渡辺大知のバンド「黒猫チェルシー」ボーカル兼俳優!東京造形大学時代に初監督作品も撮影していた

渡辺大知のバンド「黒猫チェルシー」ボーカル兼俳優!映画「色即ぜねれいしょん」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞

渡辺大知は俳優&バンドマンとして活躍中!黒猫チェルシーのボーカル担当

ドラマや映画はもちろん、三井住友カードなど大手企業のCMキャラクターとしても活躍している俳優の渡辺大知(わたなべだいち)はまた、ロックバンド黒猫チェルシーのボーカルを務めるフロントマンでもあります。

黒猫チェルシーは、渡辺大知に加え、ギターの澤竜次、ベースの宮田岳、ドラムスの岡本啓佑からなる男性四人組。高校のギター部で出会い、ビートルズが好きなことで意気投合したメンバーが、高校在学中だった2007年にバンドを結成して、2010年にメジャーデビューを飾りました。

黒猫チェルシーは、渡辺大知がNHKの朝ドラ「まれ」にバンドマン役にて出演したことで、劇中バンド「little voice」としてメンバー全員が登場した上、実際にCDをリリースしたことでも話題に。また、代表曲の1つ「青のララバイ」が、人気少年漫画「NARUTO」の映画版エンディングテーマになったことで、楽曲人気は子供たちにも及んでいます。今や黒猫チェルシーは、老若男女の幅広い世代に知られていると言っても過言ではありません。

渡辺大知は映画「色即ぜねれいしょん」で2000人の中から選ばれ俳優に!日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞

渡辺大知の俳優デビューは、2009年8月に公開された、田口トモロヲ監督映画「色即ぜねれいしょん」です。小説家やイラストレーターとしても活躍しているみうらじゅんの自伝的小説が原作で、渡辺大知演じる主人公の高校生が、冴えない日常の中で、恋や煩悩に振り回されながらも成長していく様子が描かれています。

おおらかな両親を演じたのは、リリー・フランキーと堀ちえみ。主人公に影響を与える登場人物として、ロックバンド銀杏BOYZの峯田和伸や、くるりの岸田繁が起用されるなど、魅力的なキャスティングも話題になりました。当時は演技未経験だった渡辺大知でしたが、2000人の中から選ばれたシンデレラボーイなだけあり、瑞々しい演技が高く評価され、日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞。

それ以降も、音楽活動と並行しながら、NHK朝ドラの「カーネーション」や「まれ」、ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」、映画「渇き。」など数多くの作品で俳優としても活躍を続けています。

渡辺大知と峯田和伸が似ていると言われる理由とは?東京造形大学時代に初監督で映画作品を撮影していた

渡辺大知は峯田和伸との共通点が多い!?似ている理由とは?

179cmという高身長で、爽やかなイケメンという印象の強い渡辺大知は、同じくミュージシャンでありながら俳優としても高く評価されている峯田和伸と似ていると言われることがあります。なにより一番の共通点は、2人ともバンドマンであることでしょう。渡辺大知は黒猫チェルシー、峯田和伸は銀杏BOYSというロックバンドを組んでいるだけでなく、共にボーカルを担当しているところも同じです。

また、俳優としての出演作品にも似た傾向が見られます。渡辺大知が「カーネーション」と「まれ」、峯田和伸は「ひよっこ」と、どちらもNHKの朝ドラに出演した経験を持つ2人。どちらがどちらに出演をしていた?と、区別がつかない朝ドラの視聴者もいるようです。

「色即ぜねれいしょん」で共演している2人の画像を見比べてみると、もっさりとした髪型はたしかに似ている気もします。年齢的にはひと回りも離れている2人ですが、活躍するフィールドが似ているだけに、感性や漂わせる雰囲気にも近しいものがあるのかもしれません。

渡辺大知が初監督を務めた映画作品は東京造形大学時代に撮影したものだった!

渡辺大知はまた、映画監督としての才能ものぞかせています。渡辺大知の記念すべき初監督作品は、自主映画のための映画祭とも言われる「PFFアワード2014」にて「審査員特別賞」を受賞した「モーターズ」です。東京造形大学時代に卒業製作として生み出された作品で、2015年11月14日には劇場公開もされています。

実は、小学生の頃は演劇部に所属していて、脚本も書いていたという渡辺大知は、もともと、演じることの他に、映画を製作する側になりたいという夢を持っていたそうです。そんな幼い頃からの夢と、彼の才能が見事に形になったのが「モーターズ」でした。映画公開に際し、渡辺大知は、「子供のような大人たちの、ときに情けなく、ときに美しい日常をぜひご覧ください!」と自信にあふれるコメントを発表しています。

渡辺大知の黒猫チェルシーは結成10周年へ!映画主題歌「ベイビーユー」もリリース!

渡辺大知は今まさにノリにノッていると言えるでしょう。高校生時代に結成したロックバンド黒猫チェルシーは、2018年3月で結成10周年を迎えます。結成記念日の3月17日には渋谷でワンマン公演を行うことも決定しているほか、直前の3月5日には、地元・神戸で対バンライブが実施されることも発表済みです。

また、2017年12月3日には、綿矢りさの小説が原作で、松岡茉優主演の映画「勝手にふるえてろ」の主題歌として書き下ろされた、黒猫チェルシーの新曲「ベイビーユー」がリリースされることも決定。楽曲制作中の渡辺大知の様子を知る映画「勝手にふるえてろ」の大九明子監督は、「悶え苦しむ姿が超絶チャーミング」と言っていたとか。

渡辺大知は、同作に俳優としても出演しているので、「ベイビーユー」のヒットと共に、映画のヒットも応援したいところです。さらに、2017年10月25日~11月3日まで開催される東京国際映画祭内のオールナイト企画「SHINPA vol.6」にて、撮りおろしの新作も公開されます。演技経験のほとんどない若者をキャスティングしたという監督作品「SUMMER KIDS」では、横須賀でのひと夏を描きました。

バンドマンと俳優、さらには映画監督としての活動それぞれが好調な渡辺大知。三足のわらじを履くとなると、相当多忙だと思われますが、表現方法を1つに絞らないほうが性格に合っているのかもしれませんね。アーティスト渡辺大知の豊かな創造力が、次はどのような形で発表されるのかも楽しみです。

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