ウルフルズ解散危機の理由は何だったの?活動休止から復活まで!
ウルフルズ活動休止で解散危機!?そこまでに至った理由に迫る!
ウルフルズは、トータス松本(ヴォーカル・ギター・ハーモニカ)、ウルフルケイスケ(ギター・ヴォーカル・コーラス)、ジョン・B(ベース・コーラス)、サンコンJr.(ドラムス・コーラス)の4人で構成された日本のロックバンドです。
1988年に関西で結成し、1990年に上京。シングル「やぶれかぶれ」でデビューを果たします。6枚目のシングル「ガッツだぜ!!」でブレイクを果たすと、同曲を含むアルバム「バンザイ」は、100万枚を超えるヒット作となりました。しかし、2009年には、突如活動休止が発表され、解散危機に陥ります。
トータス松本は、このまま何十年も続けることに自信はなく、少し休みたいとコメントを発表。真相としては、ウルフルズのほとんどの曲の作詞・作曲を手掛け、俳優業やCM出演にも手を広げていたトータス松本と、他のメンバーとの間に生じていた収入差や、バンドに対する意識のギャップが活動休止の理由のようです。
ウルフルズ活動休止から復活まで!各メンバーの活動は!?
ウルフルズが活動休止してから、復活に至るまでの間、各メンバーは、主にソロ活動を行っていました。トータス松本は、ソロとして、「FIRST」「マイウェイ ハイウェイ」「NEW FACE」3枚のアルバムと、「TRAVELLER」「TWISTIN’ THE NIGHT AWAY」2枚のカヴァーアルバムをリリースし、精力的なライブ活動を展開すると共に、ドラマにも出演。ウルフルケイスケは、全国で単独ライブを実行、不思議で素敵な出会いをテーマに、複数のアーティストとのコラボレーションを行ってきました。
ジョン・Bも、活動休止をきっかけにソロ活動を開始し、ウルフルズ活動再開後の現在も、並行してソロ活動を継続しています。サンコンJr.は、所属事務所のイベントへの出演や、他アーティストのサポートと、自身のバンド活動を通じて積極的にライブ活動をしていました。
このように活動休止中は、四者四様に音楽活動を行っていたメンバーでしたが、ウルフルズ活動再開のきっかけは、トータス松本のライブにウルフルケイスケがゲスト出演したことでした。その後、4人でスタジオ入りした際に手応えを感じたウルフルズの4人は、活動再開を決意します。
ウルフルズ「笑えれば」「バンザイ」歌詞の魅力!おすすめベストアルバムは?
ウルフルズ「笑えれば」「バンザイ」の歌詞の魅力に迫る!
ウルフルズの楽曲は、耳に残るメロディはもちろん、歌詞もまた魅力的です。難しい単語を用いず、シンプルかつストレートな表現で一貫しているのがウルフルズの歌詞の特徴で、ここでは2曲についてご紹介。
「笑えれば」は、辛いことがあっても、終わりに笑えれば良いというポジティブな楽曲です。幼い頃からの夢は簡単には叶わないものの、毎日もがき苦しんだり、好きな人の存在によって奮起したり、というのは誰にでもあるから、とにかく笑っていきましょう、という肩の荷がおりるようなメッセージが込められています。
「バンザイ~君を好きでよかった~」は、リリースから随分経った今でも、結婚式によく使われている曲というのも納得で、歌詞からは、恋人を想う気持ちがあふれ出るかのようです。君を好きでよかった、ずっとずっとハッピー、ずっとずっと2人で、というフレーズが繰り返され、全体を通じて、青春ど真ん中のラブソングに仕上がっています。
誰もが1度はぶつかったことのあるようなエピソードや心境が歌詞に込められているからこそ、ウルフルズの楽曲は、多くの人から共感されるのでしょう。
ウルフルズのおすすめベストアルバムはコレ!
ウルフルズは、デビュー以降、ベストアルバムを4枚リリースしていますが、その中でもおすすめは「ベストだぜ!!」です。収録曲には、「ガッツだぜ!!」「バンザイ~好きでよかった~」「明日があるさ(ジョージアで行きましょう編)」など、ウルフルズの代表曲が網羅されています。
その上、ウルフルズがブレイクする前の曲も収録されているので、初期のウルフルズに特徴的な、人間臭いファンキーさも存分に味わえるのです。リスナーからも「底抜けに明るく、元気が出る」「ロック魂を感じる」「名曲オンパレード」など、好意的な評価が続出。「ベストだぜ!!」は、ウルフルズのヒストリーを語る上では欠かせないベストアルバムに出来上がっています。
ウルフルズ恒例夏ライブ「ヤッサ」を開催!20年目の「バンザイ」と同時に「やっててよかった」!
ウルフルズは、8月27日に、大阪にて、野外ワンマンライブ「クリアアサヒPresents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!2016ヤッサ!20年目のバンザイ~やっててよかった~」を開催しました。「ヤッサ」は、2000年にスタートした、ウルフルズによる恒例イベント。
加えて、2016年は、シングル「バンザイ~好きでよかった~」のリリースから20周年を迎えることにちなんで、このイベントが命名されました。「バンザイ~好きでよかった~」のイントロが流れると、ウルフルズが姿を現し、そのまま舞台を飛び出して、観客に「バンザイ餅」を配るというユニークな演出を実行したウルフルズ。その後は、興奮のるつぼ状態のファンの期待に応え、「バンザイ~好きでよかった~」の演奏に突入。
ヒット曲を連発しながら、最後は再度「バンザイ~好きでよかった~」で締めて、約1万6千人のファンを魅了しました。このライブ、22曲プラスアンコールで3曲という、3時間を超えるボリュームになったそうです。今回の「ヤッサ」のタイトルに「やっててよかった」とある通り、ウルフルズのメンバーが、「やっててよかった」と今思えているのであれば、再結成は成功だったことになります。
一時的な活動休止と、それぞれのソロ活動を経て、ウルフルズ4人の結束力がさらに強まったことは間違いなさそうですね。