戸崎圭太騎手がJRAを2度も不合格になったワケ!経歴やプロフィール

戸崎圭太騎手がJRAを2度も不合格になったワケ!経歴やプロフィール!

戸崎圭太騎手はJRAを2度も不合格に!武豊も認める天才騎手が地方競馬に甘んじてきたワケ

戸崎圭太騎手は、あの伝説の天才騎手・武豊が、「馬券を買うなら戸崎圭太」と太鼓判を押す、中央競馬JRAきっての実力者です。1980年7月8日生まれの戸崎圭太騎手は、すでに36歳。2014~2016年と3年連続で、JRAの最多勝騎手(リーディングジョッキー)にも選ばれるほどの騎手であるにもかかわらず、過去にJRA試験に2度も不合格となり、2013年にようやくJRAデビューを果たしています。

しかし、戸崎圭太騎手は、決して遅咲きジョッキーだったわけではありません。戸崎圭太騎手は、1998年に、18歳で騎手デビューを果たしていますが、当時の所属はJRAではなく、地方競馬NARでした。中学時代は野球少年だった戸崎圭太は、卒業後の進路として騎手を志すことにしたものの、その頃はJRAの存在を知らず、地元・栃木県の那須塩原市にあった地方競馬教養センターを受験してしまいます。後にJRAの存在を知って移籍を試みるも、JRA試験は思ったよりも曲者だったようです。

戸崎圭太騎手のJRA移籍を阻んだ学科試験!実績と騎乗技術だけではダメなの!?

戸崎圭太騎手は、1998年4月の地方競馬デビュー戦で、初騎乗で初勝利を飾りました。以来、4レースに1度はトップゴールを決め、わずか13年で通算2000勝を達成するという向かうところ敵なしの実績を積み上げていきます。その間、NARリーディングジョッキーに3度選ばれ、中央のGⅠレースでも勝利を上げながら、2005年と2011年にJRA移籍試験に臨むも、いずれも1次試験で不合格となってしまいました。

1次試験は、騎乗の実力などは全くものを言わないJRA独自の学科試験。しかし、地方競馬で、ほぼ毎日のようにレースで騎乗していた戸崎圭太騎手が、勉学に集中する時間を十分に確保できるはずもありませんでした。2012年に3度目の正直で合格を決めて以来の戸崎圭太騎手の実績は、この試験が、公平な選考方法かどうか疑わしくなるほど輝かしいものです。

戸崎圭太騎手の成績・年収がスゴイ!結婚した嫁との馴れ初めは?

戸崎圭太騎手は成績、騎乗技術ともに最優秀!年収1.7億円超えはJRAトップ

戸崎圭太騎手は、JRA移籍初年の2013年6月の東京競馬ユニコーンステークスで初の重賞勝利を上げると、2年目の2014年末には、早くも権威ある五大クラシックレース有馬記念を制覇しています。新参者にして年間146勝利をもぎ取り、2016年にも187勝を挙げ、わずか3年余りで通算640勝以上を上げました。

また、戸崎圭太騎手には、騎乗のバランスの良さにも高評価が与えられています。JRA最多勝騎手に輝いた3年間のうち、2016年においては、騎乗に指導が必要な騎手に加算される制裁点が、史上初となるゼロ!そんな戸崎圭太騎手の年間獲得賞金は27億円以上とも言われますが、このうち、騎手の懐に入るのはたった5%。

そこにレース毎に加算される騎乗手当や、騎手奨励手当を加算すると、年収は1.7億円以上と見られているようです。命懸けの騎乗に見合わない気がしてしまいますが、JRA騎手の平均年収が4000万円と言われる中で、2年目の2014年から常に2億円弱を稼いでいる戸崎圭太は、トップ独走状態です。

戸崎圭太騎手は性格にも定評アリ!結婚した嫁との馴れ初めや子煩悩ぶりが微笑ましい

戸崎圭太騎手はすでに結婚しており、12歳になる長女を筆頭に、2男1女の3人の子供を持つ父親です。JRAの花形選手には珍しく、真面目で人間性にも定評がある戸崎圭太騎手は、数少ない休日を惜しみなく家族サービスに費やすマイホームパパのようです。そんな戸崎圭太騎手が結婚した嫁・麻衣子は、モデルやアイドルではなく、3歳上の一般女性。

戸崎圭太騎手が、友人の紹介で知り合った嫁に一目惚れし、猛アタックの末に交際に至ったそうですが、当時は、地方競馬の過密スケジュールの中で、デートをすることもままならなかったといいます。そんな中、レースに勝利した時には、2人にしか分からない合図を送るなど、好感の持てるエピソードは尽きません。

嫁は、結婚してからは、戸崎圭太騎手の健康管理を徹底して行い、かのJRA試験の時には、毎朝4時に起床して学科試験の勉強に勤しむ夫に、コーヒーを淹れて激励したのだとか。さまざまな騎手がいますが、少なくとも戸崎圭太騎手にとって、温かい家庭こそが活躍の原動力となっているようです。

戸崎圭太騎手の2017年幕開けがヤバイ!?4度目のリーディングジョッキー獲得に暗雲

戸崎圭太騎手は、JRAデビューから2016年まで破竹の勢いを見せ、3年連続のリーディングジョッキーとなりました。特に、2016年は、制裁点0の特別模範騎手となった戸崎圭太には、武豊が言うまでもなく、競馬ファンが熱い期待を寄せています。そんな戸崎圭太騎手の2017年の目標は、GⅠレースにこだわることなく、騎乗停止や事故に注意して、4度目のリーディングジョッキーに輝くことだそう。

ところが、2017年1月16日までに、未だ1勝も上げることができておらず、年末から数えると25連敗中という予想外の展開に。2016年1月は18勝を上げ、史上5位の早さで100勝を達成した天才・戸崎圭太騎手に、今、深刻なスランプ説が浮上しています。ファンの間では、正月だるみも囁かれているようですが、騎乗に真摯な戸崎圭太騎手に限って、それが当てはまるとは考えられません。

「これまで勝ててきたのは、周囲が気持ちの強い馬を用意してくれたから」と、勝っても謙虚な姿勢を忘れなかった戸崎圭太騎手。2017年は明けたばかりですから、野球で培った柔軟な足腰と、持ち前の堅実な分析力で、必ず本来の騎乗を取り戻してくれると信じたいものです。戸崎圭太騎手の人となりと、確かな実績を眺めると、年末のリーディングジョッキー争いに名を連ねないほうが、もはや不自然な気がしてしまいます。

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