ウォーレン・バフェットが投資で築いた驚きの資産額とは?名言やおすすめ本は?

ウォーレン・バフェットが投資で築いた驚きの資産額とは?「オマハの賢人」の生活ぶりとは?

ウォーレン・バフェットが投資で築いた驚きの資産額とは?

世界で有名な資産家の1人として必ず名前が挙がるのが、アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェットです。投資家あるいは経営者として手腕を振るい、巨額の資産を手にした現在は、世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイの筆頭株主にして、同社の会長兼CEOを務めています。

ウォーレン・バフェット(本名はウォーレン・エドワード・バフェット)は、ネブラスカ州オマハに生まれました。証券会社を経営する父の下で投資哲学を学び、20代から資産を増やしていきます。その資産は今もなお増え続けていると言い、2017年9月現在、87歳になったウォーレン・バフェットの資産は、700億ドルを越えているそうです。

ウォーレン・バフェットは投資家の鏡!「オマハの賢人」の生活ぶりとは?

ウォーレン・バフェットは、一攫千金で富を得た富豪ではありません。若い頃からコツコツと投資を続け、その資産を貯えてきた投資家です。超のつく大富豪となりながら、倹約家としても知られ、自身の資産を慈善活動に充てるなど、投資家の鏡と言ってもよい存在です。

現在も、地元オマハにある、約60年前に購入したアメリカではごく一般的なサイズの家に住み、高級車を乗り回すわけでもないという質素ともいえる生活を送っているウォーレン・バフェット。こうしたライフスタイルからは、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」とも呼ばれています。コーラが好きだと聞くと、なんだか親しみすら感じてしまいそうです。

ウォーレン・バフェットの名言に習え!本人イチ押の本は?

ウォーレン・バフェットの名言に習え!自身の哲学を有言実行

ウォーレン・バフェットの名言をいくつかご紹介。
「株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きます」。この名言は、株の長期保有で資産を増やしてきたウォーレン・バフェットの鉄則を表しています。至極当然な内容と言えるかもしれませんが、真の成功者こそ、小手先のノウハウに流されず、原則に忠実であることがよく分かると言えるでしょう。

続いて、「喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない」。この名言も、長期保有する姿勢の大切さを伝えるとともに、投資を始める上で理解すべき原則を、実にシンプルに教えてくれます。

また、慈善活動家としての一面が垣間見られるのが、「幸運な1%として生まれた人間は、残りの99%の人間のことを考える義務がある」という名言です。自身の哲学を有言実行しているウォーレン・バフェットの姿勢には、頭が下がります。

ウォーレン・バフェットを知るにはこの本をオススメ!

ここ数年で出版されたウォーレン・バフェットに関するおすすめの本は、ローレンス・A・カニンガム著「バフェットからの手紙」(2016年)。ウォーレン・バフェットが、筆頭株主かつCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社の株主に向けて書いている年次報告36年分の概要をまとめて紹介している本です。なぜ長期投資が必然なのかなど、彼の思考のエッセンスを知るには最適と言えます。

次のおすすめ本は、アリス・シュローダー著「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」(2014年)です。かねてより自伝は書かないと言い続けているウォーレン・バフェットですが、この本の著者には唯一、自伝的内容の執筆を許可したと言います。完成までに5年以上を要したというウォーレン・バフェットの伝記は、上・中・下の3部作。彼の人となりに少しでも興味を覚えた方は一読する価値があるでしょう。

最後におすすめするのは、ウォーレン・バフェットを知る上で外せない1冊。ウォーレン・バフェット自身が師と仰ぐ投資家ベンジャミン・グレアムが執筆した本「賢明なる投資家」です。ウォーレン・バフェットの投資家としての礎を築いた本として、彼自身が強くすすめています。

ウォーレン・バフェットの投資家、慈善活動家としての活動に衰えなし

金融情報を配信しているブルームバーグは、ウォーレン・バフェットがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社が、ブラジルの再保険機関IRB-Brasil REの株式取得を協議中であると報じました。IRB-Brasil REの新規株式公開の後、株式取得が行われる見込みとのことです。これまでにも、再保険事業に投資してきているウォーレン・バフェットは、一連の投資活動が資産の増大に貢献し、今後も見込みありだと考えているのでしょう。

2017年で87歳になった資産家ウォーレン・バフェットですが、投資家あるいは慈善活動家としての活動に衰えはありません。ウォーレン・バフェットが投資家の鏡といわれるのは、彼の富の築き方にあると言えます。彼は、相続やギャンブルなどで、突如として大金をつかんだのではなく、幼い頃から培ってきた自身のセンスを発揮して、ビジネスや投資を成功させることでその資産を増やしてきました。

また、莫大な資産を自らのためだけに派手に使うこともありません。慈善活動にも惜しみなく充てるという素晴らしい人間性の持ち主です。これぞまさに「オマハの賢人」と呼ばれる所以でしょう。

資産を増やしたい人はもちろん、社会に貢献できる人材になりたいと思っている人も、ウォーレン・バフェットの本を手に取って、彼の名言に触れてみてはいかがでしょうか。

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