「釣りバカ日誌」連続ドラマキャスト、西田敏行のスーさん役にファンの反応は?

「釣りバカ日誌」連続ドラマキャスト、西田敏行のスーさん役にファンの反応は?

「釣りバカ日誌」濱田岳主演で連続ドラマ化!映画シリーズのキャストにファンの思い入れは強く……

「釣りバカ日誌」が、濱田岳主演の連続ドラマとなって、2015年10月に帰ってきました。「釣りバカ日誌」は、やまさき十三の原作漫画を元に、1988年から22年にわたってほぼ毎年公開された、西田敏行・三國連太郎主演の映画シリーズが有名です。

正月映画といえば「釣りバカ日誌」とまでいわれた国民的コメディ映画だからこそ、ファンの思い入れは並々ではありませんでした。鈴木建設の社長・鈴木一之助を演じた三國連太郎と、社員・浜崎伝助を演じた西田敏行。会社では上下関係に徹しながら、釣りの場では、「スーさん」「ハマちゃん」と呼び合う2人の掛け合いには、忘れがたいほどの愛嬌があります。だからこそ、三國連太郎が2013年に逝去した後の「釣りバカ日誌」復活は難しいと思われていました。

「釣りバカ日誌」連続ドラマキャストに納得!西田敏行のスーさん役は絶妙だった!

「釣りバカ日誌」の連続ドラマでは、”ハマちゃん”こと浜崎伝助の新入社員時代が描かれています。西田敏行の若かりし頃を思わせる、ほのぼのとした風貌の濱田岳は、新しい”ハマちゃん”としてファンを納得させる存在感を示しました。また、映画シリーズでは、浜崎伝助の嫁だった浜崎みち子は、ドラマでは結婚前の小林みち子として、広瀬アリスが演じており、2人の恋の行方も話題に。

そんな中、映画版の”ハマちゃん”のイメージが強い西田敏行が、”スーさん”役としてキャスティングされたことには、誰もが驚いたものです。西田敏行自身も、オファーを受けた時に「絶対にあり得ない」と思ったそうですが、原作者・やまさき十三は、この配役を大絶賛。「釣りバカ日誌」の復活を望んでいた古参ファンにとっても、西田敏行の出演は悲願でした。亡き三國連太郎の盟友・西田敏行が”スーさん”を受け継ぐという絶妙のキャスティングは、ファンの心をくすぐる最大の要素となったようです。

「釣りバカ日誌」映画シリーズが根強い人気!石田えりの降板理由や鯉太郎役の現在は?

「釣りバカ日誌」映画シリーズを観ずして日本映画史は語れない!

「釣りバカ日誌」の映画シリーズは2009年に完結しましたが、今でも西田敏行・三國連太郎という名コンビを懐かしむ声が絶えません。「釣りバカ日誌」は、重厚なイメージが強かった三國連太郎が、初めてコメディ色を打ち出した貴重な作品でもあります。

また、シリーズ22年間の歴史の中で、「心凍らせて」で一世風靡した演歌歌手・高山厳と”ハマちゃん”のデュエット、アメリカ映画のパロディ、時代劇と、さまざまな異色な試みでも話題となりました。また、完結編となった2009年の「釣りバカ日誌20ファイナル」では、折からの不況に苦しむ鈴木建設を背景に物語が進行しています。

その時々の世相が描かれている点でも、「釣りバカ日誌」映画シリーズは、日本映画史を語るときに欠くことのできない貴重な存在です。

「釣りバカ日誌」映画シリーズ・石田えりは三國連太郎に降板させられた?意外過ぎる鯉太郎役の現在とは!

「釣りバカ日誌」映画シリーズの長い歴史の中で、”ハマちゃん”の嫁・浜崎みち子を演じていた女優の交代劇には、多くのファンがどよめきました。11作目以降は、浅田美代子が演じている浜崎みち子役は、当初は石田えりが務めていました。石田えりの降板理由は体調不良ということでしたが、三國連太郎が降板させたというのがもっぱらの噂。痴情のもつれと囁かれていますが、数々の共演女優を口説き落としたといわれる三國連太郎だけに、妙に信憑性を帯びて聞こえてしまいます。

また、2002年の「釣りバカ日誌13」まで、”ハマちゃん”の息子・鯉太郎を演じていた子役・菅原隆一の行く末も気になります。実は、この菅原隆一、「釣りバカ日誌」で子役業が波に乗り始めていたものの、元JRA騎手だった父親に、「騎手になりたいなら、俳優はやめろ」と言われ、芸能界を引退しています。

そして、2010年にJRAの騎手としてデビューを果たし、現在は、伸び悩みつつも年間80レース以上に出走中です。なかなかのイケメンですから、成績が伴えば、人気騎手として再び名前を聞くことになりそうです。

「釣りバカ日誌」2017年新春ドラマスペシャル以降の続編に期待!西田敏行の病気は大丈夫?

「釣りバカ日誌 新入社員浜崎伝助 伊勢志摩で大漁!初めての出張」が、新春ドラマスペシャルとして、2017年1月2日に放送されることが分かりました。同作は、2015年に放送された濱田岳主演の連続ドラマ「釣りバカ日誌」の続編。連続ドラマのキャストに加え、”ハマちゃん”が学生時代に憧れていたマドンナ役を演じる比嘉愛未や、荒川良々、竹内力ら、ゲスト俳優も話題となっています。

また、37年の歴史を誇る時代劇枠を割いて放送されるという点でも、テレビ東京の並々ならない意気込みを感じさせられますが、局側としては、時代劇を終わらせる考えはないそうです。しかし、映画シリーズの顔だった西田敏行の”スーさん”や、濱田岳の”ハマちゃん”が定着しつつある今日、映画化を期待する声も多く聞かれます。このスペシャルドラマの評判によっては、何らかの形で、来年の正月も……という可能性は十分ありそうです。

そこで不安なのが、ドラマ版でも欠かせない存在となっている西田敏行の体調です。西田敏行は、頸椎亜脱臼の手術や、胆のう炎で、2016年2月から4カ月の入院生活を余儀なくされており、復帰後も激ヤセぶりが心配されました。来年で70歳を迎えるだけに、「釣りバカ日誌」の釣りロケは厳しいような気がしますが、本人は「あと10~20年は役者をやる!」と復調をアピール。

ファンにとっては、この言葉が何よりの心のよりどころです。映画シリーズの面影を残しながらも、新たな道を歩き始めた新版「釣りバカ日誌」。日本を代表するコメディ作品としての風格は、すでに備わっている気がします。

関連記事

ページ上部へ戻る