立川志らくの嫁・酒井莉加は元アイドル!落語は下手なのに高評価?

立川志らくの嫁・酒井莉加は元アイドル!落語は下手なのに高評価?

立川志らくの嫁・酒井莉加は18歳下の元アイドル!結婚の馴れ初めは?

立川志らくといえば、立川談志を師匠とし、現在は立川流きっての弟子数を誇る大御所落語家です。そんな立川志らくを支える嫁・酒井莉加は、2001年に秋葉原発の「パソコン曲を歌うアイドル」としてデビューした、アイドルグループ「リンクリンクリンク」の元メンバーでした。2人は、立川志らく一門の舞台で出会い、約4年間の同棲を経て、2006年に結婚しています。

立川志らくからの明確なプロポーズの言葉はなく、ある朝、玄関に婚姻届けを貼りつけてあったそうです。酒井莉加は18歳も年下ですから、立川志らくのほうがゾッコンだったのかと思いきや、実は、立場は逆。現在、酒井莉加は、立川志らくも参加する劇団「下町ダニーローズ」の看板女優。酒井莉加は、元・売れないアイドルであり、タトゥだらけの足や、愛人の噂などが囁かれることもありましたが、立川志らくと離婚することもなく、夫婦関係は頗る良好のようです。

立川志らくの落語は下手?師匠・立川談志が認めた才能に三遊亭円丈が辛口評価!

立川志らくは、師匠の立川談志をもってして「弟子の中で最も才能がある」と言わしめ、兄弟子・立川談春を、真打昇進で抜きん出た落語家です。弟子時代は古典落語を愛し、真打昇進後は、あらゆる分野を開拓していった熱意も評価されており、「”超”放送禁止落語会」と題した問題アリの寄席などで、注目を集めることもしばしば。落語家の中でも、特に話題性抜群の立川志らく。素人目に見て実力を疑う余地もありません。

そんな立川志らくを、自身の著書「落語家の通信簿」の中で、「素人落語」と評したのは、三遊亭円丈でした。「落語家の通信簿」の内容は、大御所から若手まで53人の落語家を論評したものですが、立川志らくへの評価は特に辛いものとなっていました。立川談志の評価は何だったのかというと、あくまで「才能」だけを示したもので、落語を表したものではなかったのだとか。しかし、弟子時代からの大胆な行動の数々や、大御所落語家を平気でこき下ろす立川志らくには、確かに落語界に新風を吹かせる勢いを感じさせられます。

立川志らく一門会「シネマ落語の会」とは?弟子に女性はいる?

立川志らく一門会「シネマ落語の会」を限定開催中!「シネマ落語」とは?

立川志らくには、立川流落語の他に、映画監督・映画評論家としての顔もあります。真打昇進後に、落語の新境地を探し求めて来た立川志らくは、「シネマ落語」という1つの新ジャンルを確立しました。古典落語と名作映画を融合させた「シネマ落語」では、映画の舞台を、江戸、明治、大正、昭和初期に置き換え、落語的なオチを付けたもの。オリジナリティが光る「シネマ落語」は、映画に精通する落語家・立川志らくの真骨頂ともいうべき演目となり、落語知らずの若い世代をも魅了し続けています。

現在、立川志らく一門会では、”一年間限定スペシャル”として、「シネマ落語の会」を開催中です。直近の9月13日の渋谷・伝承ホールをはじめとする公演では、「エデンの東」「ダイ・ハード」「ローマの休日」などを題材にした、シネマ落語にお目にかかることができます。

立川志らく一門会の弟子・仮面女子は女性?命名の由来が前代未聞だった!

立川志らく一門会の200回記念公演に、”立川仮面女子”と名乗る弟子が出演していました。日本初の女性落語家・露の都がいっていたように、落語界は男社会であり、女性の弟子は希少です。さすが、落語界の革命児・立川志らくなだけあって、革新的!と思いきや、残念ながら”立川仮面女子”は男とのこと。しかし、前代未聞の命名の由来には、やはり驚くばかりです。ことの始まりは、立川志らくの弟子・立川こしらが、金銭的な事情から、弟子の命名権をネットオークションに出品したことにありました。

それを目にした、秋葉原の地下アイドル「仮面女子」が、「落語界で名を広めたい」との想いから、25万1000円で落札。こうして、立川志らくの孫弟子”立川仮面女子”が誕生したのですが、この何でもアリ感は、やはり革新的です。立川志らく一門が、際どい思想発言を繰り返していることから、”仮面女子”本人は、「思想系の名前がきたらどうしよう」とハラハラしていたそうです。

立川志らくの「ガンダム落語」が面白い!師匠・立川談志が見出した才能が落語界を新時代へ導く

立川志らくは、映画を題材にした「シネマ落語」の他にも、ロックバンドとの共演や、他ジャンルとのコラボレーションを積極的に行ってきました。そんな立川志らくの新たな挑戦として話題となったのは、「ガンダム落語」。アニメ「機動戦士ガンダム」から生み出された落語「らすとしゅーてぃんぐ」は、落語「大工調べ」を元に、ガンダムの世界観を構築したものです。

棟梁のアムロウと、赤い半纏のシャアの喧嘩騒動を納める奉行のララァ。登場人物にクスッとなりつつ、テンポ良く散りばめられたガンダムでお馴染みの名セリフには、立川志らくの鬼才っぷりが伺えます。「立川志らくの落語はテンポだけのハッタリ」と評した大御所落語家もいましたが、アンダーグランドな側面も持ちつつ、立川志らくのこのテンポこそが、現代の若者を落語への興味を持つきっかけとなっているのです。

中学生の頃から、落語と映画に興味を持ったという立川志らくは、日本大学芸術学部の落語研究会に在籍中に、7代目・立川談志に弟子入りしました。立川談志は、弟子入りの条件として、並べて「魚河岸での修業」を命じてきましたが、立川志らくだけは「嫌です。クビもイヤです」と堂々たるものだったとか。立川志らくは、その豪快さと奇想天外さが立川談志に気に入られ、人気者にのし上っていったと見る人も多いようです。

しかし、「現実は正解なんだ」という立川談志が遺した名言こそ、今の立川志らくの存在価値を示しているようにも思えます。立川志らくのような思い切りのいい人物が、時代に合った形で変化させていかなければ、落語人気は縮小の一途をたどっていくのかもしれません。

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