中畑清、株価うなぎのぼりに「本当にびっくりするわ」DeNA優勝確実!?

中畑清もびっくり!横浜DeNAベイスターズ、球団史上初20勝一番乗り

中畑清、球団史上初、両リーグ最速で20勝達成

5月6日のヤクルト戦で、横浜DeNAベイスターズは今季2度目の5連勝。また4度目の同一カード3連勝を飾りました。4月28日からの9連戦も7勝2敗と勝ち越した横浜DeNAベイスターズは、さらに球団史上初、両リーグ最速で20勝を果たしました。うれしい記録づくめの試合に、中畑清監督は「こんなに早くしちゃっていいの?できすぎだよ!ビックリするわ!」と、絶好調のコメント。横浜DeNAベイスターズは、今後も勝ち続けることができるのか。また今季こそ、球団悲願の優勝は叶うのでしょうか。

中畑清の横浜DeNAベイスターズの元の名は、大洋ホエールズ

球団の歴史は古く、戦前から実業団野球に所属していた大洋漁業野球部が、1949年、プロ野球のセリーグに加盟。横浜DeNAベイスターズの前身である大洋ホエールズが誕生しました。しかし球団設立から今日まで、豪快なチームカラーで人気はあっても、優勝や成績には長く恵まれなかったことから、球団は数多くの変遷をよぎなくされてきました。近年では1978年、フランチャイズ球場が横浜スタジアムに移転されたことで、球団名が横浜大洋ホエールズと改称されました。そしてついに1992年、親会社である大洋漁業がマルハニチロと社名を改名したため、球団名も、横浜ベイブリッジから名づけられた「横浜ベイスターズ」と変更されました。長く親しまれてきた球団名が完全になくなってしまい、昔からのファンは大いに悲しんだそうです。そして2002年には筆頭株主がTBSへ移行。2010年には現在のLIXILグループへの身売りが取り沙汰されましたが、その計画も頓挫しました。そして2011年、携帯ゲームのDeNAに球団が譲渡が決定され、「横浜DeNAベイスターズ」が誕生します。捕鯨の会社であった大洋漁業から、放送局、そして携帯ゲームの会社へと、球団オーナーの変遷にも時代の流れが感じられます。

中畑清 絶好調監督がめざす悲願の日本一

中畑清 長嶋の再来と言われたジャイアンツの絶好調男

この新生横浜DeNAベイスターズの目玉となったのが、中畑清新監督の起用です。中畑清。1954年生まれ、61歳。1980年代、読売ジャイアンツの主軸打者として活躍。サードでの守備やバッティングが、往年の長嶋茂夫を彷彿とさせ、その明るいキャラクターから、現役時代は「絶好調男」という愛称で親しまれていました。「熱いぜ!DeNA」をスローガンに、監督初就任の年齢としては日本プロ野球史上最年長となる、中畑清の戦いが始まったのです。

中畑清 監督と選手の信頼関係でめざす日本一

しかし、チームは相変わらず低迷。2012年は最下位。2014年、2015年は2年連続5位に終わります。そして監督4年目の2015年を迎え、ついに5月連休明け時点で、横浜DeNAベイスターズは、巨人を抜いて首位に躍り出たのです。野球解説者の江本孟紀氏は、横浜DeNAベイスターズ好調の秘訣を、中畑監督の選手に対する信頼感であると評しています。不調のチームを、自らがムードメーカーとなって引き上げ、多少の好不調に捉われず、選手を信頼し起用し続けてきた中畑監督と選手たちの絆は、1998年以来17年ぶりの優勝、日本一に輝くことができるか、残りシーズンが楽しみな横浜DeNAベイスターズです。

中畑清の出身地、福島県矢吹町ってどんなとこ

中畑清の出身地、福島県矢吹町は東日本大震災で甚大な被害を受けた町

福島県矢吹町は、福島県の南西部の内陸にある町。江戸時代は奥州街こづゆ道と水戸街道の追分地点にある宿場町でしたが、「行方野」と呼ばれる水はけの悪い広大な原野が広がる荒涼とした地域でした。そこで戦後、青森県十和田市の三本木原開拓地、宮崎県川南町を中心とする川南原開拓地

とともに、日本三大開拓地の1つとして、大規模な開拓が行われ、羽鳥ダムの完成によって豊かな農業地帯と生まれ変わりました。しかし2011年の東日本大震災では、矢吹町も大きな被害を受けました。矢吹町総戸数の3割にあたる1800戸が全半壊は、津波被災のない内陸部の市町村では最大の被害です。住民は、今もその復興に取り組んでいます。

中畑清の出身地、福島県矢吹町では震災復興で新名物がぞくぞく

そんな矢吹町で、東日本大震災で被災した店が新しく復活しました。その店の名は「軽食&居酒屋、矢吹宿宝夢」。昼は軽食、夜は居酒屋となる店では、矢吹町の新名物を目指して、矢吹町のイメージキャラクター「やぶきじくん」をかたどったたい焼き、「やぶきじくん焼き」を販売しています。他にも、震災で閉店してしまった人気カレー店のカレーを再現。「復活のカレー」として人気です。また、別の動きもあります。矢吹町の若者を中心にメンバー構成された「矢吹町地域ブランド検討会議」。ここから、トマトベースの味付けをした汁なし麺、「やぶきG麺」が生み出されました。麺の上には、矢吹町のキャラクター「やぶきじくん」をかたどって、顔はトマト、目玉はゆで卵、頭はネギ、くちばしはチャーシュー。矢吹町は、このような新名物開発でも震災復興に取り組んでいます。

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