山下容莉枝は文学座出身!「耳をすませば」他ジブリ作品で声優も

山下容莉枝は文学座出身!昼ドラでも活躍の名脇役

山下容莉枝は文学座出身!遊眠社にも在籍していた

日本を代表する個性派女優・山下容莉枝(やましたよりえ)は、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」や「人間・失格~たとえば僕が死んだら」など、多くの話題作品に出演して存在感を発揮してきました。

もともと劇団出身で、舞台女優として活躍していた山下容莉枝。女優人生をスタートさせたのは、岸田國士・久保田万太郎・獅子文六の3名によって結成された文学座に、23期生として入団した1984年です。文学座卒業後は、劇作家で演出家の野田秀樹を中心に旗揚げされた夢の遊眠社に入団しますが、これは、山下容莉枝が当時交際していた彼から勧められたためだったとか。

夢の遊眠社が解散するとともに、舞台からテレビドラマへと主軸を移していった山下容莉枝。現在は、シス・カンパニーに所属し、主役を演じることは少ないものの、母親役を演じるなど、多くのドラマで活躍しています。

山下容莉枝は昼ドラでも活躍の名脇役!当たり役は?

山下容莉枝の当たり役と言えば、通算放送回数509回という超ロングスパンドラマとして知られる橋田壽賀子脚本の「渡る世間は鬼ばかり」金田利子役ではないでしょうか。中田喜子演じる高橋文子が経営する旅行代理店にアシスタントとして勤めており、後に文子の良き理解者になるという役どころで、2002~2013年まで出演していました。

また、2010年の昼ドラ「明日の光をつかめ」では、罪を犯した息子の母親役というとても難しい役柄に抜擢されています。「明日の光をつかめ」は、児童虐待や少年犯罪をテーマにした内容で、山下容莉枝自身も「とても重たくて辛い」と語っていました。その他にも、民放各局の2時間ドラマ等にも数え切れないほど出演してきた山下容莉枝。彼女の役どころは、正統派というよりも個性が光るものが多いのが特徴です。

山下容莉枝はジブリ作品で声優も!夫の情報や結婚観は?

山下容莉枝はジブリ作品で声優も!「耳をすませば」など3作品に出演

山下容莉枝は、声優としても活躍しています。これまでに出演したのは、いずれもジブリ作品です。1991年公開のアニメ映画「おもひでぽろぽろ」では、主人公の岡島タエ子の姉・ナナ子役、1994年の「平成狸合戦ぽんぽこ」では、過激派の狸のリーダー権太の妻のお玉役。

そして、観客動員数208万人を記録した1995年の「耳をすませば」では、主人公の姉にあたる月島汐役を演じるなど、どれも作品を引き立てる重要な役柄ばかりです。美しいながらも落ち着きを感じさせる声を持つ山下容莉枝は、声優としてもその個性を輝かせています。

山下容莉枝は独身?夫の情報や結婚観は?

1964年生まれで50代の山下容莉枝は、結婚して子供がいてもおかしくない年齢ですが独身で、文学座時代から現在に至るまで演技一筋のようです。とはいえ、かつては「独身は結構寂しい」と語っていましたから、結婚願望がなかったわけでもない様子。

文学座から夢の遊眠社へ移ったのも、当時交際していた彼の言葉がきっかけだったようですから、恋愛も謳歌していたはず。結婚に対してとても慎重なのかもしれません。

山下容莉枝がドラマ「ヘッドハンター」にゲスト出演してリアルすぎる演技を披露

山下容莉枝が、テレビ東京で放送中のドラマ「ヘッドハンター」の第5話にゲスト出演しました。江口洋介主演のドラマ「ヘッドハンター」は、ヘッドハンティング(人材引き抜き)を題材とした人情ドラマです。山下容莉枝の役柄は、板尾創路演じる西郷守男の妻でした。

愚直さを貫き通した西郷が、最後に妻と喜び合うシーンには、「泣けた」「神展開」と絶賛する声が続出しました。その他に多かったのが、山下容莉枝が演じた妻の優しさに感情移入した視聴者の声です。主要キャラではなかったものの、夫を支えながら介護に育児にと奮闘する姿がとてもリアルだったからでしょう。

本作でも見られたように、目立ちはしないものの、主要キャラを影で支えて盛り立てる演技は、山下容莉枝だからこそ。彼女の出演作品を見ていると、脇役の実力いかんで作品の良し悪しが決まることがよく分かるというものです。

関連記事

ページ上部へ戻る