藤井聡太が天才過ぎる!佐々木勇気五段が舌巻く中学生棋士の凄さとは?

2017年7月5日 更新

藤井聡太が天才過ぎる!佐々木勇気五段が舌巻く中学生棋士の凄さとは?

藤井聡太の天才過ぎるエピソードを総まとめ!

藤井聡太(ふじいそうた)は、中学2年生のプロの将棋棋士(四段)。史上最年少の14歳2カ月でプロ入りを果たした、藤井聡太の天才ぶりが話題になっています。藤井聡太が天才といわれ始めたのは8歳のときのことです。

小学2年生ながら「詰将棋解答選手権」に出場し、プロ棋士でも解けないような難問をものすごい速さでスラスラと全問正解してみせると、将棋界に衝撃が走りました。その後も将棋にのめりこんだ藤井聡太にとって、一番の関心事はもちろん将棋でしたが、小学生の頃の関心事を記したメモには、「尖閣諸島問題、南海トラフ地震、原発」の文字が……。

とても、生まれて10年くらいの子供の頭の中とは思えませんね。また、数字の暗記が好きな藤井聡太は、愛知県の自宅から将棋会館のある大阪までの電車の時刻表を完全に覚えていたそうです。

藤井聡太に佐々木勇気五段が舌を巻いた!中学生棋士の凄さとは?

藤井聡太のように中学生でプロになった棋士は、過去に4人しかいません。今までのプロ棋士最年少記録は、アウトデラックスへの出演で知られる現役最年長の加藤一二三(かとうひふみ)九段が、62年前に記録した14歳7カ月。羽生善治3冠ですら15歳2カ月です。藤井聡太が5歳で始めた将棋は、小学1年生の終わりにはアマ初段になり、3年生で、「全国小学生倉敷王将戦」の低学年の部で優勝。

4年生になると、早速、将棋のプロ養成所こと“奨励会”に入会しています。その後、藤井聡太は、杉本昌隆七段に弟子入りし、たった4年でプロになってしまいました。若手のホープと名高い佐々木勇気五段によると、プロになる前の藤井聡太の将棋は、当時三段だったにもかかわらず、すでに相当強かったそう。プロ棋士の先輩が舌を巻くほどの強さ、それが藤井聡太の将棋の真髄です。

藤井聡太の生年月日や在籍中学校!師匠・杉本昌隆七段とは?

藤井聡太の生年月日や在籍中学校などプロフィールをおさらい

藤井聡太の生年月日は、2002年7月19日で、現在14歳になりました。愛知県瀬戸市在住で、藤井聡太の在籍中学校は、名古屋大学教育学部附属中学校です。藤井聡太の性格は、とにかく負けず嫌いで、将棋で負ければ、いつでも号泣。「将来、将棋のプロにもしもなれなかったら……」という仮定の話もできないほどだとか。

将棋の勝負に固執しすぎるあまり、師匠である杉本昌隆七段にどうしても勝ちたくて、考えに考えすぎて体調を崩したこともあるそうです。そんな勝負の鬼・藤井聡太の好きな食べ物は、刺身、ラーメン、味噌煮込みうどん。小学生の時点で、面白かった本として、百田尚樹の「海賊とよばれた男」、沢木耕太郎の「深夜特急」、椎名誠の「アド・バード」を挙げています。藤井聡太は、小学生のころから歴史やSFなど、幅広いジャンルの小説を読破してきたようです。

藤井聡太の師匠・杉本昌隆七段はどんな人?藤井聡太を弟子にしてみたかった!

藤井聡太の師匠・杉本昌隆七段は、現在47歳。藤井聡太の母親が46歳ですから、ちょうど親子のような年齢差の師弟関係です。藤井聡太の師匠・杉本昌隆七段は、愛知県名古屋市の出身で、東海地方で将棋の普及活動に取り組んでいる、地元で人気のプロ棋士。藤井聡太のことは、「詰将棋解答選手権」での活躍ぶりから、藤井聡太が小学1年生のときにはすでに認知していたといいます。

あまりの才能から、ずっと藤井聡太を弟子にしてみたかったという杉本昌隆七段。藤井聡太がプロになった際には、史上最年少記録を更新しての四段昇格ということもあり、「師匠として喜びこの上ない」と語っています。「東海地方にタイトルを持ってきてほしい」とも語っている杉本昌隆七段は、今後の藤井聡太の成長にも大いに期待しているようです。

藤井聡太は“ポスト羽生”!強さの秘訣は詰将棋にアリ!?

藤井聡太は、強さの秘訣を聞かれ、詰将棋に取り組んできたことを挙げています。「どうすれば相手の王将を捕まえることができるのか」を考えるのが詰将棋で、これを解く力がないと、終盤で形勢が逆転してしまうことも。藤井聡太の詰将棋の実力はといえば、2015年・2016年は、アマチュアながら2連覇を果たしています。

しかし、詰将棋といえば、昔ながらの勉強法。最近の棋士は、もっぱらインターネットやパソコンを用いて、将棋ソフトで、序盤からのリードを狙う研究をするのが主流です。この詰将棋は、藤井聡太にとっては息抜きで、ゲーム感覚で取り組んでいるようですが、詰将棋の名人で、将棋連盟の会長・谷川九段も、「今どき珍しい勉強法では」と藤井聡太を評価しています。

また、藤井聡太の強さの秘訣としては、“極端に負けず嫌いな性格”と、ドブに落ちてしまうほどの“集中力”だと指摘する声も聞かれます。藤井聡太が歩きながら将棋のことを考えていて、ドブに落ちたことは一度や二度ではないそう。天才の作り方を研究しているような、子育てや家庭教育についての雑誌「プレジデントファミリー」にも早くから目をつけられ、小学生ながら特集されたことがある藤井聡太。

そんな雑誌に載ること自体が、藤井聡太の非凡さを表しているようです。羽生善治三冠以来、スター不在といわれて久しい日本将棋界の救世主ともいわれている藤井聡太。 これからも、“ポスト羽生”を目指して、将棋界を邁進していってほしいものです。

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