAOの成功のカギを握っていた1つに英語力があります。高校時代に経験した1年間のイギリス留学も、異国に行く決断を後押ししたことでしょう。日本人でありながら、英語で自分の気持ちを伝えることができる自信は、大きな武器になったに違いありません。

パリに到着したものの何のつてもなかったTAOは、まず現地のエージェントリストを作成することから始め、自ら電話をしてアポを取り面接を受けました。そんなTAOのスゴイところは、ハイレベルな事務所からチャレンジしたこと。大手3社の内、2社からは断られてしまいましたが、最後の1社から採用の返事をもらいエリート・モデル・マネジメントに所属しました。

TAOがハリウッド女優になったきっかけは?旦那は「ラストマガジン」の創刊者!

TAOがハリウッド女優になったきっかけは大ファンのヒュー・ジャックマン!

TAOは、2013年に公開された映画「ウルヴァリン: SAMURAI」でハリウッドデビューを果たしています。出演するきっかけになったのは、主演のヒュー・ジャックマンの大ファンだったことです。そのため、女優には興味がなかったものの、オーデションの話が来た時点ですぐに挑戦することを決意したとか。

なんとヒュー・ジャックマンも「TAOが絶対にいい」と後押ししたことから、晴れてハリウッド女優デビューとなりました。映画「ウルヴァリン: SAMURAI」は、「X-MEN」シリーズの主人公の1人であるヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンにスポットを当てたスピンオフ作品です。舞台を日本に移し、ヤクザvsウルヴァリンという異色の組み合わせで展開していきます。

TAO演じる矢志田真理子は、ウルヴァリンの恋人という重要な役どころ。身長190センチ近くあるヒュー・ジャックマンと並んでも見劣りしない存在感を示したTAOは、2016年のハリウッド映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」にも唯一の日本人キャストとして起用されました。同年9月には、初主演映画「She’s just a shadow」が公開された他、日本の作品にも出演するようになり、ドラマ「血の轍」や映画「ラプラスの魔女」にも出演。国内外を問わず、女優として活躍しています。

TAOが結婚した旦那は「ラストマガジン」の創刊者テンジン・ワイルド!

TAOは、2016年5月1日に、雑誌「The Last Magazine(ラストマガジン)」の創刊者で、チーフエディターを務めているテンジン・ワイルドと結婚しました。雑誌だけでなく、有名ブランドのデザイナーを務めるなど多彩な才能をもつ人物で、その顔立ちの整った甘いマスクから、結婚前には、TAOと同じくモデルとしても活動していました。

そんな2人は、バナナ・リパブリックの広告で共演したことがきっかけとなり、交際に発展したと言われています。夫・テンジン・ワイルドの出身であるスイスで行われた結婚式でのウエディング姿が公開された時には、あまりの美しさに「まるで絵にかいたような理想のカップル」として話題になりました。今のところ、妊娠などの情報はないので2人の間に子供はいない可能性が高そうですが、まだ結婚して2年。今は2人きりの時間を楽しみたいのかもしれませんね。

TAOが次なる逆輸入女優としてブレイクなるか!映画「ラプラスの魔女」に出演

TAOは、2018年5月4日に公開された邦画「ラプラスの魔女」に出演しています。映画「ラプラスの魔女」は、大人気ミステリー作家・東野圭吾が執筆30周年を迎えた2015年に発表した作品を映像化した作品。連続して起こる不可解な死亡事件の真相を、嵐の櫻井翔が演じる地球科学研究者で大学教授・青江修介が追うというストーリーです。

この他にも、自然現象を言い当てる不思議な少女・羽原円華役の広瀬すずや、事件の鍵を握る甘粕謙人役の福士蒼汰、豊川悦司、玉木宏など錚々たるメンバーが出演しています。TAOが演じているのは、円華の父・羽原全太朗(リリー・フランキー)の部下で、円華を追うことになる桐宮玲です。

2013年に、ハリウッドデビューという華麗すぎる女優デビューを果たしてから5年、「逆輸入女優」として日本でも活動を始めています。近年は、渡辺謙や菊地凛子といった日本の俳優が世界へ羽ばたくパターンがある一方で、世界から日本へ「逆輸入」される俳優たちにも注目が集まりつつあります。

たとえば、2018年春のドラマ「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」で主演した、もともとは台湾でブレイクしていたディーン・フジオカや、韓国で活躍し、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で注目を集めた大谷亮平。女優であれば、今や韓国と日本どちらでも活躍している笛木優子などがいます。

いずれも国外のドラマ出演がきっかけとなって人気に火がつき、日本にも活躍の場を見出した役者たちです。スーパーモデル出身のTAOは、さらに異色な逆輸入女優と言えるのではないでしょうか。常に、自らの道を自ら切り拓いてきたTAOが、女優として今度どのような功績を残していくのかも楽しみです。

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