由規の甲子園大会最速タイ記録はいまだ破られず!兄、弟の野球歴もスゴかった!

由規の甲子園大会最速タイ記録はいまだ破られず!年俸や成績推移は?

由規の甲子園大会最速タイ記録はいまだ破られず!

プロ野球のヤクルトに所属する由規(よしのり)は、未だに破られていない甲子園大会の記録保持者。高校3年生の時に球速155㎞を記録し、日本中に衝撃を与えました。これは、今でも甲子園大会最速タイ(楽天・安樂智大が同球速を記録)の記録です。

球速が売りの由規は、当然のごとく各球団スカウトの注目を集め、大きな期待を背負ってプロ野球入りしました。プロ入り後もその球速を伸ばし、2010年には、当時の日本人最速となる161㎞を記録しています。ちなみに、現在の最速記録は、日本ハムの大谷翔平が出した162㎞です。

その後も順調に勝ち星を重ねていった由規でしたが、2011年シーズン後半から約5年もの間、マウンドから遠ざかってしまうことに。その理由は、肩のケガ。いわゆる「野球肩」とも言われる、肩の使いすぎが原因で発生する大ケガによる欠場でした。

一般的に、このケガから完全復帰することは大変難しいとされています。そんな中、手術を経てリハビリを続けた由規が1軍復帰を果たしたのは、2016年のこと。最盛期ほどではないものの、少しずつ球速も上がり始め、実に1786日ぶりに勝ち星も挙げたたことで、前例にない復活ぶりだと話題になっています。

由規の年俸や成績推移は?大ケガを乗り越えようやく1軍復帰!

2008年のプロ入りから3年後の2011年に大ケガを負ってしまった由規ですが、絶頂期の年俸は推定6000万円でした。入団1年目こそ好成績を残せませんでしたが、2年目は先発ローテーション入りした由規。年間を通して良い成績だったとは言えないものの、プロ入り後の最速となる157㎞の球速をマークしたり、監督推薦でオールスター戦に選出されたりと、しっかりと結果を残しました。

3年目も開幕ローテーション入りした由規は、この年に当時の日本人最速となる球速161㎞を記録。12勝9敗の成績を残し、飛躍の年としています。翌年は、ますます活躍が期待されるシーズンでしたが、シーズン後半に右肩のケガが発覚。2012、2013年は、好成績を残すどころか、登坂機会すらありませんでした。2014年には、2軍で実戦登坂するも1軍復帰とはならず、翌年2015年も、2軍では一定の成績を残しましたが、1軍復帰を果たせません。

2011年以降、4年間も1軍登板シーンのなかった由規は、2016年にはとうとう育成選手契約となってしまいました。当然年俸は下がり続け、2015年の契約更改で育成契約となることが告げられた際の推定年俸は1500万円までダウン。それでも腐ることなく調整を続け、ようやく1軍復帰を果たした由規は、2016年の契約更改では、現状維持の年俸でサインしています。

由規の兄・史規と弟・貴規の野球歴もスゴかった!恋愛や結婚はまだまだ先?!

由規は野球ファミリーの中で育った!兄・史規と弟・貴規もスゴかった!

由規の本名は佐藤由規といいます。佐藤家は3人兄弟で、兄と弟がいる由規。兄の史規は名門・東北高校野球部の出身。弟の貴規は、由規と同じ仙台育英高校野球部で甲子園大会に出場した経験を持ちます。このように、野球の実力抜群の佐藤三兄弟。兄の史規は、高校時代に、控え捕手としてダルビッシュ有の球を受けていました。

高校卒業後は、東北福祉大学でプレーを続け、現在はその東北福祉大学OBが結成したTFUクラブに所属しています。一方の貴規は、由規と同じくプロ野球のヤクルトに入団しましたが、育成選手として1軍出場はないまま、2014年に戦力外通告を受けました。

翌年からプロ野球独立リーグであるBCリーグの福島ホープスに入団。プロリーグNPBへの復帰を目指して、12球団合同トライアウトにチャレンジし続けていましたが、契約には至らず、2016年に福島ホープスも退団。NPBへの復帰断念を表明した後、史規に紹介されたことから、2017年からTFUクラブに所属しています。

由規がフライデーに撮られた!?熱愛彼女や結婚の噂について

2017年6月22日、由規本人のTwitterにアップされた「明日の、フライデー載ります」とのつぶやきが話題になりました。当然、ファンからは、「熱愛や不倫などのスキャンダルか?」「実は結婚していた?」などと心配する声が相次ぐことに。しかし、ふたを開けてみると、熱愛でも結婚でもなく、インタビュー記事が掲載されていただけ。

スキャンダル的な記事ではありませんでした。これまで、結婚や熱愛彼女の噂などが報道されることはほとんどなかった由規。今は完全復活に向けた正念場と考え、野球に集中しており、恋愛や結婚はその後ということかもしれません。

由規が2017年のヤクルトを救う!背番号「11」の活躍はこれからだ!

「高校ビッグ3」との呼び声も高く、5球団からドラフト1巡目で指名され、鳴り物入りでヤクルトに入団した由規。大ケガを負って2016年には育成契約となりましたが、2軍で結果を残し、同年に1軍に返り咲きました。球団も由規の復活を信じ、彼の背番号「11」を空けて待っていたと言います。

2016年7月9日には、とうとう先発のマウンドに立ちました。それは、2011年9月3日以来、実に1771日ぶりのマウンド。その日に向けて、長い歳月をかけてきた苦労人の復帰マウンドとは、見るほうまで熱くするものがありますが、由規の凄さは復活したことそれだけに留まりません。

野球選手には致命的ともいえる肩の大ケガを負いながら、復帰後の球速も150㎞を越えているのですから驚かされます。2017年シーズンに入っても、チーム14連敗中に登板すると、好投を見せて勝利をつかみとった由規。シーズン中盤までに、すでに複数勝を挙げている由規は、なかなか勝てずに苦しむチームの支柱になっていると言えそうです。

4年ものブランクがありながら、肩のケガを克服し、150㎞台の球速を維持する選手はなかなかいません。精神的にも強さを増したように見える由規の真の実力が発揮されるのは、これからのはず。高校卒業時から将来を嘱望されていた由規は、ただ再スタートを切っただけではなく、今後、プロ野球を代表する投手としてさらなる活躍をしていくことでしょう。肩のケガが再発しないことだけを願い、その活躍ぶりを応援していきましょう。

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