内山高志のパンチ力は骨折必至!日本ボクシング史上最強か?

内山高志のパンチ力は骨折必至!日本ボクシング史上最強か?

内山高志、日本ボクシング史上最強?試合後もあいさつ欠かさない人柄!

内山高志は、破壊的なパンチ力で、日本ボクシング史上最強の呼び声も高いプロボクサーです。そのKO率は、日本プロボクサーの中でも歴代No.1を誇ります。パンチ力で相手を圧倒し、ノックダウンさせるスタイルから、内山高志に付けられたニックネームは「ノックアウト・ダイナマイト」。

そんな内山高志は、辰吉丈一郎や川島郭志などの影響を受け、ボクシングの強豪として有名な花咲徳栄高に進学し、拓殖大学に進学後は、同級生の荷物運びという屈辱的な扱いを受けながらも屈することなく這い上がり、大学4年の全日本アマチュアボクシング選手権大会で優勝を成し遂げました。サラリーマン勤務を経て、プロへ転向後は、2005年7月プロデビューを初回TKO勝ちで飾った遅咲きの苦労人でもあります。そのためか、内山高志は、リングを離れてもファンをとても大切にし、試合後のあいさつ回りを欠かさない人柄にも定評があります。

第35代OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者であり、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者でもある内山高志は、日本でのボクシング世界王者として、歴代2位となる11回連続防衛の記録を保持していました。具志堅用高が持つ世界王座13連続防衛の日本記録まで、あと2回に肉迫していたのですが、ジェスレル・コラレスに敗れて記録更新はならず。

デビュー以降、その威力抜群のパンチ力を武器に実績を積み重ね、今や日本プロボクシングでも史上最強ともいわれるほどですが、海外での試合のチャンスに恵まれないことから、国内でいくら実績を重ねても、海外での評価は決して高くありません。

内山高志の対戦相手は骨折必至?パンチ力が強すぎてパンチングマシン故障?

内山高志は、史上最強ともいわれるパンチ力の凄さを物語るエピソードに事欠きません。なんといってもKO率83%を誇るパンチ力。これまでの戦歴でも、ノックアウトされた対戦相手が骨折に追い込まれた試合が数回あります。骨折とはいかないまでも、相手にとって脅威のパンチのパワーは、スパーリングの相手がなかなか見つからないということでも証明されています。

というのも、内山高志はあまりにパンチ力が強すぎるため、スパーリング相手をダウンさせてしまうというのです。同じジム仲間が内山高志のスパーリング相手をつとめた際、あまりの破壊力に肋骨を骨折。また、スパーリング相手にボディブローを食らわせた内山高志でしたが、衝撃が強すぎて、血尿を出させたということも。

これでは、ジム仲間がスパーリングの相方になりたがらないのもやむを得ない気がします。もう一つ、内山高志のパンチ力のすさまじさを物語るのが、ゲームセンターに設置してあるパンチングマシンを壊したエピソード。そのとき、なんと700キロを計測したそうです。

普通の人の平均的なパンチならば100キロ程度。腕に覚えがある人でも、200キロいくかいかないかというレベルでしょう。そこに700キロですから、内山高志のパンチのすさまじさは推して知るべし。半ば伝説と化している内山高志のパンチ力ですが、ここまでくると史上最強といわれるのも納得せざるを得ませんね。

内山高志の戦績・ファイトマネー!トレーニング、減量方法は?

内山高志、プロ入り後のKO率83%!日本国内オンリーがファイトマネーの相場を下げた?

内山高志のプロ入り後の戦績は、26戦 24勝1敗1分です。
中でも特筆すべきは20KO!24勝のうち、ノックアウトが20回ということですから、KO率は脅威の83%ということになります。ここで内山高志のKOの質を確認しておきたいと思います。これまでの日本ボクシング界のチャンピオンは、世界戦を重ねれば重ねるほど、KOによる戦績も格段に低下する傾向にありました。

やはり、世界戦での対戦相手ともなるとハイレベルになってくるため、KO勝ちするのが困難になってくるのです。そういう背景を考え合わせると、世界戦でもKO勝ちを重ねた内山高志の凄さは際立っているとみなければなりません。内山高志の気になるファイトマネーは、推定で1000万円~2000万円ぐらいとされています。もっと具体的に絞り込むと、1700万円くらいに抑え込まれている可能性があります。

やはり、日本国内メインとなっている試合参加が、内山高志のファイトマネー相場を下げているマイナス要因になっていることは間違いありません。内山高志は、海外に進出して実績を重ねれば、ファイトマネーを億単位で容易に稼げるほどのポテンシャルを持っています。本人も「海外で試合がしたい」という意向を漏らしているので、ぜひビッグマッチに挑んでほしいものです。

内山高志のバランスとれた食事管理が、トレーニングと減量に好影響!減量は「まったく苦しくない」

内山高志は、トレーニングや減量方法など、日常の調整はどのようにして行っているのでしょうか?世界タイトル挑戦直前のこと、パンチ力が災いして、スパーリングの相手探しに困る内山高志を見かねた関係者が、あるトレーナーを紹介してくれたのだそうです。そこで、内山高志は、自転車を漕ぐマシンと、ボート漕ぎマシンを連続で消化するという過酷な持久系トレーニングを続けました。

さらに、結果が出てくると、ウエイトトレーニングも導入したため、懸念材料だった減量も、筋肉量が増えて代謝がアップすることで、脂肪が燃焼しやすい体質に改善。そのかいあって、胸囲はなんと1メートル。内山高志が、日常の食生活など自己管理もしっかりしていることも減量に好影響を与えているようです。ほとんどの選手が試合前の減量で苦しむ中、徹底した食事管理を日頃から実施しているため、減量も「まったく苦しくない」という内山高志。

日常は、無駄な脂肪を取らないことと、野菜を中心にしたバランスが取れた食事を心がけ、脂身の少ない肉を中心に、ミキサーで混ぜた野菜ジュースを1リットル飲んだり、砂糖、バターを入れないパンを焼くなど、そのこだわりは徹底しています。焼き肉や焼き鳥を食べる際も、カルビなどの脂肪分が多い部位を避け、ヒレ、ハラミなどが中心。炭水化物は極力控えます。そのため、試合前の減量も、糖分、塩分、脂肪分を落とすだけで、食事の量そのものは減らさずに済んでいるとのことです。

内山高志が2回KO負けまさかの大番狂わせ!「あの夏の日々があったから」と振り返る大学1年の夏

内山高志は、勝てば12度目の防衛達成となる、プロボクシングのWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ(同27日、東京・大田区総合体育館)の予備検診で、「調整は万全」と語り、「自分のパンチが当たらないと言っているみたいなので、当ててやりたい」と意気軒高でした。一方で、この場で初対面となったコラレスの印象については「しっかり練習をしてきているなと思った」と冷静なコメント。

しかし、4月27日の試合で、いざふたを開けてみれば、内山高志、コラレスにまさかの2回KO負けを喫し、大番狂わせの結果に。「先に左から攻撃していかねばいけないと、早い回からいった」と語るコラレスに対し、「スピードが思ったより速かった」と内山高志。この敗戦には、内山高志のモチベーションの低下も指摘されています。試合直後は「今後については何も考えていない」と真っ白だった内山高志ですが、5月2日のオフィシャルブログでは「気持ち切り替えます!」と、早くも心をリセットした様子。

もともと期待されたボクサーではなかった内山高志。大学1年生時は、練習中にリングを使用することもできず、荷物番を任される身。ボクシング部の練習がオフになる夏の1カ月間、内山高志は殻を打ち破ります。他の部員がオフの夏を楽しむ間、母校・花咲徳栄高やプロのジムで練習に参加するなど、鍛錬に励んだのが功を奏し、夏休み明けにはレギュラーに昇格。2年生時からは全日本候補の合宿に呼ばれ、4年生では全日本選手権で優勝するまでにのし上がります。

「あの夏の日々があったから、今がある」と振り返る内山高志ならば、今回の敗戦からもきっと立ち上がってくれると信じています。内山高志には、世界のひのき舞台を目指して、不屈の闘志と屈指のパンチ力で再度リングに上がって欲しいものです。

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