戸田奈津子がトム・クルーズにベッタリ!プライベートが気になる!

戸田奈津子とトム・クルーズの関係は?経歴やプロフィールは?

戸田奈津子は映画字幕翻訳の第一人者で御年80歳!トム・クルーズの専属通訳?

人というものは嫉妬深い生きものです。功成り得た人ほど、虚実さまざまなパッシングを受けるのは世の常。映画字幕翻訳の第一人者である戸田奈津子もまた、そんな1人といえるでしょう。

戸田奈津子は、1936年生まれで、もう80歳になります。かつては、映画のプロモーションで、ハリウッドスターが日本に来日することなどあまりありませんでした。しかし今では、映画の動員数やコンテンツ販売において、決して外すことのできないマーケットとして捉えられている日本には、大作の主演スターが、かならずといっていいほど来日します。

そのようなハリウッドスターの1人であるトム・クルーズが来日する際に、決まって通訳として同席するのが戸田奈津子女史です。かねてより仕事を通じて深い親交があり、お歳暮を贈り合うほどの仲だという2人。戸田奈津子が通訳として同席するのは、トム・クルーズ直々のご指名によるものだと言われています。

とはいえ、トム・クルーズの熱狂的ファンにしてみれば、単純に妬みを覚えるものかもしれません。トム・クルーズが来日するたびに、「なんでいつも戸田奈津子なの?」というバッシングが飽きることなく繰り返されています。

戸田奈津子は洋画会社のアルバイトから、通訳、字幕翻訳の道へ

戸田奈津子は、津田塾大学の英文学科を卒業し、生命保険会社の秘書の仕事をしていましたが、1年半で退職。日本ユナイト映画のアルバイトとして、翻訳などの雑用をしていました。やがて、同社で宣伝部長となった映画評論家の故・水野晴郎から、海外の映画人の通訳を頼まれます。

さらに、通訳ができるのだから字幕の翻訳もと仕事を頼まれたことから、戸田奈津子の字幕翻訳家のキャリアがスタート。時に1970年、戸田奈津子は30代半ばになっていました。以後、現在にいたるまで生涯現役を貫いていますが、これまでに字幕翻訳を手掛けた映画作品は、大小あわせて1500本を超えるそうです。

戸田奈津子の結婚観と性格!誤訳問題と高額収入

戸田奈津子の結婚よりキャリアの道を選んだ仕事人生とは?

男女雇用均等法が施行されたのは1985年。1970年当時、世の会社は、まだまだ男性中心の社会でした。戸田奈津子は、通訳、さらには字幕翻訳という特殊な専門職の仕事を得ることで、働くことに喜びを見出し、当時の女性としては当たり前の結婚という選択肢を選ばず、80歳を迎える現在まで、現役で働き続けてきました。

映画公開キャンペーンの様子などテレビで流さなかった時代から、ハリウッドスターが来日すれば、通訳として仕事をしていた戸田奈津子。その明るくフレンドリーな性格で、来日スターたちの信頼を得たため、勢い通訳は戸田奈津子が独占することにもなったようです。

戸田奈津子の誤訳問題と高額収入

戸田奈津子をビックネームにしたのは、字幕翻訳家としての活動を開始した後に、「地獄の黙示録」や「スターウォーズ」「タイタニック」といった大作の仕事に恵まれたことです。そしてもう1つは、賛否両論ありますが、なんといっても、長い英語の台詞のニュアンスを、たった1行、わずか10文字程度という制約のある日本語字幕に凝縮した意訳や、戸田節ともいえるスラングや現地語に対する独特な和訳でしょう。

最近は、日本でも英語を話せる人が圧倒的に多くなったことから、戸田奈津子の翻訳は、「意訳どころか誤訳が圧倒的に多い」という指摘を受けるようになってしまいました。しかし、字幕翻訳の勘所を知っている戸田奈津子の仕事は早く、発注者にも好評であったようで、年間40~50本の仕事をこなして年収は2000万円近くあったとか。加えて、トム・クルーズらハリウッドスターたちとの華麗な交遊が取り上げられるとなれば、人がうらやむのも無理はありません。

戸田奈津子の誤訳を批判するなら字幕翻訳の道を目指そう!?

戸田奈津子本人にも、批判の声は聞こえているようですが、80歳まで仕事を続けてきた自信と達観からか、「1本1本、仕事にベストを尽くした結果だから」と、あまり気にも留めていません。どうやら戸田奈津子自身、アメリカ人のようにかなりポジティブな性格なようです。

戸田奈津子がパッシングを受ける理由は、8つあるそうです。最もよく指摘されるのは、字幕に使える文字数の制約を優先するあまり、元の長い台詞を異常に短く意訳することです。セリフをはしょるために、「~を?」「~で?」「~と?」といった中途半端な反語を用いることも挙げられています。

「孫子の兵法」を「勝利の兵法」とし、「4500ドルのソファー」を「4万5千ドルのソファー」とするといった明らかな誤訳や、「いれたてのコーヒー」を「たてたてのコーヒー」とするなど日本語自体の単純な誤りも。また、リチャード・ギアやヒュー・グラントが来日した時の通訳がひどかったという声も根強く残っています。

何よりも、「戸田奈津子は、留学などの海外経験が全くない」。……まあ確かにと納得せざるを得ない部分もありますが、多くの人々に、洋画を親しみやすい翻訳で紹介した戸田奈津子の偉大な功績が揺らぐものではありません。また、コミュニケーションの根本である、ハリウッドスター1人1人との信頼関係にいたっては、戸田奈津子だけでなく、日本とハリウッドをつなぐ貴重な財産とも言えるでしょう。

今や当たり前となった、多くの帰国子女や、英語や映画が大好きな若者よ。戸田奈津子が引退を口にする前に、競争相手が少ないという字幕翻訳家の道を目指せ!

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